VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

日本不動産ジャーナリスト会議

2006年03月30日 | 住宅業界
日本不動産ジャーナリスト会議、今月の講師は(社)不動産流通経営協会【FRK】の三浦理事長(東急リバブル相談役、写真中)。
テーマは、「不動産流通業の最近の動向」。
不動産証券化市場について、その仕組みや
既に平成16年度に7.5兆円を超える実績の解説下さった。
今後の課題としては、市場の期待が現在3%まで落ちはしても、利回りにあるものが
キャピタル・ゲインを織り込み始めると、バブル再来の危険にさらされるということや

アセットマネージャーの報酬と配当のバランスなどを見る事ができる透明性や、
不動産会社自身の人材育成など運用システムに、これから整備されるべき点が多いようだ。

私がREITで一番懸念する事は、オフィスと違って住宅について
入居者ニーズを無視した利回り重視の、粗悪な空間や内装設備の物件が建築される事。
(たとえ新築時に入居者が入ったとしても、5年後に入るとは思えないし利回り自体も疑問だが)

加えて供給が急に増え、この春も賃貸マーケットにかなり影響を与え空室が増えていると
先日、私が講演したアパート経営のパネルディスカッションでも話題に上がった。

過去を反省し「住生活基本法」初め“優良なストック形成”を業界上げて取り組むべき今
10年後、20年後の入居者ニーズに合わせた修繕・リモデル投資コストも潤沢に計画されているのだろうか?

‘出口戦略の重要性’と三浦理事長は表現されていたが、トランプのババ抜きみたいな事にならないよう
健全なマーケット形成に、各社責任を持って取り組んで下さる事を期待する。
東急さんみたいに立派な企業ばかりなら良いが・・・
(そう言えば、金指東急ホーム社長が東急不動産専務から副社長に就任される!)


さてミラノ行きについて、今日はやっとロンドンの知人に連絡がついた。
母君Lindaはオーストラリアに行って不在だが
ラッキーにも、たまたま今日から大学が休みで帰ってきた娘Jessicaが家に居るらしい。

さて残るは、ミラノの宿。
こちらは、EUR180/1泊(約26000円、6泊だと約15.7万円)という回答が1つ来たが・・・チョット厳しい。
イタリアに精通している輸入業の先輩I社長も、昨年はコモ湖から通ったほど。
それもまた、優雅だよなぁ~




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