青春18切符の旅でした。まずは福島駅へ。地図を頼りに福島機関区跡へ向かいました。福島第二機関区として誕生し、EF16とEF64やED71が所属し、奥羽本線交流電化後は、EF71、ED78、ED75、ED77が所属しました。私が昭和39年に急行鳥海(奥羽本線経由)で秋田へ向かったときはEF64が配置されており、福島機関区に付随する中川切換所(地上式)で交直の機関車を付け替えていたはずでしたが、当時はそのような気配を感じることもなく、記憶もかすれているのが残念です。2017.3.31
まず福島駅北方の東北本線と奥羽本線の分岐点へ。高架橋は山形新幹線です。普通列車の山形線は地上を走って福島駅に進入します。
歩行者用の跨線橋がありました。左が標準軌条の山形線普通列車用、右が山形新幹線用で高架になって東北新幹線と合流します。真ん中の建物は機関庫です。
「兵(つわもの)どもが夢の跡」ですか・・・。夏草ではなく冬草でした。
一部は住宅地や商業施設として開発されてしまいましたが、使用されていない架線柱や線路が一部まだ残っています。広大な敷地であった様子がうかがえます。
福島駅にある案内板です。ある時期の機関区の線路配置が書かれたままになっています。貴重な資料となりますね。
庭坂方面を撮っています。複線のように見えますが、ポイントの手前の左側は高架から下ってきた新幹線専用軌道で下り線となっていきます。福島駅に向かう山形新幹線は、右側の上り線から渡り線を通過して左側へ渡り、高架へ向かいます。ポイントの手前の右側は地上を走行して福島駅へつながっており、上り普通列車はそのまま右側を走行して福島駅山形線地上ホームへ進入します。また福島駅を出た下り普通列車は、右側からこの渡り線を通過して左側の下り線に入って行きます。奥の渡り線の先からは、複線仕様となります。ダブルクロスではなく片渡り分岐としたのは、乗り心地や保守のことを考慮したのでしょうか。
山形線普通列車の719系5000番台、福島行が来ました。
複線区間を走行してきた山形新幹線は、ここから渡り線を通って新幹線専用軌道へ。高架へ上り、福島駅新幹線ホームに進入します。もう少し手前に来てから撮りたかったのですが、ここでカメラの電池が途絶えました。>.<
この後、普通列車で米沢駅へ、冬の雪深い峠路を満喫しました。・・・「峠の力餅」を買いそびれました。雪が溶けたら、また行きます。