わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

本心がひらく時

2010-11-10 11:05:35 | 癒し
 何がむずかしいといって、自分を殺すことほどむずかしいことは

ありません。あんまりやると禁欲主義になっちゃって、これをしては

いけない、あれをしてはいけないとおもうだけで病気になっちゃう。


 私が説いておりますのは、自分を殺すということではなく、自分を

ありのままに認め、愛するということなのです。

 今迄の宗教者は、とかく禁止することで、心の向上を目ざした人が

多いのですが(いわゆる聖賢たちは禁止を一切しておりません)、それ

では、生命がしなびてしまいます。しなびたいのちからは、何も

いいものは出て参りません。


 自分が活きなければ、人を活かすことも出来ないのです。放任では

ないんですよ。

 放任ではなくて、ありのままの色々な自分の姿がでてきた時に、

それをとらえ、パッと光にむかってそれを放す、世界平和の祈りの

なかで、神様に全部返してしまって、あたらしい衣を着る、あたらしい

いのちをいただくということなのです。


 考えようによっては、いたずらな禁止よりも、私の方が、もっと

厳しいともいえるのですが、しかし、神様の愛というものは、さまざまな

人間の心をろ過して、その奥の神体、光体としての人間のいのちを抱いて

下さっているのであります。今、この肉体身のままで、人間の本体を

抱いて下さっているのです。


 特別な修行をしなくても、みんなこのままで霊人になってゆく。

 今は、その本心がひらかれてゆく、まさにその時なのであります。


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