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四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

第二十番 鶴林寺へと・・・(3)

2006-01-16 14:21:46 | 宗教
AM8.40 帰りなさい!恐い顔で怒ってやる・・犬も困った顔・・
私は歩き出す・・・駄目ッ・・来ないで・・勝浦川沿いに歩く・・
犬の姿が消えた・・良かった・・川の流れなどを見ながら歩く・・
車の流れも多く・・と、道の反対側をわんちゃんが歩いている!
車まの流れが切れた時に、呼ぶと直に駆けて来たので座らせて
残っていたビスケットを全部食べさせた。
もう何も無いよーー帰りなさいと目をジーと見つめる。
そして写真を撮った。
私の言った事が分かったのか?そこからは、本当に姿を消した。
 動物って人間と一緒だネ~  身の回りに居る動物を見ると・・
昔から、人が悪い事をすると”畜生道”に落ちると言われている
が、私はそれを信じている。(あのわんちゃんは生きて居るかな・)

暫く歩いて行くと、何とも言えない上品な香りが漂って来た。
道端の蜜柑の木からだった。
蜜柑の小さな花を見たのは、生まれて初めてのことだ。
一握りほどの蜜柑と、小さな可愛い花と香りが一緒に成った。

途中 菓子パン三個 牛乳一本 ヤクルト二本 リンゴ一個
¥522 で買う。 (昼食用)

AM9.50 今日の宿 金子屋 さんに到着した。
荷物を置いて、即 鶴林寺へと向かう。 片道6KMだ。















第二十番 鶴林寺へと・・・(1)

2006-01-14 16:54:50 | 宗教
1997 5/9 AM5.00起床 体操・・・
雨は上がり青空が一杯に広がっている。 
四国に来て以来、6月~7月の気温が続いていたが、嘘の様な涼しさだ。
体の疲れも90%以上に取れた。
疲れた時は、ゆっくりと休む、の教えの通りだった。

朝食後、宿泊代をと言うと、昨日頂きましたとおばーちゃん。
二階に行き確認したが、払って無いと思い又一階へ行って払う。

おばーちゃんは・・・頂いたと思います。
ご主人、妻は乳がんと脳の手術を受けたばかりです。
私は納得した。

(後で歩きながら考えたら、宿泊代は何処でも宿に着いて宿帳に
 記帳した時にお支払いをしていた。)

脳が変だったのは私であった。
おばーちゃんの、快復見舞いと言う事にした。
又 やっちゃった~!   (そそっかしい)













第十七番 井戸寺・・>第十八番 恩山寺へと

2006-01-01 18:35:01 | 宗教
AM9.50観音寺さんをスタート・・・>AM10.15恩山寺 着
恩山寺さんは徳島平野のほぼ中心地の農村地帯にあった。
田圃では代掻きが盛んに行われていた。
用水路には鯉・鮠が泳いでいる。 店などが有りそうも無い所に
パン屋さんが有り、昼食用に菓子パン四個(420円)牛乳130円
を買う。
参拝を済ませてから、山門の近くに居られたご婦人に、写真をお願いした。

恩山寺さんの事を、地元の人達に訊けど誰も知らない!!
阿南市は・・・えっあんな所まで歩いて行くの!?・・・。
21キロも先の事を知らないのが当然か・・・。
田圃道で、どちらへ行こうかと迷っていると、オートバイに乗った70歳台の
お爺さんが来て、どうしました?  事情をお話すると、この方向に行きなさい
と、丁寧に教えて頂く。
碁盤の目の様な田圃道で無いので、ウロウロしていると、遠くで見ていたのか
やって来てくれて、あの山を目標に行きなさい、その峠を越えたら民家が有る
から訊いて下さい。

この方向に・・・あの山を目標に・・・と 教えてくれた、お爺さんも
お爺さんだが・・・(間違って居ないが) 遍路地図も持たずに歩く人は
珍しいか・・・反省頻り。  (何とか成るさ)
お爺さん曰く、徳島の市街地に入って行くのが普通だが、大分遠回りになるが
こちらを行きなさい。 合掌

今まで遍路道を歩いて来たが、ここで近道?!!・・良いのか?
あの山は遥かに遠い・・・近道にした・・・(安易に付く)
天気も良く暑い!  あの山へとひたすらに歩く・・・。
両足の小指が痛むが、これからが勝負と我慢した。
途中で果物屋さんがあり、一山200円 食べ切れないので3本100円で
売って下さい・・・おばちゃん20円で良いよと渡してくれる。
それでは困りますと言えど受けて貰えず。 合掌

