四季を詩織る

雲と風と花を追いかけて

幸せの向こう側

2016-02-29 08:38:47 | 日記

苦しみの山の向こうにしあわせと信じた冬路に春はみえねど


苦しみの向こうに夢を託し


悲しみも苦しみもひたすら耐えて



冬路を越えて見上げて視れば



昨日も今日も・・・そして明日も



大きくうねる 雲波が押し寄せる。


潰れそうな夢と期待を抱いて


今日も明け行く・・



きっと春は来る・・・


花びらが褪せても


じっと耐える薔薇の蕾に励まされる。


蕾のままで膨らむ身構えで


冬路を越えた薔薇が庭先にじっと佇む。









陽炎 笑み

2016-02-27 08:16:05 | 日記

陽だまりに降りくる春がはじけ飛ぶ庭にかげろうつばきの笑みに


嘘と真実が入り乱れるように


春かと思えば凍える粉雪


凍える冬かと構えれば


ほっこり陽溜まる・


春を生み出す雲の波は


蒼い空の海をどう舵を取るのだろう。


未練と不安を抱く雲の悩みは


里の悩みかも知れない。



光と風に移ろえば

2016-02-26 08:19:40 | 日記

めぐり合う光と風に移ろえば待つ春こごえ粉雪の朝


寒くとも


如何にあやつる


我が視線


舵とる軸足


わが胸に据え




歌に沿い


リズムを生めば


凍える日


粉雪溶けて


待つ春 温む





光彩が


あやつるしらべ


歌詠みと


奏でるひと日を


言のしらべに





寝待ち月

2016-02-25 08:57:44 | 日記

闇だけの命かがやく寝待ち月あらがいなき夜の憂き身をいやす


闇だけの光の命の儚さ・・・・


そうじゃない・・・


闇を照らせる命の尊さ・・・


マイナス志向の視線を削ぎ・・・



プラス志向の視線が


爛爛と輝きを増し


悠々と流れて行く月を追う・・・


夜明けを惜しむように


浮き雲の合間をかすめて



西の空に遠のいて行く。