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VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

積水ハウスとST.REGIS

2007年09月03日 | 住宅業界
2010年に大阪・本町に竣工予定の積水ハウスの開発プロジェクト(仮称)本町ガーデンシティ。
御堂筋と本町通の交差点、南東の角。関西人には‘元はイトマン’と言えば分かり易い。
 
今回、「都市再生特別地区」の適応を初めて受けた132メートルの超高層ビルの誕生となる。
(御堂筋は従来高さ60メートル規制)

その11-27階に入る「ST.REGISホテル大阪」はスターウッドグループの最高級ブランドであり日本初上陸。
                    (今後、京都はじめアジア地区ではリゾート含め計画が目白押し)
 
積水ハウス和田社長、スターウッドホテル&リゾート ミゲル・コー アジア太平洋地区統括社長が
リース契約締結の会見をウェスティンホテル東京(スターウッドグループ)で行った。

「ST.REGIS」ホテルがニューヨーク五番街で1904年に開業して以来の、名高いバトラーサービスや
カクテル「ブラッディ・マリー」を世に出したバーテンダーなど・・・歴史も紹介された。
ちなみに創業者アスター氏は、かのタイタニック号で亡くなられた。
 
ST.REGISホテルは‘address’であるという表現どうり、今回のプロジェクトも大阪のランドマークになり得る立地。
(「御堂筋は大阪のシャンゼリゼ」と言われた時には、大阪人として気恥ずかしくなったが・・・・)

会見後は管弦楽も入ってフレンチのシェフによるフルコースの昼食会。
 
私は積水ハウス平林常務や「月刊ホテル旅館」の武田真理子編集長などとご一緒のテーブル。
                  (ラグジュアリーホテルの世界を教えて頂いた!)
素晴らしいシャンパン&ワインにキャビア、オマール、フォアグラ、トリュフ…とオンパレード。
  
デザートプレートには「ST.REGIS」ロゴがチョコパウダーで描かれて。
「ST.REGISのサービスを体験して下さい」と、日本・韓国・グアム地区統括ペール社長。
短時間ではあったが、開業を心待ちにさせるには十分なものであった。


‘あくまでも戸建てがメイン’、と言い続けてきた積水ハウスであるが、
既に大阪は難波にも同規模のプロジェクトが進行しているなど大型開発案件が続く。
さながら大阪の三井不動産状態!?  大手住宅メーカーは新築着工100万戸割れを前に、
都市開発や海外事業など事業ポートフォリオを広げざるを得ないのが現実である。


セキスイハイム Parfait2.0

2007年09月03日 | 住宅業界
積水化学工業から昨年発売された「パルフェ・マスターデザイン」。その性能が新次元に進化した新商品を
Web2.0になぞらえて『パルフェ・マスターデザイン2.0』として発表された。
 司会進行は月田部長

「最も売れている基幹商品の強化で上半期の巻き返しを。」と
 左から東郷住宅カンパニープレジデント、高下住宅事業部長。

進化のポイントは3つ、
●『GAIASS(ガイアス)』(複合型地震動吸収システム、国土交通大臣認定)により品確法・最高耐震耐風等級【3-3-2】を標準化
●『CLASS2.0』(C値2.0cm2/m2・Q値2.05w/m2k)で最高水準の気密・断熱性を標準化
●『新・あったかハイム』(全館暖房・床下蓄暖房システム)に加湿機能をプラス
 
価格を上げずに性能アップで、大手ならではの信頼を高めてゆく。

環境対策では、太陽光発電搭載住宅数No.1のセキスイハイム。
今回は耐震性をアピール。特に『GAIASS』では特別な耐震強化装置を付加しないため
従来の耐震システムと比べて、間取りの自由度が大きい。リフォーム時にも大胆にプラン変更できる。

年金不安で冷え込んだ建替え市場であるが、耐震だけは待った無しでユーザー喚起すべきテーマ。
坪単価66.3万円~、10/6発売。エンドユーザーの反応が楽しみだ。