乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

「勧進帳」「極付幡随長兵衛」吉右衛門 仁左衛門 芝翫「鎌倉三代記~絹川村閑居の場」幸四郎「鷺娘」玉三郎

2011-08-21 | TVで 歌舞伎・能楽



「勧進帳」


出演:市川團十郎 中村歌右衛門 中村富十郎 初世尾上辰之助 中村福助(現・梅玉) 三世河原崎権十郎 二世尾上松緑
1985年(全4話)
81分
カラー
現在建替え中の歌舞伎座にて、昭和60年4月から三か月に渡って行われた『十二代目市川團十郎襲名披露』の舞台より「勧進帳」をお届けする。十一代目以来「團十郎」という大名跡が約20年ぶりに復活するとあって、大きな話題を呼び歌舞伎界の一大イベントとなった。弁慶に團十郎、義経に歌右衛門、富樫に二世松緑というまたとない大顔合わせの名舞台が甦る。 (1985年/昭和60年5月・歌舞伎座)




 高麗屋さんの弁慶は、実在弁慶に見えるが、本家本元の弁慶はアニメのようで、それはそれで魅力的。

 摺り足の部分はスケートのよう!に滑って移動されていた…………。(笑み)

 中村歌右衛門さんの冨樫が気品漂い、とても魅力的だった。






「極付幡随長兵衛」

出演:中村吉右衛門 片岡仁左衛門 中村芝翫
2009年(全3話)
96分
カラー
出演:中村吉右衛門、片岡仁左衛門、中村歌昇、中村福助、市川染五郎、尾上松緑、中村松江、市川男女蔵、坂東亀寿、中村亀鶴、中村種太郎、中村玉太郎、中村児太郎、澤村由次郎、市村家橘、大谷友右衛門、中村歌六、中村東蔵、中村梅玉、中村芝翫 町奴と旗本奴の姿を生き生きと描いた黙阿弥の名作。 江戸村山座の舞台。芝居が佳境にさしかかるところ、旗本奴の水野十郎左衛門の家来が騒ぐので、町奴の幡随院長兵衛がこれを打ち据える。一触即発となる水野の白柄組と長兵衛の子分たちだが、長兵衛がその場を収める。後日、長兵衛は水野邸の宴に招かれるが、子分たちは何かの策略だと言って行く手を阻む。しかし女房や息子に別れを告げ、長兵衛はひとり水野のもとへ向かうのだった。吉右衛門の幡随院長兵衛、仁左衛門の水野十郎左衛門、梅玉の唐犬権兵衛、芝翫の女房お時ほかの出演で歌舞伎座さよなら公演から。 (2009年/平成21年6月・歌舞伎座)



 最近続けざまに何度か見ている「極付幡随長兵衛」

 台詞を結構覚えてきたよ。

 この芝居、何度見てもいいな。







「鎌倉三代記~絹川村閑居の場」

出演:中村雀右衛門 中村梅玉 坂東彦三郎 中村松江(現・中村魁春) 中村歌江 澤村鐵之助 中村又五郎 松本幸四郎
1999年
89分
カラー
「近江源氏先陣館」の続編にあたり、時代設定は鎌倉時代ですが大坂夏の陣を暗示している時代物です。佐々木高綱(真田幸村)や和田兵衛(後藤又兵衛)等、大坂方の武士の活躍を中心に描かれており、時姫は敵味方となってしまった許嫁と、父の間で板ばさみになる悲劇の姫です。雪姫(金閣寺)・八重垣姫(廿四孝)と並ぶ難しい姫役「三姫」の一つになっている時姫を雀右衛門が演じ、安達藤三郎実は佐々木高綱に幸四郎、時姫の許嫁三浦之助義村に梅玉、母長門に又五郎ほかの顔ぶれでご覧ください。 (1999年/平成11年6月・歌舞伎座)



 佐々木高綱の早変わり!!思わず声が出る。

「かっこいい~~。」

 家で見る醍醐味。




「鷺娘」

出演:坂東玉三郎
2009年
歌舞伎座
31分
カラー
白銀の世界に美しく舞う鷺の精。しなやかで美しい風姿と玉三郎の芸術性が余すところなく表現された一幕。 幕が開き舞台が明らむと、玉三郎独特の幻想美に溢れた世界が繰り広げられ、長唄の名曲にのせて鷺の精が美しく舞う。衣裳が一瞬にして変わる視覚的な見せ場など華やかな演出が続き、クライマックスの責めに苛まれる場面では、絶え間なく降りしきる雪の美しさと、美しい娘が苦しみで息絶え絶えになってゆく姿とが絡み合い美の極致が表現される。 (2009年/平成21年1月・歌舞伎座)



 玉三郎さんの「鷺娘」は舞台でも何度も楽しませてただいているよ。

 二年ばかり前七之助さんの「鷺娘」を見て、透き通るような美しさに息を飲んだことを覚えている。

 七之助さんの「鷺娘」は死にゆく悲しみや切なさを見事にあらわされていた。

 今回テレビで玉三郎さんの「鷺娘」を見て、死の責め苦に直面した迫力ある堪え難き苦痛と、美しさに圧倒された。

 自分では瞬きさえ惜しんで画面を眺めていた。










コメント (2)
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映画三昧;「田園に死す」寺山修司 1974年/「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」「時をかける少女」

2011-08-21 | 映画




「田園に死す」 

ウィキペディアより ▼

監督 寺山修司
脚本 寺山修司
製作 九条映子
ユミ・ゴヴァーズ
寺山修司
出演者 菅貫太郎
高野浩幸
音楽 J・A・シーザー
撮影 鈴木達夫
編集 山路早智子
大坪隆平
浅井弘
配給 日本アート・シアター・ギルド
公開 1974年12月28日
上映時間 102分


