動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

岩合光昭「世界ネコ歩き」が映画に

2017-10-24 05:52:51 | ドラマ・映画

ネコの本能にハッとした! 岩合光昭「世界ネコ歩き」が映画に〈週刊朝日〉

2017年10月20日(金) AERAdot.



NHK BSプレミアムの人気番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」が、テレビ画面を飛び出して大スクリーンに!
津軽のリンゴ農園で生まれたコトラの子猫たちをめぐる1年を中心に、海外6カ国の猫を追った劇場版。
21日の公開を前に、岩合さんに番組づくりの裏話や撮影で意識していること、そして猫を撮る思いについて明かしてもらった。
* *  *

──映画化の話はいつから進んでいたのですか。
2016年の春です。
NHKを通じて、映画会社から打診がありました。
僕たちの画面づくりは、画面構成などがもともと映画仕立てなので問題ないと思いましたが、テレビ用のカメラで撮影しているので、画質が映画館の大スクリーンに耐えうるかどうかが不安でした。
すぐにテストをして大丈夫だとわかり、胸をなで下ろしました。

──津軽のコトラ一家を中心に据えるというのは、映画会社からの提案ですか。
いえ、ディレクターと相談しました。
世界各国の猫たちをオムニバス形式にするだけでは、わざわざお客さまが映画館に足を運んではくださらないだろうから、一本柱が欲しいなと考えて、最も長い期間撮影した津軽に決めました。

──映画にはオムニバス部分も残されていますね。
劇場版世界ネコ歩きだからね、世界に行かないと(笑)。
でもね、世界のパートがあることで、観ている方の気持ちも、かえって津軽の猫たちに入り込んでくれるんじゃないかという思いもあったんです。
それで、今年7月、追加撮影のために津軽を訪れました。
追加分は、観てくださる方の心情を意識して撮っています。

──はい、冒頭の場面と重なって、ジーンときました。
不思議ですよね、カメラって。
撮っている人がジーンとしていないと、観る人も絶対にジーンとしてくれないんですよね。

──撮影中に岩合さんが猫たちにかけている声が、観ている私たちの気持ちと重なるなと感じます。
たとえばリッキー(コトラの子)を撮りながら、僕自身が、ファインダーが涙で曇るんじゃないかと思ったくらい感動していましたからね。

──動画と写真はどう撮り分けているのですか。
動画のカメラは基本的に三脚につけてあるし、一度録画ボタンを押せばまわっているので、一瞬であれば、同じ位置でスチール(写真)を撮ることもできるんですよ。
ちょっと引きの絵を動画で撮って、その間に、スチールを撮る。
寄りだと猫が動いたらフレームアウトしちゃうから(笑)。
でも、悲しいかな、いちばん肝心なところは、スチールでは撮れない。
自分は動画を撮りに来ているんだ、という意識を常に持たないといけないと思っています。

──そういうとき、ふっと写真家の意識に戻ってしまうこともあるのですか。
うーって唸ることも正直言ってあります(笑)。
でも、スチールを撮っているときに、ああこれ、動きを撮れたらなっていうときがいままでもたくさんあった。
それが、テレビ番組を通じてできるようになったっていう喜びのほうが大きいかな。

──動画の撮影はこの番組が初めてですか。
いえ、以前から撮っていました。
猫じゃなくて、自然番組ですが。
1980年代の終わり頃だったか、クジラが縁でNHKの番組に関わらせていただくようになり、けっこう動画歴は長いんです。
でもこれからは、動画からスチール写真が切り出せるようになりますよ。
2020年を境に8Kが主流になってきますから。

──4Kでも可能では?
可能ですけど、4Kの画質はまだポジには及ばない。
8Kなら完全にできるようになります。
そうしたら、一瞬を切り取る写真家はいらなくなっちゃうね(笑)。
でも、そういった意味で、スチール写真家としての目や経験を動画撮影に生かせているなとは思いますね。光の計算の仕方だとか、画面構成だとか。

──映画の場面一つひとつが「絵」になっていました。
でも、そういう時代も、変わってしまうのかなとも感じています。
僕なんかは、絶滅危惧種かもしれない。
ずっと、本能と感性で撮影をしているんですけど、周囲が少しずつ頭脳プレーに変わってきている。
たとえば、いまのハリウッドの劇場用映画なんかは計算しつくされていて、確かに映画としてはすごく迫力があって興味を惹かれるんですけど、僕らの世代からすると、人間的なものはどうなってしまうのかって思うんです。
映画も、人間性を失っちゃいけない。
ノーベル文学賞をカズオ・イシグロさんが取ったのは、やっぱり彼の書きたいものが人間の神髄だからだと思うし、それを失ったらダメだからなんだと思いますね。
先ほども言ったけれど、カメラマンって、自分の見て感じていることが、やっぱり画面に出ちゃうんですよ。
それこそがドキュメンタリーで、演出された劇場用映画と違うところなんだろうと。猫は演出できませんしね(笑)。

──猫は思いどおりにならないこともありそうですね。
思いどおりにならないことのほうが多いですよ(笑)。
リサーチしてから海外ロケに行っても、猫に会えないこともけっこうあります。
特に野良は大変で、映画にも登場するシチリアのドメニコには3時間くらい会えなかったし、ニューヨークの白猫ホワイトスライスなんて7時間待ちましたから(笑)。
本当に猫は犬と違うんですよね。
犬はある程度言うことを聞いてくれるけど、猫はむしろ、僕たちの望んでいるのと反対のことをしてくれることが多い。
でも、それが猫の魅力でもある。
毎回新しい発見があるから面白いし、観てくださる方の琴線に触れるシーンになるような気がしますね。
僕たちがハッと思わないと、感動につながらない。

