乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

86;『観世流百番集』より「女郎花」  雨の日のオミナエシはあわれかな たよりの風なき法生川

2011年08月05日 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本


86;『観世流百番集』より「女郎花」








      雨の日のオミナエシはあわれかな たよりの風なき法生川






 8月5日

 朝、曇り

 睡蓮が見たいと思い、

 時十時半頃思い立ったように古墳のある公園に行く。

 しばらく歩くと

 ぽつり、またぽつり









 100歩も歩かぬうちに空は大粒の涙をこぼす

 雨の中のオミナエシが雨で押さえつけられる

                 
     ミ
  オ        エ   シ
        ナ  








 雨の日のオミナエシはあわれかな

 漢字になおすと、

 女郎花

 秋の七草ともてはやされようと、

 たよりの風なき法生川          乱









      謡曲「女郎花」より頼風



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8月5日昼 雨の大和を歩く   (5景)

2011年08月05日 | お出かけ






   8月5日昼 雨の大和を歩く
























     2011年8月5日   奈良 巣山古墳近く 馬見丘陵公にて





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映画三昧;『月の出の血闘』8★伊藤大輔監督・脚本/ 『忠臣蔵外伝 四谷怪談』7★深作欣二監督・脚本

2011年08月05日 | 映画



『月の出の血闘』  

★★★★★ ★★★☆☆

監督・脚本:伊藤大輔
原作:川口松太郎
出演:勝新太郎 中村玉緒 北上弥太朗 宮川和子 舟木洋一 村上不二夫
1960年
大映
77分
モノクロ
片腕のない旅鴉・桝形の朝吉は、湯治場で死んだ女房にそっくりの声を持つ女・お安と出会う。彼女は宮大工の徳次郎の妻だが、今や徳次郎は右腕が効かず博打狂いの身。お安が事故で死ぬが、徳次郎は朝吉が殺したものと勘違いして・・・


『月の出の血闘』は娯楽に徹した満足の行く映画だった。

 中村玉緒さんの若い頃のの三味線をひく姿の美しいこと。

 男前が二人。

 映画の途中に家族に聞くと、勝新太郎さんと北上弥太朗さんとのこと。

 勝新太郎さんって、若い頃は美しかったんだと感心した。

 北上弥太朗さんは名前を何度も繰り返し聞いたが、初耳。

 勝新太郎さん、北上弥太朗さん そして先日『大江戸千両祭』で見た 小泉博さん屋現在の役者さんを含めて、日本の俳優は男前が多いなと感じるのですが、いかがでしょう…。

 





『忠臣蔵外伝 四谷怪談』

★★★★★ ★★☆☆☆

放送日時 8月

04(木) 前11:00
19(金) 後06:30
27(土) 後05:15

監督・脚本:深作欣二
脚本:古田求
出演:佐藤浩市 高岡早紀 荻野目慶子 渡瀬恒彦 津川雅彦
1994年
松竹
105分
カラー
赤穂浪士の民谷伊右衛門は、金と名誉に目が眩み恋人・お岩を捨て、浪士としての義も捨て奈落の底に堕ちていく・・・。鶴屋南北原作の『東海道四谷怪談』を、忠臣蔵の物語と融合させた異色の時代劇。現実と幻想が交錯する独特の映像美の中に、男と女の愛と裏切りが描かれる。

 まず、音楽が良い。

 妖気漂う荻野目慶子さんの表情と美しさが良い。


 素晴らしい場面も多い中、首を傾げる場面も多々あり。

 忠臣蔵討ち入りで手助けする岩の、コミックパワー。あれはなんだ?

 岩が胸をはだけるのは一度なら良いが、複数回さらけ出す。あれは品悪し。

 高岡早紀さんの目根は男性は隙間も知れないが、女性から見ると乳としか言いようが無く、見苦しい。

 深作欣二監督は岩の元気さとハッピーエンドを表現したかったのだろうが、髪をすくシーンも無く、肩すかしをくったような四谷怪談だった。


 ラストの岩の勝ち誇ったような笑顔。

 物悲しく切ない梅。


 私はもともとは高岡早紀さんも荻野目慶子さんも好きだったが、今回みた肉の固まりのような岩を見て、高岡早紀さんは少し苦手かなと感じたが、又違う作品を見ると元に戻るかもしれない。

 友人と電話で話していたが、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』は評判は良くなかったらしい。

