VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

リノベーション住宅推進協議会、発足

2009年07月02日 | 住宅業界
中古住宅をリノベーション(リフォーム=修繕に対し、大型の生活提案型と差別化)した上で販売することで
住宅市場を活性化させようと住宅リフォーム会社や設計事務所などが集まり
リノベーション住宅協議会を発足させた。   (記者発表を、会の運営に関わっているリクルートにて開催)
協議会では、「優良リノベーション住宅」という基準を設けて適合認定することで
品質確保と情報開示で消費者に指示されるリノベーション市場を創造したい考え。
 
まずは中古マンションを対象に、優良リノベーション住宅を統一規準に基づき検査・報告・履歴・保証を行ってゆく。

記者発表後、会員企業109社が集まって発足式。山本協議会会長(インテリックス社長)が
「リノベーションが表面的なものでなく、消費者が安心できる良質なものに会員企業と共に努力したい」と挨拶。
 協議会のHPもオープン
発足式では国交省住宅生産課の楢崎企画専門官が
「既存住宅の流通の活性化に向けて 住宅産業界の革新/新たなビジネス展開」を基調講演。
 
社会資本整備審議会でも[既存住宅・リフォーム部会]を設置し、市場整備が進められるということ。

会員企業の中で副会長も務めるリビタ社は、東京電力グループのリノベーション・ディベロッパー。
丁度、旧知である東京電力の森尻さんが、リビタの常務取締役に就任していて発足式にも出席。
「是非、藤井さんもリビタの物件を見てくださいよ!」
リビタでは企業社宅などを1棟まるごとリノベーションして好評のようだ。

先行して、大手住宅メーカーが集まって設立された[優良ストック住宅推進協議会]など
住宅ストック市場へ向けて業界も本格的に動き出した。

「HAPPY HUGⅡ」大和ハウス×ベネッセ

2009年07月02日 | 住宅業界
大和ハウス工業xevo(ジーボ)」×ベネッセコーポレーションたまひよ」、のコラボレーションによる『HAPPY HUGモデルⅡ』が発表された。
大和ハウスの渦居取締役とベネッセの堀口執行役員が揃って挨拶。(堀口さん、実は元リクルート)
「2006年から『xevo』ブランドに統一し、認知が定着して紹介率が17%から5割増しになった」という渦居氏。
ママ人気NO1雑誌『たまひよ』とのコラボで、子育て層を取り込みを狙う。
 
モデルⅡの特徴は、日本の伝統的な子育ての良さを取り込んだ提案。
[きずなSPACE]ヒロマ&フキヌケ、エンガワドマなど。
[はぐくみSPACE]ワンルーム空間、マナビバなど。  ベネッセの人気サイト「ウィメンズパーク」などで調査を実施し評価を得た。
 
外断熱「xevo」(@53.7万円~)、約127㎡のモデルプラン。リビングは和室と共にヒロマとしてワンルーム感覚に。
 
畳の良さを見直し、キッチンの窓とつながった畳のちゃぶ台(?)ダイニング空間。
 
30代の親に人気の縁側・土間空間を設けて、ご近所との交流を誘う仕掛け(皆、妄想するんですよね・・・)。
  
今回は子供部屋まで畳敷きの提案に。「布団の上げ下ろしから躾ましょう」という事だが万年床にならない事を祈る・・・

斬新なアイデアなので、私のように疑問をもったりする人も多いと思う。
しかしその物議を醸し出すモデルこそが、顧客との対話、営業チャンスを生む巧い商品企画と言える。
その企画を生み出した、技術本部の佐伯部長と営業本部の金田次長。

YKK AP、樹脂窓を国内でも発売開始

2009年07月01日 | 住宅業界
アルミサッシ事業から‘窓’事業へ拡大を図るYKK AP
その窓事業の新商品発表ということで、品川にあるショールームに向う。
JR品川駅のコンコースには大きな看板。 4月にリニューアルされたショールーム入口に新商品が展示。

吉田社長から「景気が悪くても時代が欲するものを提供できれば支持される。環境対応商品の樹脂窓は中心商品に育てたい」
事業の大きな転換期を迎え「ワクワクしている」と期待を語った。『APW330』シリーズ(東北エリアから販売開始)
フラットなスリムデザインが特徴
樹脂窓は国内での販売に先立ち、米国で製造販売の実績を積み満を持して国内本格投入。

