鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

逆転

2010年09月15日 | 日記
彼の元いた会社のことを少し書いたが、
私は彼が単なる被害者だと思っていない。

もちろん、甚大なる被害を受けたとは思っているが
ただ一方的な関係ではないと思う。

つまり…彼にも問題はあったのだと思う。

向こうには向こうの言い分があるだろう。

もちろん、聞く気などまったくないが
想像はできなくもない…。


ことさら冷静にそう思えるには私のいる会社にも
ある種の問題を抱えているからだ…。

彼女は私よりも1年くらい社歴が長い。

しかし、その仕事の質・量といったら…というか
まったくと言っていいほど仕事をしていない。

仕事をしないならまだしも、する仕事する仕事独自の
判断で、間違っている上に謝罪も反省もしない…。

反省もないので、改善もない。

おかげでこっちが何度も尻拭いした。

今は毎日PCの前でボーっとしている。
たまにキーボードの音はするが、誰も彼女が何の仕事を
しているか把握していない。

最近は「イジーライダー」というらしい。
完全にただ乗りしていらっしゃる。

だいたい毎日定時ギリにしか来ない上に、月に2日は
体調不良でお休みだ。

そんな彼女が5月くらいに、心療内科から1週間の診断書を
かいてもらって会社に提出した。

確かにまったく仕事をしないばかりか、情緒不安定で
頭痛薬ばかり大量に飲んでいた。

で、会社は彼女に1週間でなく1ヶ月の休暇を与えた。

それを聞いた当時、私は彼の病気やなんやらでかなり
おかしかった。

たぶん、1週間くらいの診断書は軽くGETできたに違いない。

でもそんな状態でも、彼女の話だけを聞いた人は
会社の人間が悪いというのかもしれない…。

被害者・加害者。

そんな風に線引きできるものではないだろうが、立場が
一気に逆転した瞬間だった。


休暇後彼女は何事もなく復帰した。
そして以前とかわらず、ほとんど仕事をしていない。

会社のTOPは彼女を解雇する気にはまだなっていない。
会社に経営にまったく余裕がなくてもだ…。


そんな彼女が昨日恒例の体調不良による休暇をとった。

しかし彼女の上席にあたる部長にどうしても彼女が指示した
メールを送信したか確認したいのでPCを立ち上げるように
言われた…。

一度は断ったが、社長命令もありメールを調べた。

送信履歴が残っていず、結果不明で終わってしまった。


が、デスクトップに「天気図と体調」というファイルがあった。

個人ファイルなので見てはいけないことは重々わかっていた…
が、どうしても気になり開いてしまった…。

日ごろ彼女は自分の頭痛が気圧の変化に影響されると言っていて
天気図と体調とちょっとしたコメントを残していた。

ある日のコメントに

「外気温26度。でもエアコンがついている
 つくづく、この人たち馬鹿だと思う…」

とあった。

彼女はエアコンが苦手らしくこの酷暑だった夏も長袖で
通している。さらに上着を着たり、ストールを巻いたり…。

たぶん自律神経が不良なのだと思うが…。

その日会社にいたのは私と社長だけだった。

この人たち→私と社長
つくづく→前からかなりそう思ってたけど
馬鹿→バカ

かなり凹んだ。
さらに凹んだ自分に凹んだ。

個人ファイルを見たなんて罪悪感が吹っ飛ぶくらいに凹んだ。

でもそんな状態でも、彼女の話だけを聞いた人は
会社の人間が悪いというのかもしれない…。

向こうには向こうの言い分があるように
こっちにはこっちの言い分がある…。


個人ファイルを勝手に見た罪悪感から会社の人には
言えなかった…。

で、彼にメールでこの話を送った。
返ってきたメールには

「バカは相手にするな」とあった。




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2010年09月15日 | 日記
彼が元いた会社の広告…。

見せるように言われていたが、このまま闇にして
しまおうかとギリギリまで考えた。

私でさえ、腸煮えくりかえりそうなのに彼が見たら…
と思うと…また不安定になったら…と思うと…。


が、広告を渡した彼はとっても冷静だった…。

「ダメだね…」

素人の私にはよくわからないが、彼はその広告自体を
企画・デザインしていないので的をはずしているのが
すぐわかるらしい…。

その口調は落ち着いていて、単なる負け惜しみではない
…ようだ。


「たぶん、これじゃ元は取れないと思う…」


なんだ…、不安定になるのでは…なんて私の杞憂だった。
こっちのほうがやたら不安定だったよ。


ちょっと気が抜けたけど、ちょっと安心した。

彼がダークサイドにいた私を引き上げてくれた。



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2010年09月15日 | 日記
夕方仕事が終わって家に帰ると、ポストに地元の情報誌が
入っていた。

やっぱり…。

この季節、彼の元いた会社ではこの情報誌に広告を出す。

そこには彼が大きくした会社と、彼の解雇通告をした人間が
載っている…。

急に内臓をわしづかみにされたように、苦いものが口に
こみ上げる…。

同じようにその情報誌をぐしゃぐしゃにしたい衝動にかられる。

しかし、彼にそれがきたら見せるように言われているので
できない…。
(実際やってしまったことも多々あるが…)


ちょうど1年位前、2度の休職を経ても状態がよくならず
【アルコールの乱用】という症状を憂い、彼を入院させた。

そして入院した彼に代わって、会社に事情を説明し
解雇通告を受けたのは私だった…。

彼は小さかった会社を大きくしてしまった。

そして大きくなったことを当たり前のように考えた上の人間に
大きくなった途端に勝手なことを言われ、彼の部下の人たちに
パワハラやセクハラをされ…とうとう守りきれずに病気になった。

そもそもそういう病歴があったことも確かだが…。

その当人から解雇通告をされた。


本人都合にしろというところを、啖呵きって会社都合に
してやったが…。


私は喧嘩っぱやいが、比較的淡白な人間なので恨み辛みを
引きずるタイプの人間ではない。

寛容というより、ダークサイドな感情を持ち続けることが
面倒くさいのだ。

しかし、この件だけは…。

広告が入るということは、まだ会社が存続しているという
ことだ…。

上の人間のいうには、彼を解雇した時点でかなり経営状態が
逼迫しているとのことだったのだが…。

そのくせ退院した彼に戻ってきて欲しいと勝手なことを
言ってもいたが…。

彼と一緒に働いていた人たちもまだ残っているだろうが

「つぶれてしまえっ!」

と思っている…。

「会社つぶして、負債抱えて、路頭に迷え!」

と思っている…。


年に何度かこの広告を見るたびにダークサイドに
引きずりこままれるのはもう嫌だ。



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