──岩合さんがハッとされた、初めて見た場面は映画中にもありましたか。
短時間にとてもたくさんのネズミを捕るのを津軽で初めて見ました。
1匹捕まったなと思ったら、すぐ次を捕まえてきて。おなかがすいていなくても、チャンスがあれば捕るんだなって。狩猟本能なんでしょうね。

──そういう驚きも含めて、いちばん印象に残っている猫、もう一度会いたい猫はいますか?
僕は常に過去より未来のことを考えているから、次に会う猫のほうが気になるけれど・・・でも、ドメニコにはもう一度会いたいかな。
ホワイトスライスも、ピザ屋が閉店しちゃって、どうしてるかなと気になる。
でも猫はたくましいから、元気でいてくれると思います。

──まだ訪れていない国で、猫を撮りたい国は?
もちろんまだまだたくさんありますよ。
人が暮らしているところには絶対に猫がいるっていうのが僕の考えですしね。

──具体的には?
そうですね・・・先日、京都でワインを造っている友人に、フランスに猫がたくさん暮らしている城があると聞いたので、興味がありますね。
お城がひとつ全部猫だらけなんだそうです。
ただ、現実に行って見たら、えっ、これ?ってがっかりすることもあるので(笑)、想像を膨らませすぎないようにしています。

──映画を鑑賞する方へのメッセージをお願いします。
五感で楽しんでいただけたら。
頭ではなく、体で、楽しんでいただけたらうれしいです。

(構成/伏見美雪)
※週刊朝日 2017年10月27日号

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岩合光昭(いわごう・みつあき)
1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982~84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。2017年10月21日から映画「劇場版岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち」公開予定。


犬映画の名匠が贈る“転生した犬と飼い主のラブストーリー”

2017-10-06 06:02:39 | ドラマ・映画

犬映画の名匠が贈る“転生した犬と飼い主のラブストーリー”
 その切な可愛さに悶絶!

2017年9月28日(木) 

スクリーンから溢れでてくる、犬の一途な思い
犬や猫に限らず、ペットを飼ったことのある人なら誰でも1度は思うはず。
「ねぇ、なに考えてるの?」。
『僕のワンダフル・ライフ』は、そんな永遠に答がわからない問いに、ちょっとしたヒントをくれるかもしれない。

アカデミー賞ノミネート作『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』(85年)や、『HACHI 約束の犬』(09年:邦画『ハチ公物語』のアメリカ版リメイク)で、犬と人間を描いてきたラッセ・ハルストレム監督が、犬の一途な想いをスクリーンから溢れさせたのが、最新作『僕のワンダフル・ライフ』(9月29日全国ロードショー)だ。

ゴールデン・レトリバーのベイリーにとって飼い主のイーサンは、命の恩人にして最愛の人。
楽しいことも辛いことも、一緒に乗り越えてきたけれど、犬の寿命は人のそれよりも短い。否応なしにやってくる別れの時・・・
けれど、ベイリーの魂は死なない。
別の犬の姿になってこの世に生まれ変わってきたのだ。
なぜって、夢破れ、愛する人も失ってしまったイーサンのことが心配だから。



ところが、ベイリーが送るのは別の“犬生”ゆえ、そう簡単にイーサンとは再会できない。
生まれ変わるごと、警察犬(シェパード)になって活躍したり、孤独な女性の癒し(コーギー)になって美味しいおやつをたくさんもらったり。
そして、遂にイーサンとの再会を果たす時がやってくる!!
・・・のだけれど、ただでさえ見た目はセント・バーナードとオーストラリアン・シェパードのミックスに変わっているベイリーに、イーサンが気づくはずもない。
そもそも犬が生まれ変わるなんて、頭の片隅にすらない。
それでもベイリーはめげない。
「イーサンを愛し、幸せにするのが僕の役目なのだ」と、心に誓って大奮闘。
ベイリーはその役目を全うすることができるのか、そしてイーサンはそんなベイリーに気づくことができるのか。

飼うことと、家族として信頼関係を結ぶことは別
4頭の犬たちが演じたそれぞれのベイリーは、それぞれにチャーミングで、愛おしい。
カメラがベイリー目線で捉える世界も、おもしろい。
ベイリーの声を担当したのは、『アナと雪の女王』でオラフを演じたジョシュ・ギャッド。
喜怒哀楽の表現が豊かでユーモラスなベイリーの心の声を、生き生きと聞かせてくれる。
「うちの犬もこういう時があるけど、そうか、こんなこと思っているのか」と素直に思えてしまうから、不思議だ。大人になったイーサンを演じたのは、渋味のある演技派デニス・クエイド(『エデンより彼方に』『オールド・ルーキー』『ニュースの真相』など)。
幸せになることを諦めている、そろそろ初老期にも入ろうかという無骨な男がよく似合う。