アルミの1/1000の熱伝導率である樹脂の断熱性は省エネ建材等級、最高の4スター。光熱費は25%の節約。(YKKAP調べ)
その他、独自のガラス接着技術によってフレーム強度と共にスリムなデザインを実現した。コーナーもフラットに。

業界初の10年保証を付け、樹脂の耐久性とアフターサービスをフォロー。
また販売手法にネット積算→発注を導入し、工場から施工現場へ直接輸送しコスト削減、アルミ樹脂複合サッシと同程度価格を実現。

ショールームでは窓の高さや大きさを可動スケールの窓モデルで実感できる。

私は05年米国のInternationalBuilders'Show見本市へYKKAPが樹脂窓を初出展された時、吉田社長とラスベガスでお会いしたのを思い出した。
国内の樹脂窓市場シェアは約7%。自社含めアルミサッシの牙城である日本市場で‘エコな窓’として打って出る。

ちなみに、その7%のレアな樹脂窓ユーザーである私・・・5年前建築当時、米サーティンティード社とライセンス製造していたクレトイシ製。
窓は木製・アルミ製も採用し、その断熱性能を実感している。樹脂窓は軽い操作性も気に入っている。
我が家の窓からはクレセント(鍵)が飛び出して見えるが、『APW330』では見えないよう隠したデザインになっている。

猫のCleopatraは上の窓、犬のElizabethは下の窓からお外を眺めるのであった・・・・

MINTO機構

2009年06月29日 | 住宅業界
民間都市開発機構(MINTO機構)は民間の都市開発事業を支援するために1986年に設立された財団法人。
今回、経済危機対策で大規模補正により総4000億円もの支援が予算化されたところで
MINTO機構幹部の方々と日本不動産ジャーナリスト会議との意見交換会を実施。
 伴理事長からご挨拶
参加業務という支援は、機構が民間の開発案件に共同事業者として事業参加し工事費等の一部を負担する。(竣工後、延払い条件付きで事業者に譲渡)
今回の経済危機対応として、建物だけでなく土地の取得段階から支援できるようになった。(H24年までの時限措置)
また、都市再生緊急整備地域内での大規模都市再生プロジェクトへも出資・社債取得による支援を行う。

支援案件への応募は85件上がっていて、今後、融資方針を整理し優先順位決めをすると言うことであった。

意見交換後、懇親会に場を変えて詳しい話を伺い事業内容の理解を深めた。(女性が少ないから?私に中締めの音頭指名が)
機構の方に高校の先輩を発見!
個人的に逗子市のまちづくり活動をしている私は、MINTO機構の「住民参加型まちづくり支援業務」に関心を持った。

このMINTO機構や住宅金融支援機構など国交省の天下り先とも揶揄される団体が、
今回の経済対策では、その役割強化の予算増加によって、俄然、存在観が増し息を吹き返してきた。
この国費投下が生活者や街づくりにとって、無駄にならないよう成果を見届けたい。

鎌倉「bowls」でKAYAC柳澤社長を囲む

2009年06月24日 | 住宅業界
面白法人KAYAC(カヤック)をご存知ですか?鎌倉にある人気ベンチャー企業で
その柳澤大輔社長と言えば、若者憧れの企業家であり各界から注目される経営者。
サイコロ給とかスマイル給がメディアでも多く取り上げられた)
何故か「HOUSECO建築家と出会う場所」なんて言う住宅建築支援サイトも運営している。

その柳澤社長を囲んで飲もうという会を、湘南界隈に住む元リクルートの連中が企画してくれたので
鎌倉・若宮大路にある、どんぶり屋「bowls」(カヤックが経営)に集まった。店内にそびえ立つ‘どんぶりタワー’。

柳澤社長(左列の男性)に皆で質問を投げ掛けながら・・・久しぶりの方も初めての方も!
 
鎌倉野菜などを使ったお料理(イタリアン系?)もたっぷり味わい
勿論、シメは丼をガッツリ頂きました。サイズは3種類。
 いろんな種類が!!
 

