珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

いたちょうさんを訪ねて

2016-11-19 07:45:40 | オフ会
早いもので11月も半ば過ぎました。記事がビハインドしてますので少々巻き気味に参ります。ベルウッドさん宅に続いて、同じ赤羽圏内のいたちょうさん宅にお邪魔しました。いたちょうさん宅を訪問するは2年半ぶりになります。前回はくーちゃん3003さん交えて3か所を相互に訪問する企画でした。その後、私は関西出張が増えるなど社会人生活は激変しました。社会人生活と同じく、オーディオライフも激変だったと言えるでしょう。あっという間の2年半の間に、実に多くの方と交流をさせていただきました。肝心のサウンドが激変しないのは、まあ、置いときましょう(苦笑)。

ベルウッドさん同様、いたちょうさんのシステムも一見さほど変わっていないようでした。とはいえ、あちらこちらに手を入れられているのは容易に想像できました。システムの中心は何と言ってもフランコセルブリン Accordoです。これにLINN AcurateDS/K、OCTAVE V70SEと強力な布陣です。前回、とても上品でしかしながら芯もあるヴォーカルに魅了された記憶が残っています。PSオーディオの電源も健在でした。外出先からでも電源オンにできるため、アンプの暖機にはもってこいですね。健在と言えば前回お昼に紹介いただいた、うどん店「すみた」の人気も相変わらずだそうです。


拙宅のV40SEの兄貴分、V70SEです。このところphilewebコミュニティの間でもOCTAVEユーザーは増えているようです。OCTAVEのアンプのゴム脚がいかにも貧弱で、これを外す、あるいは変えるといった工夫を皆さんやられています。ウェルフロートを併用される方も多いです。いたちょうさんの場合、サンシャインのボードを挟まれています。これは天板の影響や、後述するスパイク使いへの対策でしょうか。さらにボリュームノブが小ぶりのシルバーに変わっています。制振ノブだそうです。実際、リモコンでのボリュームコントロールは粗々ですので、音もよくなるのであれば選択肢ですね。


こちらはV70SEの足元です。ゴム脚を外すだけですと下面にあるネジの頭で筐体を支えることになります。それを嫌ってJ1プロジェクトのスパイクを導入されました。J1プロジェクトが多様なサイズ変換ネジを扱っており、OCTAVEに対応できたとのこと。確かに写真に写っているネジ頭で受けるのはヤバそうです(汗)。


いたちょうさんと言えば、球ころがしです。岡山のEDさんとの交流を機に再びスイッチが入ったそうです。私もこの夏、転がす味を知った一人です。訪問先での球ころがしは楽しみでした。siemens(ドイツ)、Amperex(オランダ) 、TESLA(スロバキア)などのヴィンテージ品を、冷ましては交換して音の違いを比べました。


前段の女性ヴォーカル縛りの流れを汲んで、全体的にヴォーカルが多かったですね。取り分け繰り返しかかったのが、こちらのBei Xu(ベイ・シュー)です。彼女のまったりした声を肴に球ころがし、となった次第です。皆さん一致したのは、siemens、Amperexが2強で、続いて国産、TESLAの順でした。本来TESLAの評価は高いはずなのですが、いろいろあるのも球の世界だと解釈しました。ベルウッドさんの解説では、かつてTESLAは、TELEFUNKENのOEMもやっていたのですが、共産圏の崩壊の過程で競争力が低下したそうです。それにしてもいろいろと、お詳しい。


出だしの音にベルウッドさんも私もコメント控えめでしたが、球を転がしてから一変しました。Bei Xuの声にみずみずさが出ました。siemens、Amperexの印象はEDさんにお借りした際の拙宅での印象に近かったです。siemensの方がすっきりしていますが、Amperexのヴォーカルも捨て難いです。その後TESLAは降板したようで、「高い勉強代だった」とは後日のいたちょうさんの弁です。ピアノやバイオリンも、球とAccordのコラボが効いて心地よかったです。イザベルファウスト、野島稔は、さっそくアマゾンで購入。オフ会後に音源増えるのはありがちですが、10月後半は一気に増えてしまいました。

いたちょうさん宅での締めはアナログでした。プレイヤーはテクニクスのSL-1200MK4です。カートリッジはデノンDL-103、フォノイコは合研ラボだったでしょうか。前回と違ってプレイヤーが最上段に移動、足元にも厚み十分のボードが入りました。最早なんちゃって、ではありません!。


アナログは、フォーク、歌謡曲、ニューミュージック中心に女性ヴォーカル縛りでした。ここでいたちょうさんが、おもむろに冷えた缶ビールを冷蔵庫から取り出し緩みモードへ。その後の赤羽感想戦もあったので1本に抑えましたが、緩んでしまいました。久保田早紀はセカンドの『天界』です。徳島のfukuさん宅ではその次の『サウダーデ』を聴かせていただきました。流石マニアックな皆さんです。「異邦人」「夢想花」「大都会」など当時は一発ながらインパクトのあるヒット曲がありました。本当のファンはその後の作品にも思い入れを持つということでしょう。平山三紀は、あべ静江はベルウッドさん狙いの選曲でしたか。


飲み屋街に繰り出し、感想戦は「八起」となりました。お店間の競争原理もはたらき、お安く飲めるのが赤羽の魅力です。やがて仕事を終えたキタサンさんも合流、例によってオーディオやジャズ、そして人の話題で話が尽きませんでした。これで赤羽で飲むのは今年で3回目。さしずめ横浜の赤羽ファンといった心境です(笑)。ベルウッドさん、いたちょうさん、キタサンさん、お招き&お付き合いいただきありがとうございました。 前週の山下公園での集いとは、ある意味対極の時間と場を楽しませていただきました。
コメント
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