犬にとって飼い主は絶対だ。
ご飯も散歩もトイレも、言ってしまえば、生きていくことすべてが飼い主次第だ。
けれど、飼育することと、信頼関係を築き家族や仲間として暮らしていくのとは全く別。
ベイリーがイーサンを追い続けたのは、彼にとってイーサンが大切な人だったから。
そして、なぜそんなにもイーサンが大切だったかと言えば、イーサンにとってもベイリーが大切な存在だったからに他ならない。
ひとりと1匹の間には、強い信頼関係があった、というのがこのお話の大前提であることは言うまでもない。
だから、イーサンに気づいてもらえなかったとしても、ベイリーのひたむきな気持ちは変わらない。
おやつやおもちゃと引き換えなんかじゃない、ただシンプルに「愛する人を幸せにしたい」と願うベイリーの健気な姿を見ながら、あなたの胸にこみ上げてくるのは、どんな思いだろうか。
私は本作を観終わった後、こぼれてしまった涙をぬぐいながら、早く家に帰って愛犬を抱きしめたくてたまらなくなった。
我が家にやってきて生後5か月の保護犬「あんこ」。
私たちにしかできない連携プレーも練習しなくちゃ!
文=赤尾美香/Avanti Press

【画像】高齢タレント犬のめんまちゃん


映画「僕のワンダフル・ライフ」

2017-09-24 05:26:42 | ドラマ・映画

4匹だけど同じ犬!
 キュートな名演収めた「僕のワンダフル・ライフ」特別映像公開

2017年9月20日(水) 映画com



すべての犬が映画初出演

 「HACHI 約束の犬」「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督の最新作「僕のワンダフル・ライフ」の特別映像が、公開された。
劇中に登場する4種の犬のキュートな姿を収めている。
小説家W・ブルース・キャメロン氏が、愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説「野良犬トビーの愛すべき転生」が原作。
愛する飼い主に再会するために、50年の間に3度生まれ変わるゴールデンレトリーバーのベイリーの旅路が情感たっぷりに描かれる。
ニュージーランド出身の新星K・J・アパ、「オーロラの彼方へ」のデニス・クエイド、「トゥモローランド」のブリット・ロバートソン、「ツイン・ピークス」のペギー・リプトンらが出演する。
「アナと雪の女王」のオラフ役や「美女と野獣」のル・フウ役で知られるジョシュ・ギャッドが、4匹の犬の心の声を演じている。
今回登場した4匹の犬は、いずれも映画初出演。
ハルストレム監督からキャスティングを託されたアニマル・トレーナーのマーク・フォーブスは、俳優犬ではなく、アニマルレスキューの団体やシェルター、ブリーダーなどをあたったという。
映像中では、4匹が見事な演技を見せる姿が切り取られており、オリジナルのベイリーを演じたレトリーバーのトリップは「撮影後、盗もうかと思ったわ(笑)」(ジュリエット・ライランス)ほどキャスト陣をメロメロにしたという。
ベイリーの生まれ変わりである警察犬・エリー役を務めたのは、シェパードのシャドウ。
警察犬として俊敏な動きを披露したほか、実際にはオスだが劇中ではメス役を演じたという。
続くコーギーのティノ役を演じたマイロは好奇心おう盛でキャスト陣に寄り添い、セント・バーナードとオーストラリアン・シェパードのミックス、バディ役のボルトは劇中で重要な役割を果たしている。
映像の後半では、キャスト陣が自分の愛犬を紹介しており、心温まる内容となっている。
「僕のワンダフル・ライフ」は9月29日から全国公開。

「僕のワンダフル・ライフ」特別映像はこちら!


ロンドン版「猫の恩返し」

2017-09-08 05:34:19 | ドラマ・映画

ロンドン版「猫の恩返し」 人生を救われた路上の演奏家

2017年9月4日(月) 朝日新聞


自著が原作の映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」が公開中のジェームズ・ボーエンさん

■「猫の恩返し」で人生を救われた ジェームズ・ボーエンさん
傷ついた野良猫を助けたら、その猫に人生を救われた。

2007年春、ロンドン。
路上でギターの演奏を終えてアパートに帰ると、脚をけがした猫がうずくまっていた。
放っておけず、動物病院に連れて行き、1日分の稼ぎで薬を買った。
「それから、僕らは離れられない関係になった」
猫をボブと名付けた。
それまでは絶望的な道を歩んできた。
両親は離婚、自身は薬物に依存。
路上で演奏して暮らす日々だった。
ある日、出かけようとすると、ボブがついてきた。
追い返してもぴたりと寄り添い、ついには肩に乗ってきた。
そのまま演奏していると、人だかりができた。
英国王立動物虐待防止協会に通報されたこともあるが、「ボブは自分の意思でついてきていると協会も認めてくれた」。
1人と1匹はSNSでも話題になり、出版社から執筆依頼がきた。
ボブとの関係をつづった本は続編を含めて1千万部が売れた。
映画化もされ、「ボブという名の猫」は日本でも上映中だ。
印税のほとんどを、飼い主のいない犬猫保護の基金や薬物依存症関係の団体などに寄付。
いまは動物愛護団体で働き、ホームレスの就労支援の活動に関わる。
「ボブが僕を家族に選んでくれなかったら、こんな人生はなかった。ボブが僕を助けてくれたように、今度は僕が誰かの役に立ちたい」
(太田匡彦)

【写真多数】ボブとジェームズ・ボーエンさん



映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

野良猫を助けたつもりが、助けられたのは自分だった・・・
世界をほっこりさせた心温まる感動の実話がついに映画化。
しかも猫本人登場の奇跡!