飲み会終了後、ナント!社長がオフィス見学に誘ってくれた。(「bouwls」と同じビルの上)
 
畳敷きが真ん中にあるオフィス・・・紫のはベッド風・・・夜なべをする従業員は此処で仮眠?
 
右上、POLYCOMのビデオ会議システムが入った会議室。見慣れた光景でホッとする?(他拠点や海外との会議も)

今回の企画をしてくれた元リクルートの制作で現カヤックに転職した天羽ちゃん。
YUREX(ビンボーゆすりで脳の集中力Up?)を担当「世界限定3000個!」と。

柳澤社長やカヤックの様子を拝見し、「リクルートの創業時ってこんなだったのかも・・・」と
思いを馳せたのは私だけだっただろうか。山あり谷ありのリクルートも創業50年目を迎えようとしている。
カヤックの50年後・・・創造できない集団だからこそ今が活き活きとしているのだろう。
長期優良住宅と違って、会社の寿命は長けりゃ良いってもんでもない。





TOTO、節水4.8Lで業界をリード

2009年06月23日 | 住宅業界
TOTOの主力商品「NEOREST(ネオレスト)」から新商品AH・RHが8月発売されるという事で新宿のショールームで発表会。
こちらは販売中の山本寛斉コラボ商品 

まず、節水がどれほどCO2削減に貢献するかを紹介。家庭の中でも、便器はテレビよりもCO2を出す設備。改善が進む照明と同程度。
 
TOTO節水の歴史は、過去30年で洗浄水量が20Lから今回の業界初4.8L(リットル)へと飛躍的に進化した。
既に海外で最も厳しい米国カリフォルニア州などでは4.8L商品を展開しているが、
今回国内市場で満を持して投入、先行するINAXの5Lを牽制する形。
 
TOTOのリフォームでは、4件に1件がタンクレストイレへと増加。(2008年)

[タンク+水道水]によるハイブリッド洗浄が4.8Lを達成した技術。「男性の小」はなんと3.8LでOK!
 
省電力と節水で、-17387円/年の節約、CO2は94kgの削減に。節水だけでなく新ワンダーウェーブでおしりも心地よく洗浄。
 
新商品RHタイプが28.455万円(税込)~、AHタイプが31.1万円~。洗面などインテリアもセットで提案。
  
お土産に入っていたのは、ネオレスト形の石鹸だ!
北米だけでなく近い将来、中国なども水の規制が厳しくなるのを見越した上で
まずは国内製品において4.8Lを100%達成すべく推進するという。

輸入住宅産業協議会、ライフスタイルプランナー表彰

2009年06月18日 | 住宅業界
スウェーデンハウス、東急ホーム、セルコホームはじめ輸入住宅関連企業などで構成された輸入住宅産業協議会
その総会後の懇親会が池袋で行われ参加した。
当協議会はライフスタイルプランナー(LSP)という資格試験も実施し、LSP資格者を通じて
輸入住宅ハードだけでなく、住まい方ライフスタイル・ソフト面の普及にも力を注いできた。
今日は年に一度その優秀者を表彰する場でもあり、各部門の表彰者が壇上に上がった。左は近藤会長(スウェーデンハウス社長)。
  
町田ひろ子副会長(町田ひろ子アカデミー社長)と、右は表彰されたアカデミーの方々。
 
インテリアの面からライフスタイル提案をする町田先生。いつも面白情報を交換し合って「それ、やりましょう!」と意気投合。

東急ホームズの関氏・土屋氏、カナダなど外国材を輸出・入する関係者方々、輸入材でリフォームするインクコーポレーションさんと池畑氏。
  
左から、大西氏と事務局の橋本氏、羽山前会長もお元気に。閉めは越智副会長(東急ホームズ顧問)。
  

昨今の住宅は団塊ジュニア世代の‘シンプルモダン’系のデザイン志向が強く
規制緩和以降90年代に成長した輸入住宅マーケットは伸び悩み。
直近は円高メリットも出ているようだが、低価格路線より高い省エネ性能などクオリティ重視の路線。
環境基準が高い北米などの指標を導入する企業も多く、長期優良住宅制度にも対応する性能で21年度事業を推進してゆくようだ。


