和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

来年のブログ目標。

2011-12-22 | Weblog
私は、ネット書店BK1の毎日更新される新着書評欄を楽しみにひらいている一人です。いろいろな方の書き込みを読める楽しみ。そこに、昨日、粕谷一希著「内藤湖南への旅」(藤原書店)の書評が載っておりました。評者は塩津計さん。その最後に、こんな箇所がありました。


「なお、ついでながら、本書で一番気に入ったのは「書痴の条件」として粕谷一希氏が掲げた以下の五つの点である。
1」欲しい書物が街のどのような本屋に行けばありそうか、一種の嗅覚があること。
2」衝動買いを辞さない。欲しい本を見つけたときは、値段や財布を気にしない。とにかく欲しい本は手に入れる。カネはあとから自然になんとか工面がつく。
3」「本はよむものではなく、もつものである」と東畑精一は名言を吐いたが、本を貯えること自体が楽しいし、価値あることだという思念があること。
4」本はそれぞれ個性的な表情をもっている。装丁、版型、見返し、奥付、文字や文字の配列など。それを識別することが楽しい。
5」本は友人である。身近によく整理された書棚にある本は、不断に対話出来る。こちらの気分でその日の相手はことなるし、同じ本でも身近になったり離れたりする。次第に生身の人間より、本の中の著作家のほうが身近になってくるという。
・・・」

うん。ここで、私の注目は、3番と5番(笑)。

う~ん。書痴というのは、
『本はよむものではなく、もつものである』なのか。わかりました。
それなら、買っても読まないなどと、つぶやくのは、書痴さんに笑われてしまいますね。恥ずかしい。来年のブログからは、こんなつぶやきは、きっぱりやめよう。

つぎ5番目の
「本は友人である。身近によく整理された書棚にある本は、不断に対話出来る。」とあるじゃありませんか。せめて、今年の最後まで、少ない本なのだから、「よく整理された書棚」は夢じゃない。ということで、
来年のこのブログ目標は「整理と対話」。
うん。鬼よ、笑わないでください。

それにしても、5番の言葉
「こちらの気分でその日の相手はことなるし、同じ本でも身近になったり離れたり」というのは、何とも書痴の地平は、洋々としているなあ。

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