和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

Jアラートという名の『空襲警報』

2022-11-15 | 道しるべ
夕刊フジ11月15日の二面。
江崎道朗氏の連載1回目。
はじまりはというと、

「近いうちに戦争を仕掛けられるかもしれない。
 あるいは、戦争に巻き込まれることになるだろう。
 
 そう考えて日本政府は、その準備を始めた。

 9月22日、岸田文雄首相は官邸に、
 『国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議』
 を設置した。その趣旨には『有事』、つまり戦争を想定した
 『総合的な防衛体制の強化と経済財政の在り方』を
 検討することだと書いている。・・・・・・

 9月30日、岸田首相が出席した第1回会議では、
 『自衛隊だけでは国は守れない』という・・発言まで飛び出した。

 ・・・これらの発言を受けて浜田靖一防衛相はこう発言している。

 『これは、わが国への侵攻を防げるか防げないのか、
  国民を守れるのか守れないのかという問題であります。

  中途半端なものでは降りかかる火の粉を払うことはできません。
  ・・・われわれに残された時間は少ないと考えます。われわれは
  直ちに行動を起こし、5年以内に防衛力の抜本的強化を実現しな
  ければなりません。』

  今年に入って、北朝鮮のミサイル発射を受けて
  Jアラートという名の『空襲警報』が鳴り響くようになった。
  ・・・・

  限定的とはいえ、米国の機密情報を知り得る浜田氏が
  政府の公的な会合で、『われわれに残された時間は少ない』
  と述べたことを軽んじてはなるまい。  」


夕刊フジには、こういう文が情報として載っておりました。

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3 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2022-11-16 02:35:45
そのわりに私も含めて国民はのんきですね。
返信する
おはようございます。 (和田浦海岸)
2022-11-17 10:45:22
おはようございます。水仙さん。
コメントありがとうございます。

はい。大村はまをひらいているのですが、
大村教室の緊張感というのを苅谷夏子さんが
指摘されておりました。それを思い浮かべました。

大村はま著「新編教えるということ」
 (ちくま学芸文庫)のp144~にありました。

大村さんは、中学生を教えております。
このページの小見出しは
『一人で判断するようにしつける』とある。

ここでは、端折ってゆきます。教室で生徒に
用紙を17~18種ひとりひとり取りに来させて配る、
用紙の配列し挟み方を別に印刷しプリンとして渡す。
ここに、大村教室の緊張感が出ておりました。

『・・・それから注文があります。
 決して人に相談しないで、また
 口を出さず、独立した一人一人で
 作業を進めることです。』

『私のプリントは、大丈夫、だれにも
 聞かずにできるようになっています。

 ちょっと、わからないことがあっても、
 おちついて読めばきっとわかるから、
 人に聞いてはいけない』と注意して、
 ある間隔をおいて、順に紙の並べてある
 ところへ行かせます。

 その時は、複式に授業をしていますから、
 残っている生徒は残っている生徒で、
 別に仕事をしています。みんなぼんやり
 待っているわけではありません。

 ・・・・自分で考えず、すぐ他の子どもに聞く
 また、『こっちへ来なさい』と言えば、
 『行くのね』ととなりの子どもに言いますし、
 またそうかと思うと、もうひとりのとなりの子が
 『行くのよ』『行くんだよ』と口を出します。


これは、大村さんの講演なので、こんな言葉が
はさまれておりました。

「こういうことを、なぜしたのかということです。
 小学校からきた子どもたちは、じつに
 独立心がなく、・・・

 何でもないことでも、自分で考えず、
 すぐ他の子どもに聞くからです。・・・・・

 一人ずつ一個の人間として立ち上がっていません。」


はい。たまたまコメントから浮かんで来た箇所でした。
返信する
Unknown (1948219suisen)
2022-11-17 11:13:31
丁寧なご説明ありがとうございました。
返信する

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