幼稚園では毎日夢中になって泥まんじゅうを作っていた手が、
夏休みに入ってからはお花つみとか、買い物のおつきあいやらで、泥んこ遊びも閉店休業中で、
爪の先っぽが黒くならずにきれいです。
めでたく4歳のバースディも迎え、
ちょっぴりおねえさんになりました。きょうからはあかちゃんのお世話もしなくちゃと、
おフランス製ベビーのプレゼントに母性がチラッと芽生え?、はやくもママ気分??
夏休みの過ごし方としては、都市を離れて自然いっぱいの田舎で隠遁生活というのが理想的
なんだけど、そういった田舎がないピヨたち、どこへ連れていこうかといえば、お山しかない。
行先は、天気がよくない場合でもナントカなる場所ということで、宿泊地を諏訪に決定。
ホテルの窓から花火が楽しめて、木曽駒・清里へのアクセスもいい。
お盆渋滞を避けた8月上旬、週間予報チェック、寝冷えさせるな、風邪ひくな。。
目指すは中央アルプス!となったピヨピヨ隊の夏期遠征、
おおっ、いよいよ日本アルプスデビュー、、、と、聞こえはいいけど、
その内容は千畳敷カールお花畑一周というぴよぴよ隊らしきもの。。
ほぼ予定どおり10時過ぎにロープウェイへ向かうバス乗り場に到着。
菅の台駐車場はすでに満車で、さらに黒川平まで走って臨時駐車場へ。
ここからロープウェイ乗り場しらび平駅へは路線バスを利用。
くねくね山道を、バスは右に左に大きく揺れながら坂を上っていくと、
それにつれてひび隊員の顔が青ざめていく激しい揺れに気分が悪くなったらしい。
クルマに乗り慣れていても、峠道の連続する横揺れはベビーにはきつく、車酔いしやすい。
汗びっしょりでぐったりしながらも、もどすことなくバスを降りることができて、ほっ
カンカン照りのしらび平駅は
ロープウェイを待つ人で行列、標高1,662mながらも射すような陽射しがアジィ~
揺れるバスから解放されて、徐々に顔色も
普通にもどり元気になったひびちゃん。ピヨ隊員たちは、ぴよぴよグッズを手になにやら楽しげ。
超満員のロープウェイを7分間ガマンして、いっきに2,612mの高みへ。
千畳敷駅を出ると、目の前には2万年前の氷河の爪痕がダイナミックに広がっている。
天気も上々!やったね
まずは記念撮影、よかったよかった無事に上がって来られて。。
この時点で時刻は12時。早朝出発して6時間が経過、そういや朝飯もまだだったと、
隊員一同腹ごしらえ。 落とさないようしっかり持って食べなさいとかん隊員にを
わたすも、半分ほど食べたところでポロリと落とす。しかも連続2度目の失態。
大事な食糧をなんたること当然ながら「なにやってる!」と頭をペチンと叩かれる。
いつもならスグ泣くのだけど、自分が悪いと感じているのか泣かずに堪えていた。
怒られても、すぐに気分転換できるのが
子どもの強み。身のかわしは鮮やかなほど早いケロちゃん。
駒ケ岳神社前から遊歩道を下り、お花畑へと歩く。歩道わきにはチングルマが盛り。
とくに勢いがいいのはコバイケイソウで
今年は当たり年とやらで見事な群生シーンだ。
ハクサンイチゲに
チングルマ
タカネグンナイフウロ
ミヤマキンポウゲなど、夏の花が咲きそろうカールのお花畑。
おやぁ~?ベビーキャリアに沈み込むように背負われたひび隊員、
はたして景色が見えているのやら、、、。
と、そのとき、お花畑に動くものが、、
ややっ、こちらベビーキャリアなしで移動中の親子、モンキー隊。
かあちゃん猿にすっぽりガードされて、お花畑で寛ぐ子猿ちゃん、ひびちゃんくらいかな?
