和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

クリップでとめ、題つけ。

2024-06-23 | 地震
山本夏彦対談集「浮き世のことは笑うよりほかなし」(講談社・2009年)。
この本に、清水幾太郎さんとの対談「誰も聞いてくれない地震の話」がある。
はい。そこから、この箇所を引用

山本】 清水さんは本所でも被服廠跡には逃げておられませんね。
清水】 ええ、遠かったので逃げておりません。

山本】 あそこへ逃げこんで死んだ人がたくさんいますね。
清水】 私はあそこで従弟を含めて親戚10何人かをなくしています。
    叔父と叔母は死体の山の中に埋もれて、2日目でしたか、
    ザーッと雨が降り、それで息をふき返しました。

山本】 話には聞きましたが、本当にあったんですね。
清水】 はい、非常に稀な例でございましょう。
    その時の経験が江東ゼロメートル地帯には残っております。
    被服廠跡へ逃げろって言ったのは警察なんです。
    そこへ逃げたのが4万人で、3万8千人が死にました。
    折れ重なった死骸の山の高さは1メートル以上もありました。

山本】 そういう経験をしながら、なぜ近くあるはずの
   地震の警告を聞かないんでしょう。
清水】 聞きたくないんでしょうね。      ( p61~62 )


今年は当ブログで『安房郡の関東大震災』についての日々録をしており。
さてっと、これらをまとめ、1時間の講習録をつくろうと思うのでした。
とりあえず、ブログの日々録をプリントしてみて、
項目別に分けるという作業をしてみることに。
はい。トランプ並べをしているような気分で。

 首都直下地震  余震  安政地震 房州陥没
 能登地震   記録を残す

 北條町 安房郡長大橋高四郎 青年団の力 郡制とは
 1日から3日まで 山間部への急使 地涌菩薩
 
 正木清一郎 山田鹿太郎 摂政官 後藤新平 水田三喜男
 山階宮殿下 震災後の復興

 曽野綾子の云う天賦の才能 安房郡長の呼びかけ 腹をきめた
 感謝の語り草 安房震災の救護

 地震よりも恐れ戦いた 流言蜚語 人の言葉の散りやすさ
 米騒動 女の集団 臨機応変

 落ち込む人 テンションが上がる人 平常心
 防災士教本の教え 曽野綾子の平常心

 海の時代 牛乳の国 郡長と農学校 人間力と団体力
 参考文献へのひとこと


とりあえず、クリップで止めて、項目としての題をふってみる。
うん。これだけじゃなかったような気がするのですが、まあいいか。
これだけでも、1時間以内に語れるように削ってゆくのは
何ともめんどうそうです。
けれども、何とか聞いてもらえるように話します。
そうそう、聞きたい方が来てくださるのですから。
 


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