昨日は2週間ぶりの心療内科の受診日だった。
今回調子が悪かったので記憶が飛んでいるらしい彼に
何度も何度も一緒に行けるか聞かれていた。
正直、プチ失踪から自我が崩壊しつつあった私は気乗り
しなかったがいつも通り一緒に受診した。
待合室は結構混んでいて、彼は3人掛けのソファに一人空けて
座った。
いつもなら、3人でも並んで座っていたのだが、やはり調子が悪い
のか人と並んで座る気になれない。
後ろにあった1人用の椅子に座った。
待つ事1時間近く…診察室に呼ばれ、二人並んで座ると
先生が「どうでした?」といつものように診察を始めた。
彼はデプロメールを減らしたせいか過食がぶり返したこと、
前の会社に行ってしまい、パニック発作を起こしたこと、
そしてそのために連絡もせず1晩帰らなかったことを説明した。
先生は「ご家族は心配したでしょう~」と私の方を見たようだが
応えることができない。
ただ無表情のままうなづいた。
その後もしばらく彼と話した先生が最後に
「奥さんから見てどうでしたか?」といつものように質問された。
今度は先生の目を見て、話すことができた。
薬を変更し、また2週間後となり診察が終了した。
待合室に戻ると、なぜだか泣けてきた。
ただただ、泣きたかった。
彼が驚いたように「どうしたの?」と聞いてきたが、応えなかった。
しばらく静かに泣けたら、少し落ち着いた。
先生がわかってくれているって思ったからなのか、誰かに話を聞いて
もらったからなのか、それまで何度も何度泣きたいような気がして
いたのに、ぼんやりするだけだったのが泣けてすっきりしたような
気がした。
これを節目にして、気持ちをリセットしなければ…と思った。
いつまでも壊れっぱなしなわけにはいかない。