ドレス職人の晩ごはん

わおねおです。

胸が痛い。

2006-03-16 13:09:32 | 今日のできごと



今日もなぐりがきのひとり言です・・・

昨日は、長男。保育園のマラソン大会でした。宝ヶ池の方で2キロ?
くらいなんかな、よおわからんけど、走ってきた。
アップダウンもあるらしく過酷なレースらしいけど、
「ボク金メダルとりたい」と言ってこの日のために
保育園の行き帰り、まあ自転車で5分位やけど私は自転車で
長男は走ってトレーニング?して通園してた。

「もっと足しっかりあげて、腕振って!」ってワタシも声かけながら
ここ数日間がんばっとおった。

そして、当日、体調はバッチリ!ええとこいくんちゃうかな~(* ̄ー ̄*)
と私も期待しつつ「お仕事だから応援いけないけどがんばってね~」と送り出して
迎えにいって・・・結果はなんと!!42人中・・・・








42位!!
ガクーン。_|+_+|_

帰ってきたとき長男は疲労と悲壮感で顔色はすごく悪く
なんともいえない悲しい顔をしてた。。。

応援に行ってたママ達に話をこっそり聞くと、お腹痛いのか
途中で座り込んでしまって、何とか走っても、また歩いて
少し走って、また歩いてしまって・・・体調悪そう・・・みたいだったと。

泣きながら泣きながら、ひとりで遅れてなんとかゴールしたらしい。
もうそれを聞くと、かわいそうでかわいそうで・・・o(≧~≦)o
もうゴールして見ていたクラスの子も口々に
「○○君かわいそう~」って声がでてたらしいけど
先生は「かわいそうじゃない!がんばったはるんやからかわいそうじゃない!」
と言い聞かせてはったらしい。

帰ってきたクラスのお友達は私を見つけると、ほんとにまったく悪気はなく

「○○君、いっちばん最後やった!ワタシは○位~!」

「ボク○等やった!○○君はベベやってん」

「○○君のおかあさ~ん。○○君遅かったの~!!」

って、結果を口々に教えてくれた。
長男は蒼白なこわばった顔してそばにいたので、
「そっか~みんながんばったんやねぇ~」
といいつつも、急いで逃げるように帰ってきてしまった。

うちについても、ドヨーンと暗い雰囲気で何も話したがらない長男。
とりつくろって、けたたましく、「頑張った事に意味があるんやから、いいんやで!
自信もったらええんやで、えらかったんやで!」
といいつつ、涙目で素直にうなづく長男を見て私も涙がでてきた。

晩ごはんの支度をはじめるも
なんともいえない表情で放心状態でいる長男にこれ以上なんと
声をかけていいかわからなかった。
空気がほんと、つまってきて思わずワタシの口から出た言葉が
「オモチャ買いにいこ!」
「今日はメチャクチャがんばったんやからご褒美に今からオモチャ買いにいこ!」
といって、御飯の支度ほっぽらかして自転車で家を飛び出した。
おもちゃ屋さんを2つまわって、気に入ったオモチャをなんやかんや
かってやった。たちまち表情が明るくなった。
帰り道「おかあさん・・・ありがとう・・・」っていった。

それから、御飯食べて
もう仕事はいっさいしないで、思いっきりテンション上げていっしょに遊んだ。
お風呂はいってお布団はいって一緒に眠った。

もう本人はそんなに引きずってはないと思うけど
朝、リュウタも、長男もそのことについては何も語らず。
リュウタが仕事に出かける寸前「いってきま~す。」といってから
「・・・おとうさん・・・ボク42位やった・・・」
と告白した。「最後まで走れてがんばったやん。それでええ」

親ばかかもしれんけど、過保護かもしれんけど
やっぱり、泣きながら泣きながらやっとの思いでゴールした姿を想像すると
こらえきれずに涙がじわっとわいてしまう。

先生に「体力がたりないのでしょうか」と聞くと
「気力」のほうだと言われた。確かにそうかもしれない。
男やったらがんばれとか、負けるなとか
うちはそういう言い方は誰もしない。

まして結果が最悪であの、あんな悲しい表情してる我が子に
「なんでもっとがんばれなかったの?」
なんてことはワタシは死んでもよおいわん。

これでは、大きくなってへなちょこな大人になってしまうやろか。。。。
運動会でのかけっこもベベ。お相撲もマケ。運動がイマイチなのは
確かのようなので、なにか運動させた方がいいかもね。ってのは
ちょっと頭にはよぎってるけど・・・
ワタシも運動神経が悪くて子供の頃は体育が大嫌いで
やっぱり、ベベのことも多かった。

話がまとまらんけど、こんなことがあったん。
オカアサンは胸がいたかったよ。
なにもしてあげられへんでごめんな。

写真はオモチャについてためっちゃちっこいカブトとザビー。
まだ小さい手ににぎってねてた。