 納得した。
 
 アングラ的な表現や神秘的な表現や音楽が良かっただけに、岩そのものの表し方が惜しかった。







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8月5日 移動派の画家 イリヤ・レーピンの誕生日 / モンロー没/『箱男』の日

2011年08月05日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



 8月5日

 移動派の画家、イリヤ・レーピン(1840-1930)

 844年月日、ハリコフ県チュグエフに生れる。

 1870年、「移動美術展覧会組合(Товарищество передвижных художественниых выставок/ТПХВ)」を結成されると、参加。

 その後、移動派の中心となった。

 1930年月日、現フィンランド領チュコッカラにて没。  

  

 イリヤ・レーピンは2007年に 国立ロシア美術館展  サンクトペテルブルクで見た。

 画風が面白く、印象深かった。



 レーピン Илья Ефимович Репин(1844-1930) 収蔵庫

  

 マリリン・モンロー(Marilyn Monroe、1926年6月1日 - 1962年8月5日)没

  


 語呂合わせでいってみよう。

     8月3日   蜂蜜の日

     8月4日   箸の日、橋の日

     8月5日   箱の日

 8月5日が箱の日なら、

 あはは

 今日は『箱男』(安部公房)の日であっても、いいんじゃない?






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85; 『北原白秋 高村く太郎 萩原朔太郎』「萩原朔太郎」 日本文学全集19 集英社/ 舌のない真理、鏡、家

2011年08月05日 | 読書全般(古典など以外の一般書)


    『北原白秋 高村く太郎 萩原朔太郎』から「萩原朔太郎」 日本文学全集19 集英社 昭和47年「舌のない真理」「鏡」「家」





 日本文学全集 19

 270ページ~410ページ

 集英社

 萩原朔太郎

 解説 伊藤信吉

 昭和47年初版 



                                      


 先日から読み続けていた『北原白秋 高村く太郎 萩原朔太郎』「萩原朔太郎」(270ページ~410ページ)を楽しむ。

 萩原朔太郎は前回は今年の4月に読み、その時には「陽春」と「内部への月影」(萩原朔太郎詩集 新潮文庫)を選んだ。

          「陽春」萩原朔太郎

          「内部への月影」萩原朔太郎

          『萩原朔太郎詩集』 「陽春」「およぐひと」「遺伝」

 今回は【宿命】の中から三編 「舌のない真理」「鏡」「家」を写してみた。

「鏡」という詩を朔太郎は複数編残しているが、なかでも私は書き出した「鏡」が好きで、以前から暗記していたもの。

 

                                      




     宿命



  舌のない真理
 
 とある幻灯の中で、青白い雪雪のふりつもってゐる、しづかなしづかな景色の中で、わたしはひとつの真理をつかんだ。物言ふことのできない、 永遠に永遠にうら悲しげな、私は「舌のない真理」を感じた。景色の、幻灯の、雪のつもる影を過ぎ去っていく、寂しい青猫の像(かたち)を感じた。    (372ページ)

                                      

  鏡

 鏡の後ろに廻って見ても、「私」はそこには居ないのですよ。お嬢さん!  (379ページ)

                                      

  家

 人が家の中に住んでるのは、地上の悲しい風景である。          (380ページ)


                                      







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柳生街道滝坂の道 春日奥山の石仏を求めて 1 破石町から高円山と 春日山の谷間まで(13景)

2011年08月05日 | お出かけ



        柳生街道滝坂の道 春日奥山の石仏を求めて 1   破石町から高円山と 春日山の谷間まで




 JRからバスに乗り、途中、奈良公園の景色を楽しむ。



 破石町下車



 途中、志賀直哉旧居目印あり



 新薬師寺や写真館も破石町下車のようだ


 落ち着いた高畑住宅街



 趣のある家あり



 しばらくすると、地蔵堂と、弥勒菩薩と掘った石



 白乳神社。 



 きんでん(工事の方)が熱心に上の説明を読まれていた。



 東海自然歩道

 真っすぐ進めば柳生の円成寺につく。

 私たちは石仏や磨崖仏を見るために柳生には行かず、芳山を登ったリ、地獄谷を歩くことにした。



 住宅街を抜けると、高円山と春日山の谷間にいよいよ入る。



 妙見宮五丁の石標

 ここから滝坂の道らしくなる。

 ここを進むと、鎌倉時代に作られた石畳の道。

 天然記念物に指定されている自然林と、多くの石仏や生き物に出会えるコースを歩く。




 次回は石畳から記録したいと思います。






           つづく


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