PM12.15 地蔵院の大きな池の辺で昼食にする。
足を日に晒しながら、ゆっくりと休む。

PM12.50 スタート あの山の麓に達して、峠を登る・・・真言を唱えながら
鈴を鳴らしながら・・そして下り坂になる・・道の脇に「しまへび」がいた。
下りは早い、民家が多くなる。
PM2.00 休憩   (休みながら日記の記入 こんな事していて良いのか)
休んでいると後ろで物音・・・おばちゃんが居たので、水のお願いをする。
水筒がありますか? 小型のジャーでお願いする。
暫くすると、お茶と・袋に入ったお茶二個・飴の入った袋二袋を、どうぞと
接待して頂く。 南無大師遍照金剛 合掌

PM2.15 スタート
平坦な田園地帯をひたすらに歩き続ける。途中地元の方に、道順をお聞きする。
園田川・・>勝浦川を越えると目的地か?天気が変化の兆し?風が出る・・。
パン屋さんがあり、ヨーグルト二個180円 一気に頂く。美味い。
途中 JRの踏み切りの手前で、青年が走って来てコーヒー如何ですか・・・。
喫茶店が見える・・・が、私の口から出た言葉は、誠に申し訳ないが、恩山寺
まで行かなければ成らないので・・・とお断りする。
気を悪くしないで下さい。
 (今思うと、大変失礼な事をしたと懺悔します。)

目的地、方向には雨が降っているのが見える。 堪忍して下さい。

途中 二回休憩をして、ひたすらに歩く・・・暑い・・風一層に強くなる。
お茶も無くなった。  勝浦橋を渡る・・あと一息か?
雨が降り出した・・・>>>暫くして、今日の宿泊地「旅館ちば」に到着した。
    

PM5.15であった。
それにしても今日は良く歩いた。 遍路マークの無い道を歩くことは変に
不安が交錯して疲れた。
近道を選んだ”罰”だと感じた。

恩山寺さんへの参拝は明朝にする。参拝時間はPM5.00までと決まっている。
お願いすれば、納経帳に記入はして頂けると思うが、その元気が無い。

お風呂・洗濯・夕食・足の消毒を済ませてから、家に電話を入れると家内は
外出中・・次男坊と話をする。お母さんに話しておいてと言う。

塩さん宅へも電話をする。丁度夕食中も話しに花が咲いた・・俺も一緒に
歩きたいな~。奥さんとも話す。お気を付けて下さい。 合掌
 PM8.00 就寝  

 *宿泊代 6.300円

 *歩いた距離 28.9KM 累計 113.5KM  百キロを越えた!!!
















































 










第十六番 観音寺へと・・・

2005-12-23 14:00:02 | 宗教
**家の本箱のガラス戸を開けて、上から二段目に何時も眼鏡.
財布などを置く場所にしている。
今日何の気なしに、そこに並ぶ本を見ると”定年からが面白い”
があった。その横に、店のカバーが付いた侭の本があるので開い
たら、同じ本だった!!
本を買うと、最終ページに名前と年月日を記入する事にしている。
1996.1.1 次男坊への名前と父よりと書いてある。
上げるには未だ早いのではと、其の侭に成っていたんだ。
中を見てビックリ・・・題名が違う!!!  
 (定年後の世界を知っておくのも、良いかと買ったと思います。)
四国への道(1)で、ご紹介した本は、間違っていました。
ご免なさい。 
  ”定年からは同行二人”です。 著者は 小林 淳宏さん
は、変わりまっせん。訂正とお詫びを申し上げます。**

AM9.10 国分寺さんをスタート AM9.30観音寺さん到着
新旧入り混じった、商店街が両側に並ぶ中に、観音寺さんは
あった。
風格のある山門の横に、寄進された石塔が、きっちりと並び、
金 三拾円 立石 友三郎・・・・・と書かれていた。

参拝の後、山門の前に居たお婆さんに、ティシュペイパーの
ご接待をして頂いた。
  南無大師遍照金剛 合掌

一日中、参拝者に上げているんですと、お婆さん。








第十五番 国分寺へと・・・

2005-12-20 11:30:56 | 宗教
AM8.15 スタート
常楽寺を出て山沿いに行くと、Am8.25 国分寺に着いた。
山門を入ると、素晴らしい二層の本堂があった。
参拝を終えて一息入れていると、一人のおばちゃんと歩き始めたばかりの
可愛い女の子がやって来た。
お孫さんですか?  いいえ、私の子供です!!!  

