四季を詩織る

雲と風と花を追いかけて

愁いに沈む

2016-09-29 14:42:00 | 日記

陰りゆく愁いにしずむ秋の影漫球沙華映えて秋を奏でる


何気なく投げかける視線に


刺激と彩が欲しい。


濡れた茂みが泥に塗れて


秋が濁って重く圧し掛かる


背も心も足も重く


泥濘の庭に足は彷徨う・・


しずくに映える


漫球沙華の写真が届き



眩しくさざなむ秋の音が聴こえた。




うずく夢ゆめ

2016-09-24 08:50:10 | 日記

淡き月浮かぶ朝空濡れた眼にうずく夢ゆめ秋野に急かす


うっすらと白む朝の庭に


虫の声が


私を誘う・・・


秋を感じたい疼く胸を抱いて


ふと見上げた空に


朝月がぽっかり浮かぶ。


暫くぶりのときめきと興奮が背中を走った。


秋だ・・・


山々が色づいた装いに包まれて居る筈・・


今日はドライブしよう・・・


疼く夢が背中に溶けて行く





ひびく鼓動

2016-09-22 14:23:43 | 日記

言の音の素肌にそえばふるえたつひびく鼓動の秋のかおりが


雨・・・雨が視線を塞ぎ


静かな鼓動に


侘しさが漂う・


指先に魔法の杖が舞い込んだように


素敵な詩が飛び込んで来た。


素肌のままの


衣を纏わない言の音が


真の命が舞うと・・・












みだれ足

2016-09-18 11:03:40 | 日記

うすき影寄り添う秋陽にみだれ足秋雨悲し叶えぬ満月

心待ちにした満月の夜・・・・


忘れえぬ満月として


しっかりこの眼に刻みたくて


毎日・・毎夜・・・予報と


睨めっこしながら


晴れて欲しい。


雲間に覗く月でも良い。


望みは雨に流れてしまうのか・・・


秋を抱き


満月の興奮を味わいたかった・