迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

地元の夏祭り

2012-08-09 09:04:55 | つれづれ
8月に入ってからいわき市のあちこちで

復興を銘打った花火大会や夏祭りが行われていた模様。

なにせ広域都市なので、祭りそのものが大きなひとつにはならないし、

それぞれの地域で、何とか踊りとかいう形でやっている。


中心地の平では6日から8日まで七夕祭りが開催されていて、

最終日の昨日は、学校や職場、各団体の参加する

いわき踊りというものがあったので、さぞ賑わったことだろう。


おととい、私も初浴衣のつくりん、

初甚平のたいちゃんを連れて出かけてみた。

行ってみて驚いた。

若い子や子どもたちがい~っぱい。

とにかく久々にこんなたくさんの人を地元の街で見た。

街のあちらこちらにステージが作られていて、

さまざまなライブやパフォーマンスをやっていたり、

ほんとにみんな楽しそう。


当たり前のことだけど、

去年もそこそこ人出はあったものの、なにか寂しい雰囲気だった。

たぶん、子どもたちの姿が圧倒的に少なかったからだと思う。

今年は、避難してきている人たちも

たくさん来てくれていたに違いない。

浪江や富岡町の出店ブースもあって、

浪江焼きそばには長い行列ができていた。





つくりんたちにも、この七夕祭り

いつかは懐かしいふるさとの思い出になるはず。

私が幼い時、祖母や母に手をひかれて歩いた七夕の記憶を

いまだ持ち続けているように。



故郷を追われた人たちが、その地に帰って

祭りを楽しむことは、もしかしたら出来ないのかもしれない。

出来たらいいのに・・・。

東電が事故後の映像の一部を公開したが、

海水使用について、廃炉を危惧する声があがったという。

こういう人たちに、人々の暮らしを破壊するということの意味は

わからないのだろうな。


さて、お盆です。

暑さがほどほどでありますように。

お墓参りの皆さま、虫除けのお薬忘れませんように。


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