結婚して二十一年目に授かりました。 ほお~~凄い・・良かったですネ。
しかも可愛い・・・頭を撫でさせて頂く。

鐘楼の前のベンチで休憩。
昨夜の夢を思い出して、秋元さんのご供養を「納札」に記入して、本堂と
大師堂に納入させて頂いた。

蛇の事も、今思い出すと不思議な体験だった。
あの時・・あと一歩踏み出していたら、間違いなく蛇を踏んでいた。
大師が一緒だ・・・「同行二人」を・・・強く感じた。

女性との夢も・・巡拝中にも・・煩悩は付いて来るのか・・・。




















第十二番 焼山寺へと・・・(2)

2005-12-13 17:30:18 | 宗教
PM12.00 昼食 宿で作って頂いた「おむすび」(¥600.)と、沢庵の
お弁当は美味しかった。特に沢庵は、昔の田舎の味がした。
杉林の中のせいか、小さな虫が顔の周りを、しきりに飛び回る。
追っても追っても・・・五月蝿い~~。 (ビヨ?)
頂いた「ぶんたん」甘味は無いが、美味しく頂く。

”姿無き 鶯頻り 遍路道  (四国は鶯が多い)
”接待の ぶんたんの味 喉にしみ

PM12.20 スタート 流石に遍路転がしの道だ・・・きつい。
真言を、絶え間無く唱えながら、坂道を登って登って・・・。
目の前に大きな杉の木!!! (説明の看板あり)
PM12.40 休む事にする。
「左右内の一本杉」 天然記念物 大師のブロンズ像がある。
樹周7.62M 樹冠16.1M 高さ30.0M 南北14.8M
PM1.55 スタート
蝿 ビヨ 身の回りを頻りに飛び回る、五月蝿い!何も無いよ~。
途中で、十一番さんえ向かう若いご夫婦に会う。
此処から、焼山寺さんえは約一時間位ですので頑張って下さい。
 
途中で、水が無くなり・・・大丈夫かな・・・。
杉小立の中を、D51 の様に喘ぎ喘ぎ・・登る。ブンタンを頂く。

”接待の 人の顔浮かぶ 遍路道

杉小立を登って行くと、黒いビニール管が、木の枝から垂れて、
水が噴出している!!!どうしよう? 飲めるんだろうか?
昔 尾瀬沼に行った時、湧水を飲んでひどい目にあったっけ。
一瞬考えたが「飲もう」・・・美味い! 水筒にも入れる。

ひたすら歩く・・・後・・1KMの表示があった。 嬉しい!!!

焼山寺の山門に到着した。 素晴らしく風格のある山門だ。

水屋で、手を洗い、口をすすいで鐘楼に上がり、力一杯鐘を撞いた。
山の上のせいか、音が殷殷と鳴り響いた・・・気持ちが余韻に乗った。
    
参拝を済ませてから、若いお上さんに、宿坊まで案内された。
今日の宿泊者は、私より若いご夫婦と三人だけの様だ。
奥さんにお願いして、洗濯機と干し場もお借りする。
気持ち良く対応して頂き嬉しかった。合掌  

PM5.00 お風呂を頂いた後、浴衣のままで外に出て、本堂前の
樹齢300年をこえる、杉さんをバックに写真を撮る。

今日は、乱高下する本格的な山道だった。歩いた距離は15KMだったが
時間が掛かった。(休憩も入れ 8時間)
標高 800M  八十八ヶ所中、二番目に高い所にあるそうな。
第一関門突破 合掌  

今晩は、ゆっくりと休めそう。
 
”歩いた距離 15.2KM 累計57.8KM

 5/5が終わった。






第十二番 焼山寺へと・・・(1)

2005-12-12 15:16:43 | 宗教
AM7.30 十二番さんへ向けてスタートする。(宿でブンタン二個頂く)
遍路道最初の難所と言われる道は、お寺さんの直ぐ裏から始まった。
急な坂道に息が上がる・・・道添に八十八ヶ所霊場のご本尊の石仏が
並ぶ、穏やかな顔顔・・・思わず微笑みが出る。良い顔だ。
   
AM8.00 一休み。 AM8.10スタート 急な坂道が続く・・・
吉野川の流れが一望出来た。徳島の町、田畑・・・急な坂道が続く・・
思わず「南無大師遍照金剛」の真言(で、良いのかな)が口をついて出た。
それを唱えながら、一歩一歩登って行く・・・。
遍路道標識が、所々の木の枝から吊り下がっていて、道を間違える事は無い。
息が上がり、呼吸を整えるため立ち止まった時、金剛杖に書いてある
般若心経を見ながら唱えた。

AM8.50 休んでいると、地元のご老人お二人が登って来たので、写真を
撮って頂いた。 (掲載の物)
所々に、ピンク色のツツジが咲いていた。
”遍路道 年に一度の 山ツツジ” (笑わないで・・)
     
