迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

命どぅ宝 兵我無用(ひょうがむよう)

2015-02-19 21:13:54 | つれづれ
大谷派の僧侶となり、沖縄読谷で聞法道場「何我寺(ぬうがじ)」を開いている

知花一昌(ちばな いっしょう)さん。



その知花さんからの葉書に書かれていた沖縄言葉の口説(クドゥチ)。

あらためて味わう。



一、世間(しきん) 御万人(うまんちゅ) 聞(ちち)みそり   

  国(くに)のゆさぐさ浅(あさ)ましさ   

  集(ゆし)たる御衆(ぐすう)よ語(かた)やびら


二、アメリカ世(ゆ)のおわりから   

  あわり押(う)し退(ぬ)きヤマト世(ゆ)へ

  平和憲法・民主主義

  求めてヤマト世(ゆ) 来たけれど


三、思(うむ)い焦(く)がれたヤマト世(ゆ)は

  ヤマトぬ為(たみ)ぬ世(ゆ)ぬ中で

  人間不在ぬ政治だけ


四、国(ぬす)るる やいびいん

  他人(ちゅ)ぬ地(じ)い囲(かく)て ただ使(じけ)い

  国やまくとぬ 地盗る(じいぬする)


五、象ぬオリぬ我(わん)ん地(じ)いや   

  去年ぬ四月(しんぐゎち)から今日(ちゅう)までん

  国ぬ不法し ちゃあ取らり


六、自分が作(ちゃく)たる法律(さだみぐと)ん   

  自分や守(まむ)らん恥切(はじち)らあ

  此(く)りが国やさ 哀りなむん


七、耐(た)じて耐じたる沖縄や   

  なあ耐じららん くり以上

  日米安保ぬ 基地ぬ島


八、戦(いく)さにつながる軍事基地   

  人間けがす軍事基地

  今(なま)すぐ出(ん)じて行き軍事基地


九、我(わ)した沖縄 諸人(むるびと)や   

  命(ぬち)ど宝と 肝(ちむ)に染(す)み

  平和世(みるくゆ)願て風起(う)くさ

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