いま日本は空前の猫ブーム。
猫の飼育数がいよいよ犬を上回るのではないかと言われているほどで、人気猫の写真集やグッズの売り上げなど、猫の経済効果、いわゆる「ネコノミクス」はとどまるところを知らない勢いだ。
思わず癒されるモフモフ感、マイペースな姿やくるくる変わる表情・・・。
CMや動画など、既に多くのアイドルが存在するが、最も注目したいスター猫の一人(匹?)が、この映画の主人公「ボブ」である。
本国イギリスではもはや大スターのボブ。
彼を主人公にしたノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」が12年3月にイギリスで出版されると、ザ・サンデー・タイムズ紙のベストセラー・リストに76週間連続でランクインする記録を樹立。
30を越える地域で出版され、販売部数は世界中で500万部、続編2冊を合わせると計1000万部を越える大ベストセラーとなっている。
最近では、10代のための最高の読み物の一つとして、『ハリー・ポッター』や『ハンガー・ゲーム』といった名だたる作品とともに挙げられ、彼らの物語は、日本のテレビ番組でも「奇跡の猫ボブ 人生ドン底男ジェームズとのキズナ」として紹介され、大反響を呼んだ。

ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていた、ホームレスのジェームズ。
薬物依存で親にも見放され、生きる希望も持てずにいた彼の前に現れたのが一匹の茶トラの猫、ボブだった。
出会った瞬間から不思議とジェームズに懐いたボブは、ジェームズに生きる希望とチャンスをもたらす。
拾った猫に救われて、捨て鉢の人生が一変。
まさに「猫の恩返し」とでも言いたくなる衝撃のストーリーだが、驚くことに実話。
もっと奇跡的なことにボブ本人も劇中、ボブ役としてほとんどのシーンを撮影、愛らしい姿を披露しているのだ。
ジェームズの肩に乗って散歩したり、演奏中のギターの上でうっとりしたり、お得意のハイタッチを見せたり・・・。
その姿は猫好きな人はもちろん、そうでない人さえきっと、キュンとなるだろう愛らしさである。
ボブの相棒、ジェームズに扮したのは『アタック・ザ・ブロック』、『タイタンの戦い』の英国美形俳優ルーク・トレッダウェイ。
本作でカメオ出演を果たしたジェームズ自身が「僕の人生そのもの」と賛辞を贈るほどの熱演を見せた。
彼を献身的にサポートするヴァルには人気ドラマ「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」でゴールデングローブ賞最優秀助演女優賞を受賞したジョアンヌ・フロガット。
つらい過去を持つガールフレンドのベティには『One Night One Love ワンナイト、ワンラブ』でもルークと共演しているルタ・ゲドミンタス。
メガホンを取ったのは、『シックス・デイ』『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』『ターナー&フーチ/すてきな相棒』のベテラン、ロジャー・スポティスウッド。
製作陣に『英国王のスピーチ』のポ―ル・ブレット、ティム・スミス、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のダミアン・ジョーンズら。


ロンドンプレミアでキャサリン妃も絶賛!

カメラはボブの生き生きした表情はもちろん、さまざまな面を見せるロンドンの現状もしっかりと映し出している。
ブランド店の立ち並ぶファッション街や華やかな観光名所の数々、対照的にジェームズたち低所得者層の暮らす地域の危なく虚ろな空気・・・。
原作に登場した場所すべてでロケを敢行したという本物の背景が、ハッピーでかわいいだけでなく、ホームレスの窮状や薬物依存者の絶望なども率直に描いた、嘘偽りない物語をリアルに伝える要素の一つとなっている。



Tou Tube
https://www.youtube.com/watch?v=l8IHd_Jvol0


NHKドラマ「絆~走れ奇跡の子馬」

2017-03-23 16:11:13 | ドラマ・映画

【番組情報】
3月23日・24日 NHKドラマ「絆~走れ奇跡の子馬」


東日本大震災で傷ついたひとつの家族が、様々な困難と闘いながら、震災の日に生まれた子馬を夢の競走馬へと育てていく姿を、福島県の相馬を舞台に圧倒的なスケールで描くスペシャルドラマです。

前編のあらすじ
【総合】2017年3月23日(木)よる7時30分から8時43分
伝統ある馬の祭典「相馬野馬追」を守り、人と馬が共生してきた福島県南相馬市で松下雅之は、祭りに背を向け、競走馬を作る夢を捨てられずにいた。
そんな父に娘の将子は呆れていた。
そんな松下家を東日本大震災が襲う。牧場は破壊され、長男の拓馬の命が奪われた。
悲しみに暮れる母の佳世子ら家族に残されたのは、拓馬の命と引き換えに産まれた子馬リヤン。
息子が命を懸けて救ったリヤンを守ろうとする雅之と将子だが、次々に厳しい現実が突き付けられ・・・。

後編のあらすじ
【総合】2017年3月24日(金)よる7時30分から8時43分
雅之と将子が必死に育てた甲斐あって、リヤンは立派に成長していく。
二人は本気でリヤンを競走馬にしたいと考えるが、佳世子は反対する。
震災から1年以上経っても町は復興しておらず松下家の生活も限界だったからだ。
だが雅之は頑として譲らずリヤンを育成する牧場を探す。
震災で被災したリヤンはどの牧場も受け入れてくれない。
それでも雅之は諦めない。
やがて、津波に襲われボロボロになった松下家の牧場を再生させるべく、荒れ果てた土地を一人耕し始める・・・。