AM9.30 番外霊場 長戸庵で一休み。焼山寺へ9.5KMの標識あり。
”石仏を 苔覆いたる 遍路道”
”朽ち果てし 松の老木 うら悲し”
AM9.40 スタート
蒸し暑い・・・ひたすら登るのみ・・・今度は上がったり・・
下がったりを繰り返す・・・。
AM10.40 一休み  お茶二杯 美味い!
やっとの事で、山並みの反対側に出た。太陽の光りの中に、鶯の歌声が
絶え間無く続く・・・。
AM11.05 柳水庵 着  湧水が有ったので頂く美味い。
その桶の中に、沢蟹が一匹いた!そこで参拝中に、五十歳台で半身不随
の方が、二本の杖で体を支えながら坂を下りて来た!!!
AM6.00十一番さんから歩いて来ました。途中でお会いしなかった。
顔色が絶望的に悪く、右足を引き摺りながらゆっくりと、一歩一歩
・・・正に精神力だ。
ご本人も、その通りですと言う。今日は此処で泊まるつもりです。
一緒に歩くべきか・・・ご免なさい。お一人で「打ち」終える事が出来るだろうか。
お気を付けてと、声を掛けてAm11.20 スタートする。

 







第十一番 藤井寺へと

2005-12-11 12:10:27 | 宗教
遍路道は吉野川の河川敷(?)にあった。川の姿は見えずに、野菜畑
(人参)が広がっていた。吉野川は、水も流れも無いのかと話しながら
かなり歩いた時、その姿を現した。大きかった・・・納得。
TVなどで見たことのある「潜水橋」を渡りだすと、車が来た。
三人で片側に避けたが冷や冷やもんだった。
潜水橋の上で、記念撮影を撮り合う。

吉野川の遍路道を上がると、村の公民館があったのでそこで一休みする
事にした。六番さんより頂いたお茶と、Kさんからのクッキーは美味しかった。

三人で、かなりの距離を冗談を言い合いながら歩いていると、前方を
あるご夫婦が歩いていた。
ご主人はドンドン先に歩いて行き、待っている・・奥さんが追いつくと
ご主人は又 急ぎ足で、どんどんと先に行ってしまう!!
おいおい、奥さんは休みが無いのかい~!?

全く、見ず知らずのKご夫妻と、こんなに打ち溶け合って愉しく歩けた事に
感謝した。

藤井寺さんは、私達を咲き誇る「藤の花」が迎えてくれた。
夫々に参拝をした。
大師には、お二人のお引き合わせに、お礼を申し上げる。

今日の宿泊地は、大勢の人達で一杯であった。
早速お上さんに、ご無理なお願いをしたお詫びと、お礼を申し上げた。
お風呂に入り、今日一日の汗と疲れを取り、洗濯も済ませて
明日の準備をする。
足に変調無く、今日一日の総てに感謝申し上げる。

*明朝 Kご夫妻は下関市にお帰りになる。

* 歩いた距離 23.1KM  累計42.6KM




第十番 切幡寺へと

2005-12-10 10:07:39 | 宗教
切幡寺さんの急な参道を登ると、220段の石段があり 即 330段
の石段、一歩一歩休まずに登った。 きつかった。
参拝を済ませてから、ポカリスエットを一気に飲み干した。
お寺さん毎に、Kご夫妻は真摯な姿で「般若心経」を唱えておられる。
何が、そうさせるのだろうか?・・・感動的だ・・・

十番さんを出てから、遅い昼食をうどん店で取る。
うどんは腰があり美味しかった。昨日頂いた「ぶんたん」を三人で
分け合って食べた。あの、お爺さんの事も話す。

今日の宿泊地へは、まだまだ距離があるので気合を入れる。

第九番 法輪寺へと・・・

2005-12-05 11:01:40 | 宗教
法輪寺は田園の中に有り、大きな銀杏の木があった。
入口が分からず、横から入ろうとして、慌てて山門に向かう。
参拝を済ませて、納経帳に記帳をして頂いて、お代金三百円を
お支払いする。
 
境内で、小さな店を出している、おばちゃんから声を掛けて
頂き、ご接待を三人でお受けした。
黄粉大福餅 桜の葉で包んだ大福餅 を各二個と大きな焼芋を
一個・・・お代金は要りませんよ!!!
甘く・・・そして美味しかった。
お礼を申し上げる。 南無大師遍照金剛  合掌
こんなに、ご接待をお受けして良いのだろうか?と三人・・・
 
その上、冷たいレモン茶も頂く・・・美味しかった。
暑い中を、歩いて来たので余計に美味かった。
おばちゃんに、良い事があります様に、お祈りをした。

* 1998.5/31 NHKの放送で、そのおばちゃんが出た!!!
  お名前は「山本 紀美子」さんだった。
  
* 今もお元気で、法輪寺の境内でお遍路さんに、ご接待をして
  おられるのだろうか?
  おばちゃんの、無病息災を、お祈り申し上げます。合掌