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渋谷BUNKAMURAのシアターコクーンでやっている「2人の夫とわたしの事情」を観てきた。
サマセット・モームが93年前に書いたコメディをケラリーノ・サンドロビッチが演出している。
戦争で夫(ウィリアム)を亡くした妻(ヴィクトリア)は夫の親友(フレデリック)と再婚する。
ところがそんなふたりのもとに死んだはずの前夫ウィリアムがひょっこり帰ってきて大騒ぎに。
さらにそこへお金持ちの新しい男も加わって話はよけいややこしくなっていく。
妻ヴィクトリアは松たか子。
前夫ウィリアムには段田安則。
現在の夫フレデックは渡辺徹。
いや~、おもしろかった。サイコー。
松たか子はホッソリしていて美人で声もかわいらしい。
観ているだけでニンマリしているくらいかわいいのに、その悪気のない悪女ぶりがぶっ飛んでいておもしろすぎる。
段田安則と渡辺徹の責任のなすりつけ合い、心のかけ引きもおかしい。
メイドとか成金男とか弁護士といった脇役の演技もそれぞれにおもしろくて、サイコーのコメディーにしあがっていた。
話がわかりやすく会話のセンスが良くて、最初からずっとクスクス笑いっぱなし、本当に楽しめた。
途中10分ずつの休憩が2回ある3幕もので、上演時間は2時間40分。
3幕ものという形式もめずらしいけど、これも舞台にある種の軽さをかもしだしていて、なかなかいいものだった。
おもしろくて軽いといっても、決して内容が薄いわけではなく、人間の人生にまつわる共通した側面が
描かれていて、そういう意味でもおもしろかった。
こんな風にずっとクスクス笑いが続いて、観終わってから元気になって帰ってくるような舞台を
前にも観たことがあるよな~と思っていたら、
おととし観た三谷幸喜の「グッドナイト・スリイプタイト」だった。中井喜一と戸田恵子の会話のかけあいとか
どこか雰囲気が似ていると思った。
ああ、楽しかったなぁ。
舞台美術に凝ったりしていなくても、よくできたお話や役者の演技で楽しませてくれる
こういう昔ながらの舞台らしい舞台っていうのもやっぱりいいなぁ。
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