VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

住林「大樹」、大黒柱プレゼント!

2008年01月25日 | 住宅業界
住友林業が設立60周年を迎えることを記念し、新商品「MyForest-大樹」を2月1日より発売。
記者会見では矢野龍社長が、スクリーンに映し出される伊庭貞剛の前で住友林業60年の歴史を振りかえる。
 
住宅事業塩崎本部長が「環境配慮の技術を結集した住友林業グループの集大成」と商品企画の事業背景などを語られた。
 
「大樹」は坪単価72万円台~という高額ゾーンの商品、プランはフリーであるが写真は水平ラインが強調されたモダンなF.L.ライト風外観。
特徴は主要構造材における国産材比率100%を実現したこと。
写真左、木材がエコ素材であることを鋼材(対、鉄骨プレハブメーカー)炭素放出量で比較表現した。
内装材としても国産杉を提案し(右)、柾目・板目の両デザインを床材に用意。木目柄を楽しみながら強度を確保する技術を開発。
 黒い塗料を施したものは古民家風で味わい深い。

『涼温房』の設計手法に、植栽などの緑の力も利用する「緑の設計」を取り入れ引き続き強化。

太陽光を室内に取り込み熱を蓄える「太陽の設計」、通風設計で涼しさを呼び込む「風の設計」に「緑の設計」を加えた。

加えて60周年記念の目玉!樹齢80年の生檜を‘大黒柱’として提供する。(100邸限定)
四国社有林で丁寧に育てられた檜は、枝打ちを繰り返し、節の少ない美しい柱に仕上がるらしい。
 太さ6寸角(約18cm)、一番玉(元玉)の大黒柱!

長寿命の住まいづくりが目指される今、私はハードの充実と共に今回のような
「ウチの大黒柱は住友四国社有林で80年間育った檜の大黒柱・・・・・・」というような家にまつわるストーリーを
子供や訪れたお客さんに語れることが、家に愛着を持ち大切にする心につながると感じている。

どこで建てても同じ家では、品質は確保できても将来に住み継いでいく心が宿らないような気がする。
大量供給時代で無くなる今後、このような特徴のある家づくりを大手住宅会社にも期待したい。


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