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岐阜県のご当地犬“美濃柴犬“の繁殖に成功

2022-01-09 06:03:57 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

岐阜県のご当地犬“美濃柴犬“の繁殖に成功
 絶滅のピンチを救うのは高校生!? はじめての子犬の世話で大忙し!

2021年12月16日(木) 中京テレビNEWS


岐阜県のご当地犬“美濃柴犬“

岐阜県の天然記念物に指定されている“美濃柴犬”。
一時は絶滅も心配された珍しい犬ですが、地元の高校生が見事、繁殖を成功させました。


美濃柴犬・夕(メス・2歳)

岐阜県のご当地犬“美濃柴犬”。
ピンと立った三角の耳に、赤みを帯びた美しい毛並みが特徴で、県の“天然記念物”に指定されています。
「夕日に当てると真っ赤なんです。こういうきれいな色をした犬をあまり見たことなくて、ぜひ飼いたいなと」(夕の飼い主 安江清仁さん)


美濃柴犬・健太郎(オス・3歳)

佐藤さんのお宅でも美濃柴犬を飼っていて、家族にとって「かわいい最強のアイドル」なんだそうです。
「岐阜県は、あまり誇れることは何もないと思っていたので、こういうカワイイ犬がいるんだなと、うれしかったです」(健太郎の飼い主 佐藤知重さんの長女)


佐藤さんと美濃柴犬・イチロー(当時)

実は、佐藤さんは、子どものころにも美濃柴犬を飼っていたといいます。
「イチローがかわいかったので、あんなカワイイ犬だったら、もう一回ということで、夫も好きだったので、あれはイイ犬だからまた欲しいねと」(佐藤知重さん)
愛される岐阜のご当地犬ですが、かつて、絶滅の危機に陥ったことも…。
「戦時中に食糧事情や毛皮をとるために、犬であっても国に供出させられたらしいんですが、一部、山間部で隠していたのを、戦後になって集めながら(守った)」 「通常言われる柴犬は全国で900万頭ですが、岐阜の美濃柴犬というのは、私たちの組織の中では260~270頭しかいないと思います。保存会を作って残さないといけない」(美濃柴犬の保存会・片岡繁樹さん)


大垣養老高校 美濃柴犬研究班

頭数が激減したため、繁殖も難しくなった美濃柴犬。
そのピンチを救うかもしれないのが、3年前に大垣養老高校で発足した「美濃柴犬研究班」です。
11月、初めて繁殖に成功。
2頭の母親から、あわせて6匹の赤ちゃんが生まれたのです。
「はじめて出産するところを見ましたが、感動的でした」 「杏の出産をみましたが、ちゃんとお母さんをしていて、すごいなと思いました」 「大変ですが、かわいいので、みんなで楽しくやっていけます」(大垣養老高校 美濃柴犬研究班)
エサは手作りの離乳食。
授業の合間の限られた時間に与えます。
材料は、計量カップやスプーンで1グラム単位まで厳密に計り、栄養バランスも考えています。
溶かす水は、子犬がお腹を壊さないように温めるなど、手間を惜しみません。
学校が休みの日も、体調の変化を逃さないように交代制で行い、日誌も付けているんです。


美濃柴犬研究班 顧問 幅上佳那 先生

顧問の幅上先生は、美濃柴犬の飼育で生徒たちに、あることを学んでほしいといいます。
「命なので、休みがない。ワンちゃんは1年に多くて2回しか発情がこない生き物なので、そこに携わった生徒はその瞬間を大切に、命を大切に育ててほしいと思います」(美濃柴犬研究班 顧問 幅上佳那 先生)


美濃柴犬研究班 リーダー 伊藤眞鈴さん

「こんなかわいい美濃柴犬が生まれた岐阜県が、すごく好きだなぁって思って。すごく私たちも大事に育てているので、いろんな人に知ってもらいたい」(美濃柴犬研究班 リーダー 伊藤眞鈴さん)

絶滅も心配された美濃柴犬 高校の研究班が繁殖に成功 岐阜・大垣養老高校 - YouTube


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