virtual"the elf"

神戸の舞子,海岸近くのelf。'04幕を下ろし、その秋仮想空間にてゾンビのごとく甦る。マスター谷口の世界へ酔うこそ!

寒冬煮

2006-01-17 01:10:48 | Foods&Drink

「関東煮」と書いて関西ではなぜか「かんとだき」と発音。「煮」は「にる」で、「だき⇒たく(炊く)」とは読めないはずなんですが・・。
さらに「○○のたいたん」と料理名にも付きます。字の意味からしてもほんとうは「○○の煮(に)たん」の方が正しいようにも思いますが・・、それもまた関西文化ということなのでしょう。
文化の延長上、強引なところで、この時期、この冬には「寒冬煮(かんとだき)」でもいいような感じ。どう?

「おでん」のルーツは「田楽」。関東大震災のときに関西からボランティア炊き出し隊が行って、大鍋でドッバと作った煮物がその後定着して、いまの「おでん=関東煮」になったそうです。

今日は阪神大震災日から11年目が過ぎる日。
そういえば我が家でも震災後、店用に仕込んでいた「おでん」を延々食べました。そのときはまだ関東大震災⇒おでんの話は知らずに・・これも何かの縁かなっ?

六甲でお父さんと二人暮らしをされてたM岡S子さんは当日お父さんを亡くされました。(←当時、新聞で知った)
彼女は元気かなぁ?と毎年気になりながら・・・この日が過ぎます。
僕が黄色いGOLFを乗ってた頃に彼女は黒いカブト虫に乗っていて、なかなかやるう~ぅ人!でしたよ・・・
昨日たまたま用事で六甲に行ったし、彼女のことを思い出し、書きました。

写真:我が家の関東煮=店で出していた「おでん」の再現。同じ味付け、同じ具。美味しいですぅ・・自分で言うのもなんですが。。。