【出演】 役所広司 新垣結衣 岡田将生 勝地涼 田中裕子 井上肇 甲本雅裕 岩松了 佐々木すみ江 / 金田明夫 小林薫
【原作】 島田明宏「絆~走れ奇跡の子馬~」
【脚本】 金子ありさ
【テーマ音楽】 富貴晴美
【制作統括】 土屋勝裕(NHK)、浅野敦也(ドリマックス・テレビジョン)
【プロデューサー】 橘康仁(ドリマックス・テレビジョン)
【演出】 山本剛義


映画「残されし大地」

2017-03-06 06:11:11 | ドラマ・映画

映画「残されし大地」

ジル・ローラン監督が見つめた、FUKUSHIMAの“人と土地のつながり”――

2011年3月11日福島原子力発電所の事故のあと、福島第一原発から約12キロに位置する富岡町は帰還困難区域として指定された。
そこにひとり留まり、猫、犬、牛、かつて第一原発で飼育されていたダチョウ等の動物保護活動を続ける松村直登の存在からこの映画は始まった。
監督のジル・ローランは、ベルギーを拠点に主に欧州で活躍するサウンドエンジニアだった。
妻の母国である日本に2013年に家族と共に来日。
元々環境問題にも興味があった事から、“福島”について調べる中で、海外メディアで紹介されていた富岡町の松村直登さんの存在を知り、自らメガホンを取る事を決意。
そして選んだ題材が“土地と寄り添いながら生きる人たちの力強さ“だった。


3組の家族に寄り添う事で、日常としての福島、そして故郷を愛する思いを紡ぎ出す。
“反原発”を声高に語るわけではなく、土地本来の持つ変わらぬ自然の美しさを切り取り、感じ取ってもらうことに、ジル・ローランの監督としてのメッセージが込められている。
本作は2015年8月から10月にかけて、福島県において2回に渡り撮影された。
パリ同時テロ後の12月、編集作業のためにジル監督は祖国ベルギー・ブリュッセルに一時帰国。
編集作業が一通り終わり、内覧試写をする予定だった2016年3月22日、ベルギー地下鉄テロで命を落とすという思いがけない事件が起こる。





初監督作品にして遺作となった、生命の映像詩。妻の母国である日本で待望の公開
映画はジル監督の想いを受け継いだ、プロデューサーや同僚らの手によって完成。
そしてベルギーの仲間達、妻の熱い想いが伝わり、NHKおはよう日本や各新聞など多くの媒体でも取り上げられ、京都国際映画祭2016クロージング上映、そして2017年春日本での公開が決定した。
まさに製作者が、命を懸けて、命の尊さを描いた珠玉のドキュメンタリー映画である。

物  語
福島第一原発から約12キロ離れた、福島県双葉郡富岡町。
18番ゲートがある夜の森は、かつては桜の名所として賑わっていた場所だ。
いまはゲート内の商店街に人影はなく、開け放されたままの窓からカーテンが外にたなびき、植物が建物に絡みついている。
3.11以後、町に残された動物を保護し育てる為、自分の故郷・富岡町に残る事を決めた松村直登。寡黙な父とふたり、いまも避難指示解除準備区域の自宅に留まっている。
その活動は海外からも注目され、2014年にはフランスに招かれ講演も行った。
庭に実った瑞々しい茄子をふたりで収穫する半谷夫妻。
時にテレビを見ながら笑い、仲睦まじい。
「水と土で生きてるんだ。」と穏やかに語る農作業中の半谷さんの背後にはフレコンバックが積まれ、除染作業が淡々と行われている。
富岡町の自宅に戻ってきた半谷夫妻の元を訪れた松村さんは、「犬猫がいなかったら、俺も逃げてた。」という。
そして「99%が逃げてんのに、1%だけ逃げていない」自分達は変わり者だと笑いあう。
「好き勝手やって85歳までいきるか、悩んで90歳まで生きるか、どっちがいいか。」という問いかけに、「100歳まで生きる。」と答える半谷さん。
故郷で生きる事を決意した3人は、自分達、そして故郷に突きつけられた現実の中、たくましく笑顔で日常を送っていた。
南相馬市内の雇用促進住宅に住む佐藤夫妻。
市内にある自宅のリフォームをすすめている。丁寧な手入れをされていた庭木も、放射線量が高い為、次々と切り倒されていく。
お彼岸の墓参りで放射能測定器を片手に“来年こそ”は故郷への帰還を先祖に誓う。
庭に実った、自然の再生、生命力の象徴と言われるイチジクを食べながら、かつてこの町に暮らしていた友人たちと語らう時間。
各々が家族の事情を抱え、3.11以後の国や行政、そして故郷に戻る者、戻らない者の間に生まれる葛藤に揺れ動いていた。
淡々と進んでいく日常生活の中で、彼らが自然体で紡ぐ言葉の中に“ある日”を境に、かつての故郷を失った人間たちの今とこれからが見えてくる。







コメント 

映像の美しさ、そしてサウンドの豊かさ。カメラの存在を感じさせない自然な会話の中に、自分もテーブルを囲み会話を楽しんでいるかのような感覚を味わいました。ドキュメンタリー映画にあまり親しみのない人にも観てほしい、感動作です。
高島 礼子(女優)

