森歩き 事務局日誌2

森に山に、森林ボランティアに面白いものがあればなんでも見に行きます

心を操る寄生生物  キャスリン・マコーリフ著

2021-02-13 22:16:34 | 書籍紹介

カマキリのお腹の中に寄生するハリガネムシが繁殖(産卵)のため水辺にカマキリを誘い出す

(ハリガネムシは水中で産卵する)という話を初めて聞いたときは 眉唾じゃと思ったんだけど

今や常識で 生き物に寄生する生物は必要に応じてその宿主の体をコントロールすると言う話

猫の前にでていく感染したネズミ 鳥が食べやすいよう泳ぐ魚 様々な事例あり

さて 人の体の中に入ったウイルスが どんなやり口を宿主に行うか

話は 嫌悪感はどこから来るのか 宗教や文化の発生についても広がっていく

でもここらへんになると 推測の話になり 彼女はサイエンスライターなんだよなあ と思ってしまう

自分が研究したこと(学者さん)が書いた本は 迫力があるんだよなー そんなことまで調査したのとかも思うし

引用もちゃんと書いてあるし

最後に 人の性格や疾患の対応に 寄生生物が使えるのか 使うのかというところは もう少し書いてほしかった

今後コロナウイルスは 人の精神にどんな影響をあたえるのかな 

コメント
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