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交通事故で即死の母狐から救い出された赤ちゃん

2019-05-28 06:03:46 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

全英注目!交通事故で即死の母狐から救い出された赤ちゃん 

2019年5月18日(土) 日刊ゲンダイ

(「Wild By Nature Photography」のフェイスブックから)

 【もぎたて海外仰天ニュース】
車にはねられて即死した母キツネから帝王切開で4匹の赤ちゃんが救い出され……その成長ぶりに注目が集まっている。

 

英BBC(5月15日付電子版)などによると、英国南部ヘイワーズ・ヒースで農場を経営しているクリス・ロルフさん(24=写真右)は今年3月、車で帰宅途中に、別の車にキツネがはねられる瞬間を目撃。
はねた車はそのまま走り去ったが、クリスさんは車を停め、キツネの様子を見に行った。
キツネはすでに死んでいた。
しかし、キツネの下腹部が動いていて、クリスさんは農場で家畜を世話してきた経験から、「お腹の中に赤ちゃんがいるんだ!」と気がついた。
クリスさんは応急の帝王切開手術を行い、4匹の赤ちゃんを取り出し、すぐに帰宅。
母親のジーンさん(51=同左)に渡した。
ジーンさんは、これまでにウサギやハリネズミ、それにキツネの赤ちゃんを育てた経験があったのだ。
2人はすぐに4匹の体を洗い、乾かし、温かい状態に保った。そして20分おきに犬の乳を与え始めた。
「息子は『ダメかもしれない』と言ってましたが、とにかく最善を尽くしました。そして奇跡的に4匹は生き延びました」とジーンさん。
それから5週間、昼夜なく3時間おきに授乳を続けたおかげで、4匹はすくすくと成長。
4匹はメス1匹とオス3匹。
それぞれビスケット、ジンジャー、リトルティップ、ビッグティップと名づけられた。
ジーンさんは写真愛好家で、「Wild By Nature Photography」と題したサイトとフェイスブックを運営。
撮影した野生動物の写真を投稿している。
4匹の成長の様子も記録されていて、注目を集めている。
4匹は成長したら野生に戻される予定だ。
ジーンさんはBBCに次のように語った。
「個人的には、この子たちを手放すのはものすごく、つらいものがあります。でも、野生動物ですからね。育てている目的は、この子たちを野生に戻すことです。2度目のチャンスを生かし、いるべき場所で長生きし、幸せな一生を送ることを願っています」
4匹は、5月末に生後10週間になったら、傷ついたキツネを保護し、治療して野生に戻す活動をしている慈善団体「ザ・フォックス・プロジェクト」に引き渡される予定。
そこで徐々に自然に慣らしたうえで、野に放たれる。


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