ウィズガスCLUB、4年目に

2009年06月11日 | 住宅業界
ウィズガスCLUB」は(社)住宅生産団体連合会・キッチン・バス工業会・(社)日本ガス石油機器工業会・日本ガス体エネルギー普及促進協議会の4団体が集まり、ガスのある生活を提案するコンソーシアム。
オール電化住宅対策とも言える組織。H18年の結成後、活動は4年目に入り家庭用燃料電池「エネファーム」の普及を加速する。

シンポジウムのテーマは「明るく元気なウィズガスライフ」。
私は前半の基調講演、田辺新一早稲田大学教授による「快適な省エネ住宅とは」・特別講演、タレントのダニエル・カールによる「~もっと自慢すっぺ~日本で見つけた暮らしの知恵」を別件で聞けずに、後半のパネルディスカッションから参加した。

コーディネーターは環境ジャーナリストの枝ひろ淳子氏(「不都合な真実」の翻訳者)、「メカメカ技術で武装した住宅より人間として価値を感じる指標も大切」と暗に電気仕掛けの住宅を否定?
  
ユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学所長はご自身が関わっているアイフルホームの「クールアースモデル住宅」を紹介。また「日本のCASBEEより米国のLEEDの方が優れた環境指標」と。
 
「日経ホームビルダー」の安達功編集長は創刊10周年号の校了を終えて出席。誌の役割を語られた。

次に[ウィズガス住宅フォトコンテスト]の表彰式。グランプリにはバスライフ部門の「おじいちゃんとお風呂」が選ばれた。
  

閉会後、場所を変えて懇親パーティ。住団連の樋口会長がご挨拶。関係国会議員の方々も駆けつけ壇上に上がる。
  
山崎拓議員、甘利行革担当大臣も。 国交省から和泉住宅局長、経産省から石田資源エネルギー庁長官。
   
左、講演を聞き逃したダニエル・カールさんに、その内容を伺い「日本の暮らしをもっと自慢するべき!」と強調された。
  
右、田辺教授はデンマークから●千万円で購入した研究用サーマルマネキンをご自慢!これで温熱効果をリサーチ。

最後に裏方の皆さん、住団連の矢部氏・知野氏。 東京ガスの村田氏。
 

家庭用燃料電池のエネファームにも導入支援の補助金がH21年度よりスタート。最大140万円が補助金額。
そのおよそ倍は費用がかかる設備なので、オール電化エコキュートのように一気に拡大するレベルでは無いが
IHコンロのように、何か消費者の関心を引けるフックができれば今後の展開も変わってくるのかも。

パナホームの国交省モデル事業

2009年06月11日 | 住宅業界
パナホームは国交省が募集した「超長期住宅先導的モデル事業(平成20年度)」「省CO2モデル事業(平成20年度)」
共に採択されていて、そのモデル事業物件が完成しマスコミに公開された。

『エコライフタウン練馬高野台』がその現場、パナホームが開発した全10区画の分譲住宅地。(10号地は非分譲モデル住戸)
西武池袋線「練馬高野台」駅から徒歩6分、石神井川沿いで春は桜並木になる好立地。
 
モデル住宅内で商品・技術本部の酒井副本部長からパナホームの「‘eco ideas’エコアイディアの住まいとまちづくり」取組みについて紹介。
 
太陽光発電付き住宅は2003年「エルソラーナ」発売以来2008年度は累積10205棟にのぼる。
 
ハウス・オブ・ザ・イヤー2008の大賞も受賞し、今回の2モデル事業と共に環境対応・長期優良住宅への取組みを加速する。

今回の住宅・建築物省CO2推進モデル事業では、全住戸CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)の最上級Sランクを取得した。
注目のシステムは、区画内に複数戸を連結した‘クールチューブ’。
 
深さ2メートルに埋められたクールチューブ、室内へ空気を取り込む事で夏・冬とも平均3~4度の温度を下げ(上げ)る効果。
  
パナホームのエコライフ換気システムとで相乗効果を上げる。右が外気取り込み口、杉本広報部長と。
 
クールチューブは初期費用が高額で単独の戸建での採用が難しそうだが、記者達の関心を引いたのは‘遮熱網戸’の効果。
 熱だけを網戸でシャットアウト!
網目を太くし熱を遮りながらも、風は通す編み方が技術。ロールシャッター式で冬は全収納、三和シャッターとの共同開発。

