アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

幻の民サンカ 其の14 山窩とは、何か?

2015年08月07日 | 近世の歴史の裏側

山窩(サンカ)とは何か

 

 山窩とは、日本の山間部を生活の基盤とし、夏場の川魚漁、冬場の竹細工を主たる生業としながら

山野を渡り歩く漂泊民である。その生活実体は十分につかめてはいないが、生産技術や社会関係、

信仰といった生活様式が平地民とやや異なり、平地の住民からは異端的に見られていた。

サンカは戦争のたびに定住を強制され、ついに太平洋戦争を境にして不明となったといわれる。

民俗学の祖柳田国男がサンカについて記述したが、柳田は警察官からサンカについて聞いたという。

作家でサンカ研究家である三角寛も、サンカを知るきっかけは警察だった。三角寛は、彼らを独特な

文字や掟(おきて)、伝承、厳格な組織を有する社会集団として描き、肉体的にも異能の持ち主と、

している。

つづく