『新編金瓶梅』 文政十四年辛卯春正月吉日新鐫 曲亭馬琴
「新鐫」の「鐫」は、「セン」1)ほる、える、うがつ、
2)教える、戒める、さとす
3)退ける、引き下げる、
「新鐫」は、上の意味と「新編金瓶梅」を受けて「新編」か。
新編金瓶梅. 第一巻〜第十巻
曲亭馬琴 著 ; 歌川国安 画
曲亭 馬琴, 1767-1848
歌川 国安, 1794-1832
歌川 国貞, 1786-1864
合本
10冊(合38冊) ; 18cm
以下は、Wikipedia引用
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歌川国安
歌川 国安(うたがわ くにやす、寛政6年〈1794年〉 - 天保3年7月6日〈1832年8月1日〉)とは、江戸時代後期の浮世絵師。
初代歌川豊国の門人。俗称は安治郎(一説に安五郎)、一鳳斎と号す。
本所相生町、のちに深川扇橋に住む。作画期は文化から没年にかけてで、文化5年(1808年)の役者絵に「豊国門人安画」と落款していることから、このころ豊国に入門したといわれており、また当初は豊国と同居していたという。
役者絵のほか美人画や浮絵、合巻の挿絵、団扇絵、肉筆画を描く。
一時、画名を西川安信と称したが後に旧名の国安に戻った。
享年39。
文政11年(1828年)建立の豊国先生瘞筆之碑によれば、門人に歌川安信、歌川安峰、歌川安清、歌川安重、歌川安常、歌川安春、歌川安秀がいる。
国安、歌川国丸、歌川国直の3人は豊国門下の三羽烏といわれており、中でも国安がその第一人者であった。
版本挿絵[編集]
『五人揃紋日大寄』 合巻 ※益亭三友作、文化8年(1811年)
『小柳縞阿娜帯止』 合巻 ※喜多川雪麿作、文政5年
『躾方浮世諺』 合巻 ※薫作、文政7年
『傾城水滸伝』 合巻 ※曲亭馬琴作、文政8年(1825年) - 天保4年(1833年)。第二編から第十二編まで国安が挿絵を担当
『春小袖門松模様』 合巻 ※山東京山作、文政8年刊行
『会席料理世界も吉原』 合巻 ※三舛(七代目市川團十郎)作(五柳亭徳升代作)、文政8年
『絵本魁草紙』 読本 ※洒落斎三馬作、文政8年
『浜真砂築地白浪』 合巻 ※三舛作、 文政9年
『面白妙須磨雪平』 合巻 ※東里山人作、文政10年
『四十八手最手鑑』 相撲本 ※烏亭作、文政11年
『喜怒哀楽堪忍袋』 合巻 ※小三馬作、文政12年
『三国妖狐殺生石』 合巻 ※五柳亭徳升作、文政13年(1830年)刊行
『漢楚賽擬選軍談』 合巻 ※曲亭馬琴作、文政14年刊行
『新編金瓶梅』 合巻 ※曲亭馬琴作、文政14年 - 弘化4年(1847年)刊行
『風俗金魚伝』 合巻 ※馬琴作、文政12年 - 天保3年
歌川 国貞(うたがわ くにさだ、天明6年5月19日[1]〈1786年6月15日〉 - 元治元年12月15日〈1865年1月12日〉)は、江戸時代の浮世絵師。のちの三代目歌川豊国。
初代歌川豊国の門人。
本名は角田 庄五郎(すみた しょうごろう)。後に庄蔵、肖造と改める。
画姓として歌を称す。号は、五渡亭(文化8年から天保末)、香蝶楼(文政10年から嘉永初)、一雄斎(文化9年から)、琴雷舎(文化10年)、北梅戸、富望山人、富望庵、桃樹園、応好、月波楼(文化8年)、喜翁(文久2年)、国貞舎豊国、雛獅豊国、浮世又平、不器用又平などがある。
面長猪首型の美人画が特徴。存命中と没後で評価が分かれる。
弘化元年(1844年)の一陽斎豊国襲名後は工房を安定させ大量の作品を出版、作品の数は浮世絵師の中で最も多い。
その作品数は1万点以上に及ぶと言われる。嘉永6年(1853年)の『江戸寿那古細撰記』には「豊国にかほ(似顔)、国芳むしや(武者)、広重めいしよ(名所)」とある。 云々
『江戸名所百人美女(えどめいしょひゃくにんびじょ)』、大判 100枚揃物
『東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)』、竪中判 56枚揃物
『雙筆五十三次(そうひつごじゅうさんつぎ)』、竪大判 55枚揃物 国貞が人物を、広重が風景を描いた合作
『三代目坂東三津五郎死絵(さんだいめばんどうみつごろうしにえ)』、竪大判 錦絵 国立歴史民俗博物館所蔵
『大当狂言ノ内 梶原源太』大判7枚揃の内 文化11年から文化12年頃
『大当狂言ノ内 八百屋お七』大判7枚揃の内 文化11年から文化12年頃 神奈川県立歴史博物館所蔵
『大当狂言ノ内 菅丞相』大判7枚揃の内 文化11年から文化12年頃 日本浮世絵博物館所蔵
『木下東吉 三代目中村歌右衛門』 文化12年 『祇園祭礼信仰記』より 立命館大学所蔵
『星の霜当世風俗 行灯』 大判10枚揃の内 文政元年‐文政2年頃 静嘉堂文庫所蔵
『星の霜当世風俗 蚊帳』 大判10枚揃の内 文政元年‐文政2年頃 静嘉堂文庫、日本浮世絵博物館所蔵所蔵
『今風化粧鏡 楊枝』 大判10枚揃の内 文政6年頃 静嘉堂文庫所蔵
『揚巻の助六 八代目市川団十郎』大判 文久3年 日本浮世絵博物館所蔵 豊国の落款
『集女八景』大判8枚揃 文政
『当世美人合』 大判 揃物 文政後期から天保前期
『当世美人合 江戸芸者』 大判 日本浮世絵博物館所蔵
『滝夜叉姫 尾上菊次郎 梅花』 大判 文久2年 慶応義塾所蔵 豊国の落款
春画
『春情肉ぶすま(しゅんじょうにくぶすま)』
版本[編集]
『大津土産吃又平名画助刃(おおつみやげどものまたへいめいがのすけだち』、合巻
『新編金瓶梅』 合巻 ※曲亭馬琴作、文政14年 - 弘化4年(1847年)刊行
『偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)』、合巻 柳亭種彦作 文政12年‐天保13年
『正本製(しょうほんじたて)』、合巻 柳亭種彦作 文政12年‐天保2年
文政 =日本の元号の一つ。
文化の後、天保の前。
1818年から1831年までの期間を指す。
この時代の天皇は仁孝天皇。
文政
●1803年 (享和3年) ■江戸開府
●1806年 (文化3年) ■芝の大火
●1808年 (文化5年) ■フェートン号事件
文政4年
●1825年 (文政8年) ■異国船打払令
●1828年 (文政11年) ■シーボルト事件
●1829年 (文政12年) ■江戸大火
●1830年 (天保元年) ■伊勢御蔭参り大流行
●1837年 (天保8年) ■大塩平八郎の乱
●1839年 (天保10年) ■蛮社の獄