11月29日、6時起床。荷物をまとめて最後の朝食を取りに行った。
通いなれた道と、
レストラン。
ブッフェの、
カットフルーツや生野菜のサラダは最後まで食べなかったけど、
その分、パンを食べた。
エジプトに来る前は、あまり食べられないだろうから「やせられるかも?」、最悪お腹をこわせば「さらにやせられるかも?」と思っていたのだが、
お腹はこわさなかったし、
ランチや夕食には、なぜかパンとライスと両方出ることが多く(炭水化物とり過ぎ)、1キロ太って帰ってきた( ̄□ ̄;)
ひんやりした空気。
お気に入りの、おなじみのメニュー。
ロビーまでの道。
敷地内マップ。広かったなぁ。
ロビー。
休日なのでバスもスイスイ。カイロ空港に早く着いたので、空港内の免税店でやっとエジプトのおみやげが買える、と喜んだ。
ところが…! トラブル発生!
チェックインどころか、荷物を持って入ることもできず、立ち往生。そのままの状態で2時間ほどたち、全員がイライラする中、ギリギリのギリでやっと飛行機に乗れることになった。
免税店を素通りして走って機内へ。
いや~~~~ん、こんなの初めて。
とにかく、乗れて良かった「大韓航空機」
さよなら、エジプト。
トルコの山々を超えて、
行きと同様、ウズベキスタンのタシケントで乗りかえた。
タシケントに着いたのはすでに夜。
ここで27歳の男の子が乗ってきて隣りの席に座った。
本当~~に素朴ないい子。あいさつしてニッコリしたのをきっかけに色々お話をした。
といっても、彼(R)は英語の単語がちょっとわかるくらい。
でも、身振りと手ぶりと絵でかなり通じたので驚いた。要するに魂で話が通じたとも言えるね。
楽しくていっぱい笑った。
Rはカラカルパクスタンという、タシケントから国内線で1時間半ほどの場所にある、ウズベキスタン領内の小さな共和国に住んでいる。
そこで、お父さんとふたりで小さなカフェをやっている。
祖父はロシア人、あと中国と韓国の血が入っている。
プックリした体型にチベット系のお顔、瞳はグレーだ。
5年前からお兄さんがソウルで衣料の染色の仕事をしているので(結婚して子供もふたりいる)、そこへ初めて遊びに行く。
自分は25歳まで結婚していたけど今は離婚してひとり。こどもは生まれる前に妊娠7カ月で亡くなった。
パソコンなど使っていなくて(話に出なかったし)たぶん国際線に乗るのも初めてなのだと思う。
機内食のパックのバターを「これはなに?」と聞いたり、機内で音楽を聴くイヤホンはどうやったら使えるのか聞いてきたくらいだもの。
それから「この飛行機にはスモーキングルームがある?」とも聞かれた。Rは毎日夕食後に1本だけタバコを吸うのだそう。
私が「世界中の飛行機が禁煙で、もしトイレで吸ったら警察につかまるんだよ」と言うとビックリしていた。
でも、本当にいい子だったの。
年齢を聞かれたけれど、「ダンナとムスコがいる」といって、年は言わなかった。
だって、たぶんRの母親と近いもの。せっかく楽しくフレンドリーに話しているのに急に距離を感じてよそよそしくなられても困るからね、あはは。
「お互いの国の人は何を食べるか」という話で使った絵。
Rはお寿司は知っていた。
あとRは「日本人はこれを食べる?」と
こんな絵をかいたので「アリ?」と聞くと、
「違う」といって、
この絵をかいた。
なので、私がカニをかいて「これ?」と聞くと、
また首を横にふる。
「グリーン」といって手をピョンピョンさせたので、
私がこれを書くと、「それだ!」と。
「最初のふたつはどう見てもカエルじゃないから!」と爆笑しあった。
あ~、楽しかったなぁ。
ソウルへ着いたとき「じゃあね、バイバイ!」と背中をバンとたたいて別れた。
苗字も住所も聞かなかったけど、Rという男の子に会ったことも、今回のエジプト旅行の重要な経験のひとつだったと思う。
こうして私の10日間のエジプトは終わった。
帰りの飛行機の中で「あー、またエジプト行きたいな。それも、できるだけ早いうちに」と思った。
まだ日本に帰りついてもいないのにそんな風に思ったのは、初めてだ。
エジプトは、私にとってそんな場所になった。
旅というのは旅に出ている期間だけの単なる観光なのではなく、
もっと「とても精神的なこと」なのだと思う。
何日間、そこへ行った、楽しかった。ではなく、
旅へ出る前と出た後では何もかもすべてが変わってしまう。
それくらい、
全細胞ひとつひとつ、自分の核である魂にまで深く影響するものではないかと思う。
今回のエジプトで、私は初めてそんなことを感じた。
そして、16回の長きに渡って、旅行記を読んでくださった皆さん、どうもありがとう。
旅行の話を聞いてくれる人がいたことは、この上なくうれしいことだった。
みんなのあたたかいコメントや励ましがあったから最後まで書き終えることができた。
本当にありがとう。
マクドナルドから見おろした夕暮れのナイル。
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ありがとう♪
よかったよ~エジプト。
なんか一緒に旅してる気分だったよ。
リリカルちゃんからエジプトを感じることができて、感激でした。
リアルフォトだよね。気取らない写真がまたいい。
来年はどちらへ?
今年もお世話になりました。
来年もよろしく!
ありがと~う!!
そう言ってくれて、私もホントにうれしいよ。
たぶん私自身がエジプトをえらく気に入っちゃったから
その分うまく伝えられたんじゃないかしらね。
エジプトの宣伝ウーマンみたいなな? ふふ。
来年か~、
またエジプト行きたいけどね。まぁ、そうそう行けないか~
こちらこそ、今年もお世話になりました。
来年もよろしくねっ!
ruruちゃんのこのレポートで、エジプトが少し身近になったような気がします。臨場感のある写真のせいもあるかな。
今まで見た事のないたくさんの写真、どれも興味深かったけど、この最後の写真もとても良いですねぇ。
R君とのエピソードで思い出したのですが、確か似たような夢をみた事がありませんでしたっけ?予知夢だったのかも。
お絵描き会話も楽しそう!
旅行のための語学も一向に進まない私……イラストの練習をした方が早いかなぁ。
見た見た~~!
旅の途中ですごく年下の子がなついてきてすごく楽しかった夢ね。
今の今まですっかり忘れていたよ。予知夢か~。あはは、そうかも。そうだ、きっとそうだ。
エジプト日記、そんな風に言ってくれてありがとう。
私自身、もう一度楽しかった旅行を追体験できてすごく楽しかったの。
語学もいいよね、へこたれずにがんばるんだよ~~