ジル・ローラン監督が命をもって私達に遺してくれた大きな問いかけに、すぐには答えが出ない。私はどこでどう生きていきたいのか。
でもそれは問われるべきことだったのだと思う、 私達はどう生き抜いて行くのか…と。
今井美樹(歌手・女優)

第一原発の南隣の富岡町は今や誰も住みたくないところのはずです。でも、その美しい自然の中でずっと暮してきて、いまだに離れられない人たちがいます。生活の変化といえば線量計が必需品となったことでしょう。その淡々とした姿を見ながら、あのような悪夢を繰り返してはならない思いを新たにしました。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

大地の息吹を感じさせる美しい映像。しかしなんともいえない哀しさが、映像から伝わってくる。
清水 圭(タレント)

静かに時がすぎていく、富岡町。静かで強い怒り。何も何も終わってない。
黒田 知永子(モデル)

うつしだされる鳥の声や風の音は、昔とちっとも変らない。時は経ち、たとえ家族や生活の一部を奪われ、失ったとしても。逝く人の思いは、遺された人たちの胸に何度でもよみがえる。
生方 ななえ(モデル)

原発事故が起こった福島の今という現実、それを追った監督がテロでいのちを落としたという事実。この二つを結びつける「人間にとって本当に大切なものは何か」という切実な問いかけが、真っ直ぐわたしたちに向けられている。
覚 和歌子(詩人・シンガーソングライター)

原発事故で失われてしまった、福島の「普通」。普通の風景、普通の日常、普通の人々。それらがいかに美しく、尊かったか。福島から9500キロ彼方に生まれ育ち、命を奪われた一人の映画人によって、我々はそのことを再認識させられる。失ってから気づくのでは遅い。いま何が出来るのか。
井上 淳一(脚本家・映画監督/『大地を受け継ぐ』監督)

震災報道にセンセーショナリズムはいらない。「震災、原発事故当時と変わらぬ街の様子。時計の針が止まったままだ」という表現が嫌いだ。この6年、地域は、そして住民は復旧復興のため何をするべきか模索し、行動を続けてきたし、それぞれの選択や決断も迫られてきた。「変わらない」ように見えるのは見続けていないからだ。知らないからだ。関わっていないからだ。この映画は現場の変化を淡々と記録した。地域が抱えるジレンマと向き合い、人々の息遣いを耳元に感じるほど丁寧に描いた。東京は何をやっている。これまでの電力の恩恵を忘れたのか。「福島県の復興無くして日本の復興なし」、この言葉は政治に消費され、大衆な善良な意識を生かすためにただただ食い潰されてしまったのか。今こそ、この絶え間ない日常を記録した映像を多くの人は観るべきだ。そして、訪ねて欲しい。大地を未来に残すために。
堀 潤(8bitNews代表・ジャーナリスト)

ベルギー出身のジル・ローラン監督による映画『残されし大地』は、福島の甚大な被災と、被災地でのその後の人々の物語を描いた、力強いドキュメンタリーであり、またドキュメンタリーという範囲を超えた映画であると思います。2016年は日本・ベルギー友好150周年であり、両国の長年の絆を祝う記念の年です。本作の公開にあたり、ジル・ローラン監督が大事にされていた思いを伝えられる事を誇りに思います。
ギュンテル・スレーワーゲン駐日ベルギー大使

松村さんはノアのように、小さな町を聖書の物語のごとく猫や犬、牛、そしてダチョウたちに囲まれた方舟にしたのだ・・・。
「Le Soir」(ベルギー)

この映画は儚い希望の旋律で終わる。これは傑作だ。
「Cinergie」(ベルギー)

2017年3月11日(土)よりシアター・イメージフォーラムにてロードショー!
フォーラム福島、シネマテークたかさき ほか全国順次公開
監督:ジル・ローラン
プロデューサー:シリル・ビバス
出演:松村直登ほか
原題:『LA TERRE ABANDONNÉE』
制作:CVB Brussels
配給プロデューサー:奥山和由 (チームオクヤマ) 配給協力:太秦
提供:祇園会館 協賛:パルシステム/ヴィタメールジャポン/株式会社L&Sコーポレーション
後援:ベルギー王国大使館/ベルギー観光局ワロン・ブリュッセル
2016|ベルギー|カラー|DCP|5.1ch|76分
©CVB/WIP/TAKE FIVE-2016-Tous droits réservés 

予告編 You Tube: https://www.youtube.com/watch?v=--3r5-wk-Jo



杉本彩、震災に立ち向かう動物と家族に感銘「心をわしづかみにされた」

2017年3月3日(金)  オリコン

女優の杉本彩(48)が3日、都内で行われたドキュメンタリー映画『残されし大地』(11日公開)の上映後トークショーイベントに出席。
同作は東日本大震災後、福島県の原発事故の被害に苦悩しながら生きる3組の家族と自然との関わりを追い、命の尊さを描いたドキュメンタリー映画。
杉本は長年動物愛護活動に携わり、3年前に立ち上げた公益財団法人・動物愛護団体「Eva(エヴァ)」では理事長を務め、震災に負けずに命と向き合う人々の姿に感銘を受けていた。
杉本は、放射線の被害から避難するために、家族同然の動物たちを置いていかなければならないつらい心境に理解を示しつつ「自分だったらどうするかを考えながら見たけど、我が子のような動物を置いていけない」と吐露。
「動物を置いていけないという人としての正しさ、美しさに心をわしづかみにされた」と震災に立ち向かう姿に感激していた。
イベントには、昨年の3月にベルギーで起こった爆弾テロで亡くなった同作の監督・ジル・ローランさんの妻・鵜戸玲子さん(47)も出席。
映画のタイトルに込めた想いを「(故郷を)見捨てたくて見捨てた人は誰もいなくて、みんな心はそこに置いていって、『いつか戻るんだろうか? 戻れるんだろうか?』と揺れる中で離れていった人たちの土地」と亡き夫に代わり噛みしめるように語ってくれた。