「お知らせ節電盤」で省エネコンシャスな暮らしを見える化。  玄関カーポートには打ち水用の自動散水機。
  

このモデルハウスは一般的な次世代省エネ住宅と比較しても省電力(平均2315kwh/年・戸)・省CO2(平均984kg/年・戸)の換算。
約51000円/年の電気代節約に(1kw=22円の場合)

1棟は超長期住宅先導モデル事業の住戸、独自のTVマイホームカルテシステムで入居後の管理をサポートし
サスティナブル住宅を推進すべく入居者とのコミニケーションをPanasonicの「アクトビラ」でサポートする仕組み。
 

当分譲地は4/25からの販売以来、約200件の来場者で9戸中5戸が契約済み(6/11時点)。
敷地100㎡・建物96㎡・7200万円~と、周辺相場より高いながらもクオリティを求める主に団塊ジュニアの1次取得層が購入と
ご案内頂いた、東京支社の細谷支社長と小室リーダー。

国交省モデル事業補助予算は平成20年度だけで130億円(超長期住宅)50億円(省CO2)と大盤振る舞いになっていたが
パナホームのようにモデル事業の成果を公開する企業はまだ少なく、この国交省の予算は消化されるのだろうか・・・・


ASKO食洗器とVIKINGオーブン

2009年06月09日 | 住宅業界
北欧ASKO社の食洗器や米国VIKING社のオーブンなどキッチン回りやランドリー設備を輸入販売するツナシマ商事
記者やメディア関係者に、その性能を体感してもらおうとショールームで料理実演の商品説明会を行った。冒頭で嶋社長がご挨拶。
  
実演に先立ってキッチン研究家の黒田秀雄氏が
システムキッチンの歴史や黒田氏の関わってきたキッチンの事例などを解説。
 
左、1960年代のポーゲンポール社、既に冷蔵庫やオーブンはビルトイン。右、1975年に黒田氏が手掛けたキッチンリフォーム事例。
  
近年の世界的なトレンドでは、ドイツ・ケルンの見本市は下火で(前回は6社のみ)
ミラノ・サローネのユーロクチーネに舞台は集約され(私は毎回、ミラノのプレスルームで黒田さんと偶然出会うのが楽しみ)
キッチン設備の傾向はIH化による‘フラットフェイス’になっていると。

さて商品紹介の方では、ASKO社の食洗器のデモが朝食の卵やゴハンがこびりついた食器を使って行われた。
キッチン面材と同じ扉材で統一し、スイッチ等は内側に隠すデザイン。
   
デモは少量の食器であったが、ツナシマ商事が提案するのは大型60cm幅(13人用)の食洗器を導入し
1日3食分の食器を蓄めて深夜電力料金の時間帯に洗浄すること。

次の商品デモは、VIKING社のオーブン。嶋専務と黒田氏がエプロン姿で登場!男の料理が披露される。
 

米国製オーブンでグリルをしたのは・・・ナント、さんま!? 3分ほどで焼きあがるスピードと
 次の料理に臭いが残らない事を紹介する意図。
さんま、ジューシーに美味しく焼けてます!黒田氏は、Electrolux社のIHヒーター「E-dish」を使った天ぷらを披露。
 人造大理石を使った「E-dish」は100万円以上の価格。

さんまの次に焼くのは、生地から作ったピザ。 楽しんでます!ピザも2-3分で焼けてしまう火力はガスの直火ならでは!
  
