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介助犬シンシア紙芝居上演へ

2019-05-27 05:55:01 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

介助犬シンシア紙芝居上演へ
 東京五輪備え 身障者補助犬法成立17年 

2019年5月21日(火) 毎日新聞 

公共施設や交通機関などに盲導犬や介助犬、聴導犬の受け入れを義務付けた「身体障害者補助犬法」の成立から22日で17年。
法成立の立役者となった介助犬シンシアの紙芝居作りを兵庫県立ピッコロ劇団が進めている。
来年の東京五輪・パラリンピックで補助犬使用者の来日が見込まれる中、いまだに補助犬の同伴を断る飲食店やタクシーもあり、劇団は「全国へ理解の輪を広げたい」と意気込む。
【高尾具成】

 
制作中の紙芝居「グッドガール シンシア」を持つ風太郎さん(左端)と木村佳友さん、美智子さん夫妻と介助犬デイジー=兵庫県尼崎市のピッコロ劇団事務所で、2019年4月28日午後2時44分、高尾具成撮影

シンシアは雌のラブラドルレトリバー。
訓練を経て1996年、国内3頭目の介助犬に認定された。
オートバイ事故で車椅子生活を送る兵庫県宝塚市の木村佳友さん(58)に付き添い、必要な物を取ったり、ドアの開け閉めをしたりして助けた。
一方で、障害者の自立や社会参加の促進を訴える木村さんと講演に出向き、介助犬として初めて国会を「傍聴」するなど、2002年に補助犬法が超党派の議員立法で成立・施行されるのに大きな役割を果たし、06年3月に死んだ。
同県尼崎市を拠点とするピッコロ劇団は、東京五輪・パラリンピック前の来年2月に「さまざまな個性や価値観が共生する社会について考えてほしい」と、シンシアをテーマにした「夢をみせてよ」(仮題)の公演を企画。
多くの人に関心を持ってもらうため、紙芝居も作ることにした。
俳優で美術の専門家でもある風太郎(ぷうたろう)さん(56)が木村さんや妻美智子さん(57)からエピソードを聞き取って温かみのある絵にまとめ、セリフをつける。
タイトルは「グッドガール シンシア」。
木村さんが介助を受けるたびにシンシアにかけた言葉から取った。
風太郎さんは「シンシアは木村さん夫妻や世の中をどのように見つめていたのだろうか、と想像を膨らませながら作っている」と語る。
現在「日本介助犬使用者の会」会長で3代目の介助犬デイジーと暮らす木村さんと美智子さんは試作を見て「かわいく、やんちゃで、いたずら好きだった幼い頃のシンシアを思い出して涙がこぼれそうになった」という。
厚生労働省によると補助犬の実働頭数は3月現在、全国で1074頭(盲導犬941頭、介助犬65頭、聴導犬68頭)。
だが、NPO法人「日本補助犬情報センター」(横浜市)が民間企業と昨年、飲食店や宿泊業などのサービス事業者を対象に実施した調査では、7割が「補助犬法の名称も内容も知らない」と答えた。
紙芝居は来月上旬に完成の予定。
劇団は各地の図書館で上演するほか、動画を投稿サイト「ユーチューブ」にアップし、自分たちで上演したいという人に絵と原稿を提供することも検討している。
問い合わせはピッコロ劇団(06・6426・1940)。 

  

紙芝居「グッドガール♪シンシア」 

介助犬「シンシア日記」by WORDPRESS 

投稿日 : 2019年4月29日 



昨日は、ピッコロシアターへ行ってきました。
でも、観劇ではないんです。
来年2月に、シンシアにまつわる舞台が上演されるのですが、それに関連して、介助犬の普及啓発のために、紙芝居「グッドガール♪シンシア」を、劇団員の風太郎さんが製作して下さることになり、その打ち合わせです。
シンシアの本を3冊も読んで、事前に絵コンテも送って下さっていたので、修正や追加などは伝えてありました。
今回は、完成した最初の3枚だけですが、紙芝居を実演してくれました。

  

デフォルメされていますが、かわいいシンシア、やんちゃなシンシア、いけずなシンシアが表現されていますし、プロの俳優さんの台詞なので、感情がこもっていて、引き込まれました。
まだ、具体的な公開方法は何も決まっていませんが、▽小学校への出前授業(紙芝居)▽風太郎さんの紙芝居と僕&デイジーの講演のコラボ▽ワークショップを開催して、希望者自身に紙芝居を色々なところで披露してもらう▽Youtubeに紙芝居の動画を公開する、などなどを検討して、子供だけでなく、多くの人に見てもらい、介助犬への理解を深めてもらいたいです。
今回の打ち合わせの様子は、毎日新聞にも掲載される予定です。

(追伸)
風太郎さんは俳優さんですが、学生時代は画を専攻されていたそうで、紙芝居のほか、視覚障がい者用音声ガイドの台本やナレーションなども手がけているそうです。
それと、風太郎は「ふうたろう」と読むと思っていたのですが、「プータロー」だそうで、名刺にも「PUTARO」と書いてありました。
「プータローは、就労可能な年齢等にありながら無職でいるものの俗称(Wikipedia)」なので、「プータローさん」と呼ぶのは、なんとなく気が引けました・・(笑い)




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