VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

UR都市機構・幹部との懇談会

2006年09月11日 | 住宅業界
私が所属する日本不動産ジャーナリスト会議の企画で、
例年、UR都市機構(元、住宅・都市整備公団)の小野理事長はじめ幹部勢ぞろいで近況報告会を実施して下さる。 

独立行政法人になってからの経営改善計画と、その予測以上に有利子負債が激減している成果など
高金利だった財政投融資を借り換えたり、宅地(あるいは山ごと)売却が進んだ事情など
詳しくレクチャーして下さった。

加えて、独立行政法人に義務づけられている「環境報告書」を、いち早く制作発表したという事でご披露。
その報告書で気になったのは、
‘URは賃貸住宅開発時に公園を作り植樹をし、多くの緑地を創出してきた・・・’というようなくだりがあったが
その開発前は、その全てが山や緑で占められていたはずで
そこを強調して自負されると、「URの方々は本当にそう思っているのかしら?」と意識を疑ってしまう。

ただ懇親会で、個別でイロイロ面白いお話を伺っていると
以前の形式ばった(?)公団さん、とは違うアクティブ&ユーモラスな方々も多かった。


宅地開発事業は撤退したが、今後も77万戸の賃貸住宅を保持する世界最大の大家さん。
その再開発によって、日本の住環境が中・外共に大きく影響を及ぼす事は間違い無い。
経営改善で投資フェーズに入るのも間近で、これから新しい住環境を創造するリーダーシップにも期待したい。


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