チーズがとろけ、ピザ台はカリッと仕上がってました。 と、試食している間に洗浄が終わった食洗器からは 
  
見事キレイに汚れの落ちた食器が仕上り。ウチの食洗器(東京ガスでビルトインのリンナイ)では落ちないんだなぁ~
60cm幅の大型では、世界最小水量の9.9ℓ(ペットボトル5本分)。余熱乾燥やセンサードライなど短時間乾燥の省エネ化も図られている。
価格は24.8万円(税別)から。価格はリーゾナブルだが、日本の住宅では60cm幅をビルトインとなると物理的に新築の注文戸建や高額マンションが対象となりそうだ。



アペリティフの日、INAX

2009年06月04日 | 住宅業界
フランス食品振興会主催「アペリティフの日」(6月第一木曜とフランス農水省が2004年に定めPR)が六本木ヒルズで開催。
INAXが協賛しているという事でお招き頂き、リクルートのINAX担当営業マン岸田くんをお供に出向いた。
 
フランスの食習慣‘Aperitif(アペリティフ)’=食前に楽しむお酒とアミューズ・ブーシュ(おつまみ)を、世界に知ってもらおうというイベント。
ここ六本木では、マルシェ風の屋台が30軒ほど出てアペリティフを提供。(有料チケット制)
  
帝国ホテル、ミシェル・トロワグロなどのホテルレストランから、プティ・ポワンやクイーン・アリスなどの仏料理のお店が参加。
カクテル・バーテンダーのパフォーマンスなどシャンパン、ワインも各社が協賛。
 
服部幸雄先生とソムリエ協会のエライ方だったかな・・・?  生ハム、イベリコ豚も登場↓
 
さて、こちらがINAXのキッチン【LEVILUS(レビラス)】協賛コーナー。カクテルとアミューズ・ブーシュが振舞われた。
 
‘CL’=コンパクト・ラグジュエリーをコンセプトにモダンな空間を演出するキッチン。

今年も多くの来場者で賑わっていたが、イベントだけに立ち食い・立ち飲みで・・・どうも疲れる。
確かにフランス人はアペリティフで1時間近くおしゃべりを楽しんで、メインはPM9時頃から食べ始めるので驚いた。
食習慣もさることながら、楽しいお話ができるかどうかもアペリティフには大切な要素だったように思う。

住団連、H21年度総会&懇親パーティ

2009年06月01日 | 住宅業界
10の住宅業界団体および21社の住宅・住宅関連企業で構成される住宅生産団体連合会
今年は会長が改選期で、前・和田会長(積水ハウス)から樋口大和ハウス工業会長が住団連の新会長に就任した。
(左から、副会長の小川三井ホーム会長・矢野住友林業社長、樋口会長を挟んで、和田積水ハウス会長)

樋口新会長は「昨年が着工戸数103万戸なら今年は105万戸と言いたい所だが、4・5月も厳しい状況にある。税制優遇や贈与税非課税枠500万円上乗せの経済対策など政策が底支えになると期待している。マグマのように溜まった需要が爆発するかもしれない!」と。
佐々木住団連専務理事が政策対応などコメントフォロー。
長期優良住宅の普及には「リフォームや中古流通など住宅産業全体で長く維持する環境づくりが課題」と。

記者会見後は懇親パーティ。金屏風前で会長・副会長が来賓客をお出迎え。

金子国土交通大臣に続き、甘利行革担当大臣(前経済産業大臣として業界と接点)がご挨拶。


続々、族族・・・議員さん達が壇上に大集合。選挙も遠からじ。

国交省の中島住宅政策課長、今日からクールビズ。        左、矢野住友林業社長と右、坂本住宅生産課長と。

こちら同じ4月29日が誕生日の業界四銃士!(昭和天皇も加えて五銃士!?) 中写真はトヨタホーム立花会長と住友林業塩崎取締役。

右上写真はパナホームの上田社長(左)と真鍋取締役も大阪から参加。

ミサワホームの竹中社長・住生活グループの杉野社長・サンウェーブ工業の村重役員。忘れてはいけません、今日はピンクの松田女史。写真右端、積水ハウスの‘イケメン?!’御三方。


住宅産業の波及効果の期待と共に、経済対策のテコ入れは近年になかった規模で実施され
エンドユーザーにとっての買い時感も、否が応にも高まりつつあるようで
特に販売在庫マンションは値ごろ感から、勢い良くはけているようだ。
注文住宅業界では中小企業の倒産による消費者問題が気になる所であるが
「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」も今年10月からいよいよ施行。
6月からの長期優良住宅の認定制度と共に、新制度対策にも忙しい住宅業界になる。




