ドラッヘンフェルス Drachenfelsは、ボンの南東、ライン川中流の東岸にあるドイツ中央高地の丘陵地帯にそびえ立つ丘陵で、頂上には中世に建てられた城の廃墟が建っています。
この丘の洞窟に住んでいたジークフリートがドラゴンを退治し、その血を浴びて不死身になったという伝説があり、丘はドラッヘンフェルス Drachenfels(ドラゴンの岩)と名付けられました。
この丘に登るアプト式の鉄道は、1883年に開業しました。 線路ゲージは1000mmで、営業キロは1.5km、750Vで1953年に電化されました。 乗降口は片側のみです。
中間にある駅ですれ違いができます
200パーミル! ボケてしまいました・・・
1953年に電化されましたが、SLは1958年まで繁忙期に使用されていました。 当時のSLが、ふもとの駅前に保存されています。
案の定(思った通り! )SLで事故が発生していました。 1958年に発生した事故は17人が亡くなり、SLの使用はここで打ち切られました。
下はその慰霊と無事故を誓うモニュメントです
丘の頂上に残る城跡です
頂上から眺めるライン川です。 写真の上が南の方角で上流です。 北方へ流れて北海に注ぎます。
ボンで生まれたベートーベンもこの地をおとずれたことがあり、音楽へのインスピレーションを得たそうです。