ruruBの極楽な日々

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山種美術館で猫の絵

2010-03-09 23:01:15 | アート


友達Aが恵比寿の山種美術館へ猫の絵を観に行きたいというので付き合った。

3月だというのに、なんだ この寒さは!

ブルブルしながら恵比寿で待ち合わせ、1月にフラパーティーで使ったハワイのお店でランチを食べた。



ロコモコ♪ おいしかった♪

それから徒歩10分くらいのところにある山種美術館へ。道を間違えて20分くらいかかった。
私のせいだ、すまん。




竹内栖鳳(たけうちせいほう)の「班猫(はんびょう)」

背中のホワホワした毛の感じが本当に猫っぽい。
顔を近づけてみると、毛の一本一本の先が針のように細く描かれ骨格に沿って流れるように描かれている。
綺麗な緑色の目も印象的だ。

この作品が生まれたエピソードが書かれていた。

栖鳳は沼津に滞在したとき、近所の八百屋のおかみさんの愛猫に絵心をかきたてられ、ムリを言って
自作の絵一点と引きかえにゆずってもらったそうだ。
そして京都に連れ帰り、画室で自由に遊ばせながら丹念に観察してこの作品が誕生した。


かわいがっていた猫を取られたおかみさん、つらかっただろうね(笑)

また栖鳳は70歳のときに「蛙と蜻蛉」という作品を描いた。

そのときも部屋に蛙をいっぱい放ち、腰痛になるほど這いつくばって観察しながらその作品を仕上げたのだそうだ。

こういう、いくつになっても表現のためにどんな事も厭わないという情熱。画家ってすごいね。

川端龍子(かわばたりゅうし)の絵もあった! 「鳴門」
例の浅草寺の天井の龍の絵を描いた画家ね。屏風なので左右に長~い作品だ。



こっちは左。



こっちは右。

ゴウゴウと海水が流れ渦巻く音が聞こえてきそうな迫力のある絵。豪快なタッチは、当時の日本画の常識を
くつがえしたのそうだが、実はこの絵、想像で描いた絵だったという。実際に見なくても描けちゃうんだね。
水の青も綺麗。


いいねぇ。いいよ、日本画。

日本画って昔はちっとも良さがわからなかった。

それが「日本画もいいなぁ」って思えるようになったんだから、年を取ったってことなんだろうね。

山種美術館はこんなに寒い日でもけっこうな人で混みあっていた。

若い人もいるにはいたが、圧倒的に年配のかたが多かった。





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2 コメント

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お久しぶりです (fumi)
2010-03-13 19:22:22
竹内栖鳳の「班猫」
猫を飼っていないと描けない絵よねぇ。
猫の姿態のやわらかさやなまめかしさが表現されて。
以前、山種美術館は茅場町にあったから、
近くてしょっちゅう行けたけれど、移転してから
行かなくなってしまったわ。
上のレプリカって、ちょっとだまされたような気分ですよね。
樋口一葉館が新しくなったからと行ったら、
建材の匂いがつくからという理由で、ほとんどがレプリカだったの。
ものすごくがっかりしたことを思い出したわ。
返信する
fumiちん♪ (ruruB)
2010-03-13 21:00:21
観たことありましたか~
そうね、ホントに猫を飼っていないと描けない絵だと思うわ。
見てるだけで毛のやわらかい質感が感じられてさわりたくなるもの。
山種美術館は前は茅場町にあったのね。
私ったら美術館の名前も知らなくて今回初めて知ったの。
友達がさそってくれてよかったよ。
そうなの、昨日はちょっとがっかりしたの(笑)
樋口一葉館もそうだったの?それはありがたみが違ってがっかりするわ。
その点、昨日行ったエジプト美術館ではテンションあがったよ。
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