VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

MISAWAのVikiFEMY展示場

2006年07月04日 | 住宅業界
【写真左より;女性の商品企画ということでキッチンは半透明の仕切りで隠す収納。
         ランドリールームには、室内干し用の竿が降りてくる。風を取り込む窓が上部に。
              2階リビングには目隠しを兼ねた坪庭バルコニー。
                    LDKの天井は3.5mと高く、採光・通風窓が大きく取られている】


室内は、階段下の地窓や二階リビングの上部にルーバー窓を採用し微気候デザインに。

道路に面したリビング大型窓の外側に、外からの視線を遮るようにバルコニーを壁にしてあるが
室内側を坪庭にデザインされ、インテリア・アクセントにもなっている。
日本の一般住宅の場合、ここがヘンなバルコニー(洗濯干場)になっていてカッコ悪い。

今回は、この目隠し壁やルーフバルコニーのルーバーと言い、外からの視線を遮るだけでなく
外から見られる街並みとしても考慮された、都市型住宅の良いデザインである。

微気候の要である窓はこのモデルハウスの場合、フィックス窓含め50窓くらいらしい。
床面積は私の家の2.5倍ある263.84㎡だが、ナント窓の数は同じ。
当方、確かに風通しは良いく冷房要らずだが、チョット付けすぎか…

ところで、24時間換気設置が建築基準法で義務付けられて2年になるが
微気候のように、窓を開けた通気を重視する場合
24時間換気システムが、無用の長物に感じられる(実際、自邸は冬以外は一台止めている)
日本の古き良き住まい方を懐古する動きも多いが、
今後、センサー技術など機械仕掛けの暮らしとの、現在は過渡期であるようだ。


コメントを投稿