迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

孫の思いが届きますように

2011-05-16 15:35:43 | 3.11
昨日の朝日新聞朝刊に、
「母さん用意してくれた舞台…」負けないで、東京で吹く
という記事が載っていました。
以前、同新聞の一面に写真とともに紹介されていた高校生。
津波で流された自宅跡に立ち、トランペットを胸にうつむく姿が印象的でした。

彼女は陸前高田市の大谷派寺院のお嬢さん。
住職夫妻のおじいちゃん、おばあちゃん、そしてお母さんを津波で失いました。
記事は、亡くなった家族に向け、ZARDの「負けないで」をトランペットで吹いて、
「みんな、私は元気だよ」と呼びかけたと伝えていました。
昨日の記事は、その後日談です。

「母さん用意してくれた舞台…」負けないで、東京で吹く

亡くなられた住職さんは、かって教区会議長を務められていましたし、
坊守さんもまた、教区坊守会長さんとして大変お世話になり親しくさせて頂きました。
連区や教区の坊守研修会後の懇親会などでは、たびたび、
会長さんの音頭で「北上夜曲」を合唱しました。
おひとりで、「千の風になって」を歌って下さったこともありました。
とてもやさしく凛とした方でした。

新聞記事を読み、どんなにお孫さんを可愛がっておられたことだろうと思われて、
私も涙をとめることができませんでした。





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