自宅で猫2匹を殺害した奈良県の元嘱託職員に有罪判決「生命を軽視」
2018年8月9日(木) 産経新聞
自宅でネコを殺害し死骸を捨てたとして、動物愛護法違反と廃棄物処理法違反の罪に問われた奈良県文化資源活用課の元嘱託職員、渡辺将隼(まさたか)被告(26)=奈良市西大寺東町=の判決公判が8日、奈良地裁で開かれ、重田純子裁判官は「愛護動物の生命を軽視した悪質な犯行」として懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。
判決理由で重田裁判官は「仕事のストレスを抱える中で、飼い猫がいうことを聞かないことに怒りを募らせ、残酷な暴行を加えて殺害した」と指摘した。
判決によると、渡辺被告は平成29年11月17日~12月2日ごろ、自宅でネコ2匹を殺し、同市内に捨てた。
飼い猫を殺害した元奈良県嘱託職員に有罪
「自分勝手な理由」に怒号相次ぐ
2018年8月9日(木) しらべぇ
人間の勝手で動物の命を奪うことは、あってはならないことだ。
自宅で猫を殺害し死骸を捨てたとして、動物愛護法違反と廃棄物処理法違反の罪に問われた男に、有罪の判決が下された。
インターネット上では、男の残忍な犯行に、「読むに堪えない内容」「本当に許せない」など怒りの声が相次いでいる。
■ストレス発散のため、飼い猫に暴行
報道によると、今回、有罪判決が下されたのは、奈良県文化資源活用課の元嘱託職員の男(26)。
平成29年11月17日から12月2ごろにかけ、自宅で飼い猫2匹を殺し、奈良市内に遺棄した。
奈良地裁では、「仕事のストレスを抱える中で、飼い猫がいうことを聞かないことに怒りを募らせ、残酷な暴行を加えて殺害した」と判決理由を指摘。
「愛護動物の生命を軽視した悪質な犯行」として懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡されたとのことだ。
■ネットでは「本当に許せない」と怒りの声
今回の報道を受け、「Yahoo! ニュース」では、「読むに堪えない内容」「本当に許せない」などの声が続出。飼い猫に暴行を加え殺害するという残忍な所業に、怒りを抑えきれないようだった。
「読むに堪えない内容。飼い猫によくそんな酷いことができるな。仕事のストレスを和らげてくれるのが猫なんだよ」
「そもそも猫なんて、いうことを聞かない生き物やんか・・・。わかってて飼ったんじゃないの?」
「動物に対して虐待したり殺害したりするやつって、本当に許せない。すごい怒りがこみ上げてくる」
「飼い猫を惨殺するなんて考えられない。猫が好きだから飼ったんじゃないの? いうことを聞かないのが猫・従順さを求めるならば、犬を飼うはず」
■下された判決が「軽すぎる」と疑問の声も
また、今回被告人に下された執行猶予付きの判決に対し、「罪が軽すぎる」とのコメントも寄せられた。
「執行猶予なんかいらないと思うぞ」
「軽すぎる。どんな理由があっても実際に殺せるって普通じゃない。ずっとマークしててほしい」
「刑が軽いからどこでも繰り返される」
「執行猶予はいりません。さらなる厳罰化を願いたい」
■動物に虐待をした経験がある人も・・・
しらべぇ編集部では以前、全国20~60代のペットを飼ったことがある男女869名を対象に「ペットをいじめた経験」についての調査を実施。
その結果、全体のおよそ2割の人が、「いじめたことがある」と回答していた。
(©ニュースサイトしらべぇ)
今回報じられた、飼い猫を暴行して殺害するという耳をふさぎたくなる残忍な行為。
適切な処罰がなされ、同じような事件が繰り返されないようになることを願いたい。
(文/しらべぇ編集部・音無 まりも)
【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代〜60代のペットを飼ったことがある男女869名
罰金で済まなかったのはよかったというところでしょうが・・・厳罰化が望まれます。
傍聴に行かれた方のFBに、裁判の内容がアップされています。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=443306479493873&id=100014435741643
執行猶予期間は実家の親元で、母親が監視するとのことです。
この方の印象としては、被告人は反省しているようには見えなかったそうです。
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