迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

熊本大地震報告

2016-04-17 09:58:06 | 様々な問題
以下は昨夜熊本に入った息子からの報告です。



市内全域で水はどこも不足している。コンビニとかお店は基本もう開いていないか商品がほとんど無い。
ガソリンは東日本大震災に比べれば入れられる。ただ少しずつ売り切れてきている。毛布が足りていなかったりするけれど、今から送るとしても、その頃には需要が変わっている可能性が高い。避難所暮らしがどのぐらい長引くかによると思います。

熊本教務所に物資が届いているけれど、その物資を今は使えない。避難所に届けようとしたり炊き出しに使ったりしたいけれど、それはお寺さんようだからとのことで使わせてもらえない。東日本大震災の最初期と全く同じ経過をたどっている。
じきに熊本教務所に災害対策本部が設置されて正式に物資の受け入れが始まると思うが、教務所の建物自体が深刻なダメージを受けているので安全に保管できるスペースが非常に少ない。現在拠点として機能していない。

今必要な物というと、現時点ではあらゆる物が手に入りにくいので何でも必要。
ただぐちゃぐちゃになった店舗の整理、店員の確保が出来なくて店があいていないという感じなので、その整理がついて物流も回復したら比較的早い段階で需要は落ち着きそうです。

家の中にいるのが怖くて、車の中で寝泊まりしている人がかなりいる。自衛隊が入っていないような小規模の避難所の環境が悪い。避難所格差が激しい。

現時点のまとめとしては、

拠点として専福寺さん。物資の受け入れ可能
需要としては飲料水。ただしタイミングによって変動が激しいので安易なことがいえない。
支援活動としては、継続して救命活動がされている時期なのでボランティアセンターはそれぞれが落ち着くまでは設置されない。
一般ボランティアはそれまで入らないように。ただ自分の責任で完結できる経験のあるボランティアはさまざまな場面で必要とされている。

追記 物流は早く復活しそう。市内でも今朝は店でものが買えました。(地域によるかもしれませんが)



まともに食事の届いていない避難所が多いそうで
今日は避難所になっている幼稚園に炊き出しに行くそうです。
余震が頻繁。託した支援金が底をつかないかも心配。
くれぐれも気をつけて。

熊本教務所

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