動画 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00010000-oricv-ent


映画「こねこ」

2016-12-29 06:03:58 | ドラマ・映画

ネコたちの名演技にメロメロ 20年前の傑作ネコ映画が復活

2016年12月24日(土) sippo(朝日新聞)




雪降る街、荘厳な建造物、哀愁を帯びたBGM、90年代のロシアの素朴なイルミネーション。
クリスマスにぴったりの名画『こねこ』が、HD版ブルーレイ&DVDで戻って来た。
猫を題材にした映画は数あれど、本当の猫好きなら、これを見逃す手はにゃい!
話はいたってシンプル。
モスクワの音楽家一家に、子供たちたっての希望で子猫がもらわれてくる。
チグラーシャ(トラ猫の意味)と名付けられた子猫が、ある日ひょんなことから脱走してしまい、極寒のモスクワの街をさまようことに・・・。
探し回る家族、チグラーシャのことを思うと夜も眠れない子供たち。
果たして無事帰宅できるのか、といった子猫の冒険物語だ。



この映画の見どころは、なんといっても猫たちのありのままの自然な演技(?)である。
CGなし、擬人化なし、小細工なしの画面は、ドキュメンタリーのようでもあり、でもちゃんと監督の要望に応えて猫が演技しているかのようでもある。
子猫以外に成猫もたくさん登場するのだが、みなキャラがたっていて、愛嬌たっぷり。
そして彼らを追うカメラワークが、まるで猫が撮ったのか!? と思わず目を疑うような見事な猫目線。
岩合さんも真っ青なのである。
「街をさまようチグラーシャが、ドーベルマンに襲われそうになるシーンがあります。そのとき、どこからともなく成猫が現れてドーベルマンを威嚇し、チグラーシャを救います。あそこは全体を引いたシーンからだんだんとズームになっていたので動物だけにまかせて撮ったのでは。よく撮れたなぁと素直に驚きますね」とは、発売元のIVCの森田さん。
なんでも、猫たちの素晴らしい演技を引き出したのは、当時ロシアでも有名だった猫調教師、アンドレイ・クズネツォフ氏とのこと。
彼は貧しいけれどたくさんの猫と暮らし、チグラーシャを保護してくれるやさしい猫おじさんとして、映画でも重要な役を演じている。
他にも、監督の子供が飼い主姉弟を演じていたりと、有名な役者は起用されていない。
そんなフィクションとノンフィクションの境のような空気感が、この映画を独特なものにしている所以だろう。
森田さんは、「20年前の映画ですし、どちらかというとちょっと地味目なロシア映画の枠に埋もれてしまっていた。猫が好きな人にはもちろん、映画としても傑作なので、多くの人に観てもらいたいため、再発売することにしました」。
1996年製作という、ほどよいレトロ感も新鮮だ。
年末年始、冬の夜長にほっこりしたい人は是非!




(別サイトより)
◆猫と同じ高さの世界を体験


映画は、チグラーシャが飼い主の元に戻るストーリーと、地上げ屋に立ち退きを迫られる猫好きの貧しい男性のピンチを猫たちが力を合わせて救うというサブ・ストーリーが融合。
おとぎ話のような設定がある一方で、ロシアでも社会問題になっている格差や、人間と動物との関係性にも目配せした物語は、子どもたちはもちろん、大人も十分に楽しめる内容です。
監督のイワン・ポポフは、ロシア最大の映画撮影スタジオ・モスフィルムの技術スタッフ出身というだけあって、猫と同じ高さでとらえたカメラワークがとてもリアル!
時に地面に近いほど低く、時には建物の屋根から。
猫が見る世界を擬似体験できるので、猫たちの気持ちに寄り添うことができます。
ただし、ハリウッドの動物映画やアニメによくあるような、言葉を話したり、擬人化したりという演出や、CGなどはいっさいありません。
あくまでも猫の動きや表情をいかした、自然体の映像が魅力なのです。

映画「こねこ」オープニング
You Tube https://www.youtube.com/watch?v=4owBF4bn4SQ

ロシア生まれの猫映画の傑作!『こねこ』
You Tube https://www.youtube.com/watch?v=vXCA9tqz40Q


映画「ホワイト・ゴッド」

2016-09-30 06:01:32 | ドラマ・映画

映画「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)」

劇場公開日 2015年11月21日

解説
ハンガリーの首都ブタペストを舞台に、雑種犬だけに重税を課す悪法によって飼い主の少女と引き離された犬ハーゲンと、人間に虐げられ保護施設に入れられた犬たちが起こす反乱を描いた異色ドラマ。

雑種犬に重税が課されるようになった街。
13歳の少女リリは、可愛がっていた愛犬ハーゲンを父親に捨てられてしまい、必死でハーゲンを探す。
一方、安住の地を求めて街中をさまよっていたハーゲンは、やがて人間に虐げられてきた保護施設の犬たちを従え、人間たちに反乱を起こす。
第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、同部門グランプリとパルムドッグ賞をダブル受賞した。

