迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

涼しすぎる日々も、もう終わりかな?

2012-07-23 09:07:59 | つれづれ
涼しいを通り越して、つくりんは昨日、寒いよ~と泣きました。

天気予報では、今日あたりから暑くなりそうだけど、

朝はまだひんやりした感じ。


九州北部の豪雨による水害を初めとして、各地の被害が大きいこと、

あらためて驚きます。

断水していた地域はその後復旧したでしょうか。

長期にわたり水の出ないことは、本当につらいです。

久留米教区や日豊教区など、今も継続的に東北の被災地を支えて下さっているところが、

今度は被災地になる。

いつどこがそういう状況になっても不思議ではない、

それが自然災害というものなんですね。


7月の豪雨と言えば、10年以上前のこと。

土砂降りの翌朝、高台に建つわが家の裏の斜面が崩れ落ちました。

建物ぎりぎりで地面が無くなって、大量の土砂がすぐ下の家に。

それはもう土とは言えない代物で、子どもの泥遊びのようにとろとろの状態。

こわかったなあ。

その時に、大掛かりな土留め工事をして今に至っているけれど、

今でも、大雨が降るたび不安がよぎる。



さて、子どもたちの夏休み。

さまざまなリフレッシュ事業に支えられて、

県内だけでなく全国各地へ、福島の子どもたちが出かけていきます。

息詰まるような生活を送っていた日常から、少しでも解放されて、

元気で過ごして欲しい。



原発事故で全戸避難の川俣町山木屋地区の小中学生の体重が

昨年の町の身体測定で、いずれの学年でも全国平均を上回っている

(特に中学男子は全国平均を10キロ近くも!)という話がありました。

それまでの自然いっぱいの伸び伸びした環境に変わり、

放射能の影響から外で遊ぶことも少なく、さらに狭い仮設での生活が

子どもたちの成長に大きな影響を与えてしまった。

逆に、他地域では、体全体を使った外遊びの激減で、

食欲が細くなり身長体重ともに低下傾向という話もあります。

いずれにしても体力面ではかなりきびしい。

一体誰のせいで・・・なんて、

また怒りをどこかに持って行きそうになりますが、

まずは子どもたちのために、地域の一人ひとりが出来ることを始めないとね。


例年、当寺の駐車場で行われていた夏休みのラジオ体操は

去年はもちろんですが、

今年も行われません。

学校のプールは除染によって始まったところもあるようですが、

夏休みの開放はないでしょう。

つくりんたちが幼稚園、小学校に上がる頃はどうなってるかな。

子どもたちの楽しみにしている夏休みも、すっかり様変わりしてしまいました。



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