日本2X4建築協会、シェア10%を達成

2009年05月29日 | 住宅業界
日本ツーバイフォー建築協会がH21年度総会後の記者会見および懇親会を行った。
小川会長(三井ホーム)から「H20年度は着工戸数10.4万戸と工法シェアが初めて10%を超えた」
と、1976年協会設立以来の一里塚を達成し不況の中では明るい話題。
(他工法は、軸組在来:35.8%↓、プレハブ:14.3%→など)
左から、池田専務理事・中村福会長(大成住宅)・森副会長(東急ホームズ)・脇副会長(三菱地所ホーム)。
  
協会会員数は賛助会員含め746社と19社減にも関わらず、
持家が前年6%増、3階建共同住宅なども着実に増え貸家が10%以上も伸びた。耐火構造認定が定着して来たようだ。

記者会見後、会員企業やお役人&議員さんなどが集まり懇親会。
 
いつもの松谷蒼一郎先生・国交省和泉住宅局長・上野公成先生
和泉局長は「補正予算含め住宅関連で7030億円」を取り「フラット35も100%ローンを可能に、贈与税非課税枠拡大も1月に遡って適応」と住宅業界にとっての貢献を強調。米国大使館・カナダ大使館からも応援の弁。
  
三井ホームの生江新社長(左)と松本専務も参加。池田専務理事とは「今度は地元、逗子でお会いしましょう!」
 

不況期に2X4工法のシェアが10%を超えたのは少し意外でもあった。
軸組在来工法と比べて、単価が高くなる2X4やプレハブ工法は不況期に弱いはず。
賃貸住宅など共同建てのシェアが高まった事が影響しているが
今後は、耐震性や省エネ性に加えて、欧米流のシステムも取り入れながら
2X4工法ならではのメインテナンス力で住宅の長寿命化をリードして欲しいと期待する。

プレハブ建築協会、和田新会長

2009年05月29日 | 住宅業界
プレハブ建築協会のH21年度総会後、新役員体制で記者会見が行われた。
会長が樋口氏(大和ハウス工業)から和田氏(積水ハウス)に交代し
波多野副会長(旭化成ホームズ・住宅部会長)菊地副会長(三井プレコン・PC建築部会長)梶本副会長(大和リース・規格建築部会長)と菊田専務理事の顔ぶれ。

正会員44社+準会員42社+賛助会員97社=計183社。
H20年度の全国住宅着工戸数は103.9万戸(+0・3%)の中で、
プレハブ建築は14.83万戸(+1.2%)でシェアを14.3%と0.1ポイントではあるが増加。
賃貸住宅建築が8.6万戸(+6.6%)と貢献した形。(分譲住宅は0.62万戸、-28.2%の大幅減)

和田会長からは「経済対策に住宅は最適。波及効果は36兆円。贈与税非課税枠の拡大が‘金持ち優遇’と言われても、金持ちに使ってもらわないと活性化しない!」と強調。
また、「環境世紀に安い住宅を供給しては‘社会的資本’にならない」と
住生活基本法の主旨をアピールしながら、昨今1000万円を切るような低価格路線の住宅会社を否定しプレハブ建築の品質をアピールした。


トヨーキッチン渡辺社長「キッチンに住む」

2009年05月28日 | 住宅業界
新ショールームを開設し新たな展開に入るトーヨーキッチン&リビング
今日は渡辺社長自らが講演を行うとあって、たくさんの記者が集まった。
  
TOYO KITCHENが手がけてきた独創的なキッチンの変遷を紹介し
‘キッチンが壁から離れて、部屋の中央に動いた’現象、アイランドキッチンの増加がこの10年の変化と解説。
ペニンシュラ型からアイランド型へ、商品化されたものからコンセプチュアルなプロトタイプまで。
 
 
 
現在のモデルはリビングの中心に。  渡辺社長は海外での評価も高く、ドイツIF賞の審査員をされた事もある(2006年)。
 
そんなリビングの中心にキッチンを備える提案から、照明だけでなくインテリア商品の展開に力を入れている。
今回はSICIS(シチス・伊)社のベネツィアンモザイクタイルを発表。
 
南青山のショールームの一角にできた[SICISコーナー]。犬も光るモザイク!
  
渡辺社長を挟んでキッチン研究家の黒田氏(右)とツナシマ商事の嶋専務。