迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

取り調べの可視化と公平な証拠開示を

2011-05-29 12:04:31 | 様々な問題
先日布川事件の再審で無罪判決が出されました。
実に43年。
ここに至るまでの道のり、長かったですね。
願わくは検察が控訴するなどの愚をおかしませんように。

昨日の新聞には、選挙にからんで支持者に飲食の接待をしたなどとして
逮捕されていた埼玉県深谷市の市議夫妻が、処分保留で保釈されたとの記事が。
これに関しては、当の支持者らから、
「取り調べの際うその供述を強要された」などの、
主張があったとのことで、あの志布志事件を思い出します。
なぜ同じことが繰り返されるのか、釈然としません。
従来の自白偏重主義が、このような捜査・取り調べ現場の歪みを生みだす
要因となっているのでしょうか。
冤罪は(意図的にも)作られうるということを私たちも知っていなければ。

このたびの震災で、警察関係者が大勢被災者のために働いてくれています。
国民にとってなくてはならない大切な組織ですし、
だからこそ私たちは万全の信頼を寄せたいのです。
取り調べの可視化、さらに平等な証拠の開示、それらの取り組みがすすめば、
してもいない事件について自白するなどということもなくなるかもしれません。
そこに期待を寄せたいと思います。

狭山も続け!
いまだ埋もれている証拠を開示し、再審への道を開いて下さい。

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