原 題  Feher Isten
製作年  2014年
製作国  ハンガリー・ドイツ・スウェーデン合作
上映時間 119分











先日、DVDを借りて観ました。
この映画は、私たち人間に何を語ろうとしているのか・・・
衝撃的な映画、ハラハラ・ドキドキ、また目をそむけたくなるショッキングな場面もありますが、自然と見入ってしまいます。
なんと言っていいか、ほんとうにすごい映画です。
こんな映画がよく製作できたなと驚嘆します。
単なる身勝手により動物を粗末にし不幸にする人間にはいつか天罰があるということを物語っています。
日本でもどれだけの犬・猫が殺処分されてきたことか、過去を振り返ってみると非常に膨大な数なのです。
また、環境破壊によりどれだけ多くの種類の動物が絶滅したか、現在も絶滅危惧種が多くいます。
我々人間は今一度過去・現在の状況を認識し、不幸な動物たちが無くなるために自ら何をしなければならないのか悟りの心を持たなければなりません。
この映画はそれらも含め私たち人間に語りかけています。
(Fujita)


映画「世界から猫が消えたなら」

2016-05-14 05:40:25 | ドラマ・映画

映画「世界から猫が消えたなら」

あらゆる世代の胸を打つ、やさしい愛の物語――
100万部突破の感涙ベストセラー『せか猫』が映画化。
日本のトップクリエイターたちが自信を持ってお贈りする「2016年、最も泣ける感動映画」が誕生しました!



原作・川村元気による感涙ベストセラー『世界から猫が消えたなら』。
2013年に本屋大賞にノミネートされ、その後、文庫化・コミックス化、そして中国・韓国・台湾で出版もされて累計発行部数100万部を突破。
“せか猫”の愛称でたくさんの読者に愛されてきた物語が、映画になりました。
「僕」と「悪魔」の二役に挑むのは、佐藤健。
そのかつての恋人に、宮あおい。
映画マニアの親友を濱田岳、疎遠になった父を奥田瑛二、死別した母を原田美枝子。
さらに奥野瑛太、石井杏奈、そして僕の愛猫=キャベツとレタスもかわいらしく共演します。
また映画の大きなみどころのひとつ、絵画のように美しいロケーション映像の数々にもご注目ください。
函館・小樽の静謐な美しさと、アルゼンチン・ブラジルの情熱的でカラフルな街並みとのコントラスト。
なかでも世界遺産「イグアスの滝」でのシーンはまさに圧巻の迫力です。
監督は、『サントリーBOSS ゼロの頂点』『カロリーメイト とどけ、熱量。』など数々のCMで広告賞を受賞し、映画デビュー作『ジャッジ!』が高い評価を得た映像界の鬼才・永井聡。
撮影に中島哲也監督作品で手腕をふるう、阿藤正一。
脚本は、次々と傑作を生み出す名手・岡田惠和。
本編をドラマティックに彩る音楽は、小林武史。
そして大型新人アーティストHARUHIが主題歌『ひずみ』で鮮烈なデビューを果たします。
日本屈指のクリエイターたちが集まって、あらゆる世代の胸を打つ感動作をつくりあげました。
世界から映画が消えてしまう前に、ぜひ皆さんに見てもらえたら。



STORY
電話、映画、時計、そして、猫!?
大切なものを一つ消すこととひきかえに、一日の命をもらえるとしたら?


主人公は30歳の郵便配達員。愛猫キャベツとふたりぐらし。
母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になってしまいました。
恋人はいません。
別れてしまった彼女のことを、まだ想い続けています。
趣味は映画鑑賞。
友だちは映画マニアの親友が一人だけ。
そんな彼が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまいます。
脳に悪性の腫瘍ができていたのです。
ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言いました。
「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」・・・。
悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していきます。
電話、映画、時計、そして、猫。
ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり・・・
これは余命わずかの彼に起こった、せつなくもやさしい「愛」の物語です。

DATA

原作

川村元気「世界から猫が消えたなら」

監督

永井 聡

脚本

岡田惠和

音楽

小林武史

主題歌

HARUHI「ひずみ」(Sony Music Labels Inc.)

キャスト

佐藤 健 宮あおい
濱田岳 奥野瑛太 石井杏奈
奥田瑛二 原田美枝子

公式サイト

www.sekaneko.com

製作情報
クレジット

上映時間:1時間43分/シネマスコープ

製作:映画「世界から猫が消えたなら」製作委員会
製作プロダクション:東宝映画
制作協力:ドラゴンフライ
配給:東宝

(C)2016 映画「世界から猫が消えたなら」製作委員会

劇場

2016年5月14日公開

 https://www.youtube.com/watch?

v=CGZLrzH28DMCAST&STAFF
http://www.sekaneko.com/gallery/


ドラマW この街の命に

2016-04-07 06:05:57 | ドラマ・映画

ドラマW この街の命に

WOWOWで放送された、殺処分問題を描いた『ドラマW この街の命に』の動画です。
WOWOWに加入していなくて見られなかった方も多いかと思います。
すぐに削除されてしまう可能性がありますので、お早めに・・・
DVD早く発売して欲しいですね。

(クリックで拡大できます)


http://video.9tsu.com/video/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9EW%20%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A1%97%E3%81%AE%E5%91%BD%E3%81%AB