かたやムシャムシャ
あたりに生えている高山植物を食べているおサルさん。サルも食べずにゃ生きられず、
だけどお花がぁ~~ 調査によると、サルの糞から人間の食べる漬物が出てきたそうで、
これはまずい。我々人間も食べ残しなどの始末をキチンとし、餌をやるなどもってのほか、
気をつけなくちゃいけない。
伸びやかに広がるお花畑の中を行く道、右後方の建物は千畳敷ホテル。
ん十年前に木曾駒ヶ岳へ登ったときは天候が悪く、雨と風に叩かれながら歩き、周囲は
白くたちこめるガスで何も見えなかった。こんなナイスビューだったのに、、。
山は、天気のいい日に来なくちゃもったいない。。
ひとやすみしてお菓子タイム
ここでベビーキャリアのセッティングがえらく間違っていたのに気づく、ありゃりゃ、、
ひび隊員は窮屈なうえに傾いて座らされ、顔も満足に出ない状態だったのに
泣きもせずにジッとガマン、、、なんて可哀そうな子よ
正しく装着したら
ぐいっと顔が出るようになって、座りも安定した。いまさらって表情のひび隊員。
足元ではミヤマクロユリ、キバナノコマノツメ、ヨツバシオガマが、
そしてコバイケイソウとシナノキンバイが群れ咲く眺めに、何度となく足をとめ見入ってしまう。
草むらではミヤマリンドウが咲きだし
小さいながらも、青紫の清楚な花がひときわ目を引く。
剣ヶ池まで来ると、ロープウェイ乗り場までひと登り。
混雑するロープウェイは整理券による番号順に乗車で、しきりに番号を告げるアナウンス
が流れる。なので、池でピヨたちを遊ばせておいてその間に整理券を取ってくることにする。
そのへんの石を拾っては積んでと、二人はよく遊ぶ。石、砂、土、葉や小枝など、子どもに
とってはよい遊び道具で、そのシンプルさが想像力をかきたてるみたいだ。
いつまでも眺めていたい素晴しい眺めとも
そろそろお別れ、次に来たときはピークを目指そうピヨピヨ隊、イエィ
ロープウェイ乗り場までの登山道に咲く、エゾシオガマ、ウサギギク、ウメバチソウ。
他にもヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ、イワツメクサなどが見られ、
チシマギキョウは終盤。
ぽつんと濃い紫の花が目立つサクライウズ(桜井鳥頭)
「鳥頭」はトリカブトの漢方名らしい。
スルスルと下ってバス乗り場へ。
「暑い、疲れた」は言いっこなしね、歩き出す前のお約束もちゃんと守って
岩ゴロの道もよく頑張って歩いたかん隊員。ご褒美はソフトクリーム。
帰りに乗ったバスの運転手さんは女性で、狭いくねくね道を上手にソフトな
運転で下っていく。バスが走り出すと同時にひび隊員は夢の世界へ~
つづいてかん隊員も爆睡。ベビーキャリア、ベビーカー、手荷物に加え
さらに大荷物となった寝た子二人、(o´Д`)=зどうやってバスを降りたらいいやら、。
バスは前のドアからの乗降で、行くときもベビーカーなどの荷物を持って
狭い車内を通り抜けるだけでも大変でした。そこで運転手さんに後ろの広いドアを
開けていただけないかとお願いすると、そこは女性ならではの気遣いで、
バス停に着くなり運転席を離れて荷物降ろしを手伝ってくださった。
さらに、財布の入った手提げを車内に忘れたのを、乗客のかたが気づいて、
それも運転手さんが持ってきてくださった。あわや途方にくれるところを、親切な
運転手さんや乗客のかたに助けられて事なきを得た。ただもう感謝!
こうして、旅先では見知らぬ方々の親切に何度となく救われることが多く、
刹那に感じる心の温もりによって、旅の想い出はいっそう味わい深ものになる。
おかげさまでヒナちゃんにも会えて、またまたハッピーアワーを過ごさせていただき、感謝です!!
子連れ旅って、思う以上にタイヘンさが隠れたりしてて~
体力も要るけど、それを上回る想像力がないとスムーズに事が運ばず、ソク手詰まり状態に陥るんですね~ ピヨたち、はよ大きくなり~~と思うばかりです(´∀`)
いただいたピヨピヨグッズは、まさにど真ん中ピッタンコの我らがシンボル♪ バス降りたあとぐずっていたひび隊員にひよこちゃん持たせたらごきげんなおって~と、助かっています。大事にしなくっちゃ (o^-^o)
ピカリ☆さんとこも、泥まんじゅうにやられたクチですね(゜∇^*)
恐るべし、子ども製菓の泥まんじゅう。
そうそう、ダンゴムシってば、チビッ子に大人気、受けいられやすい形態はわかるんだけど、玄関までにしてほしいわ~ ベッドまで許されて~って、愛情の深さを感じちゃいます~*^ヮ^)♪.
その記念すべき日に、ここ高山のお天気もお花たちもニッカニカ☆の笑顔で迎え入れてくれて、最高でしたね~~(^o^)/
かん隊員のおむすび2度ポロリンや、ひび隊員のベビーキャリアの使用法勘違い事件(笑) なども~~あとから思い返すと・・幼児期のかけがいのない情景の1コマとして成るべくして用意されてたのかもねぇ~(*^。^*)
ウハ^^ ぴよぴよグッズまだ使ってくれてるんだね!嬉しいよ~ん♪
今回のお帽子被って赤いパンツのかん隊員ってば、なんだかリトルwakangaさん♪って感じだね~~(^◇^)
それとか、ベンチの上で遊ぶチビッ子姉弟の感じがアラレちゃん&ガッちゃん風にも見えきてー(笑) 愉快ユカイ~~(*^▽^*)
一方で、こうした楽しい遠征ためのご苦労もすごくリアルに綴られててイイ記録だなと感じながら拝見です^^
この時期のチビッ子2人分に必要な大小荷物を 大人2人で手分けして持つも・・バス移動などの際は本当にエライ大変ですからね~(゜o゜;)
でも結果的には、そのタイヘンさを考えても余りある 心の温もり覚える旅先でのいろんな人の優しさ♪って、たしかに人はお互い楽しい旅先だと普段よりもずっと余裕の気持ちで受け入れたり思いやれる心理ってありそうです~(^^)(^^)ウンウン♪
加えて~今一度読んだら、書き出しのところにあった泥まんじゅうが、やけに懐かしいよーー!(^^)!
うちの娘は、あれを大事そうに園服のポケットに詰めてパパおみやげ~♪って持ち帰ってきたから服の中はもちろん家の床のあちこちがザラザラに。。。
あと、ポケットに入れての持ち帰りは・・団子虫を捕れるだけ取ってきて、ベットの上で一緒に遊ぶというのもあったし。。。