私:菅貫太郎
少年時代の私:高野浩幸
人妻:八千草薫
空気女:春川ますみ
股引き:斉藤正治
草衣:新高恵子
せむしの少女:蘭妖子
大男:大前均
イタコ:原泉
牛:三上寛
批評家:木村功
詩人:粟津潔
嵐:原田芳雄

『田園に死す』(でんえんにしす)は1974年公開の日本映画。寺山修司監督、脚本。
「恐山」「母殺し」「家出」など寺山特有のテーマが多く取り上げられており、自伝的要素が見られるが、劇中劇が用いられるなど虚構の性格が強い作品である。なお、先行して1965年に同名の歌集が刊行されており、映画の中でも同書からの短歌が朗読される。 菅貫太郎唯一の映画主演作である。ラストシーンは『幕末太陽傳』から影響を受けたと言われる。

父親のいない中学生の私は、恐山の麓の村で母と二人で暮らしている。唯一の楽しみといえば、イタコに父親の霊を呼び出させて会話をすることだった。私の家の隣には他所から嫁入りした若い人妻が住んでおり、それが意中の人である。ある日、村にやって来たサーカスへ遊びに行った私は、団員から外の世界の事を聞かされ、憧れを抱くようになった。今の生活に嫌気がさした私は家出をすることを決心し、同じように生活が嫌になった隣の人妻と共に村を離れる約束をした。駅で待ち合わせをして線路を歩く二人・・・
実はここまでは、映画監督となった現在の私が制作した自伝映画の一部である。試写会に来ていた人々は映画の出来を褒め、私を称えた。その後、評論家と一緒にスナックへと入った私は、「もし、君がタイムマシーンに乗って数百年をさかのぼり、君の三代前のおばあさんを殺したとしたら、現在の君はいなくなると思うか」と尋ねられた。質問の意味を深く考えていた私は、少年時代の自分自身に出会う。少年の私は、映画で描かれた少年時代は脚色されており、真実ではないと言い放つ。そして、本当の少年時代がどの様なものであったかが語られる。
村に住む人々はみな狂気じみており、サーカス団も実は変質者の集まりだった。人妻からは家出の計画を本気にしていなかったことを告げられ、目の前で愛人の男と心中されてしまう。そんな中、少年は現在の私と出くわした。現在の私は、過去の私が母親を殺せば自分がどうなるのかを知るためにやって来た。二人で話をするうちに、少年は母親を捨てて上京することを決意する。しかし、出発の準備を整える中、東京からの出戻り女によって童貞を奪われてしまう。たまらなくなった少年は電車に乗り、故郷を離れていった。結局母殺しは起きなかった。それでも私は少年を待ち続ける。しかし、何も変わりはしなかった。今、現在の私は20年前の母親と向き合い、黙って食事をしている。やがて家の壁が崩壊すると、そこは新宿駅前の交差点だった。その周囲を沢山の人間が行きかっている。それでも私と母は黙って飯を食っている・・・




「田園に死す」は好きな映画のひとつで、DVDでだが、今までにも何度か見たことがある。

 今回は食事をかね、気楽に楽しむ。

 昔、大阪の某映画館ではこういった映画が多く上映され、家族はかなり多く見たと言う。

 私はまだ、このような映画を見る年齢には達していなかった。

 こういった映画から時代がずれている私にはテレビで放映あされるのはとてもありがたい。

「田園に死す」は以前シアターテレビジョンを契約していた頃に 録画しておいたもの。

 久々にブルーレイ録画リストを整理し、お宝を発見したと言う感じ。

 昔に何度か見た時と葉随分印象が違ったが、満足した時間を過ごすことができた。



 ところで、三上寛さんは三上博史さんとは違ったのね^^;;

 三上寛さんの歌って、知らなかった……


 三上寛 青森県北津軽郡東京村
 
 三上寛   五所川原の日々
 






「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」

監督:大森一樹
脚本:那須真知子
出演:緒形直人 渡哲也 水野真紀 袴田吉彦 星由里子
1996年
112分
カラー
作家・宮沢賢治の半生を描いた伝記ドラマ 宮沢賢治生誕100年を記念して製作された本作品は、芸術・科学・宗教・農業にと多彩に活動する賢治の姿を、家族や友人たちとの交流を交えながら描いた愛と感動の物語。 映画は、賢治の童話から喚起される豊かなイメージをアニメーションとCGで魅せながら、病弱ながらも破天荒な夢想家で活動家だった賢治37年の生涯を斬新な手法で描いていく



 割合に満足した。

 ラストの 渡哲也さんの【雨にも負けず…】の一言にとこと噛み締めるような朗読が、心にしみ込んだ。

 これは小学校の教室で生徒全員が超えたからかに朗読し、宮沢賢治きらいな人間を多く作り出す教育とは真逆の読みだった。

 宮沢賢治の生き方や健康状態や精神的なものをしっかりと見据えた映画「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」だと感じた。






大林SP「時をかける少女」

監督:大林宣彦
原作:筒井康隆
脚本:剣持亘
出演:原田知世 高柳良一 尾美としのり 津田ゆかり 岸部一徳 根岸季衣 上原謙
1983年(全2話)
角川映画
180分
カラー
土曜日の放課後、掃除当番に残っていた和子は実験室の物音に様子を見に行き、ラベンダーの香りの中で気を失ってしまう。それ以来、彼女には時間と空間を越えるタイムトラベラーの能力が・・・。筒井康隆のSF小説を大林宣彦が映像化、切ないラストが印象的なラブ・ロマンスに仕上げた。



 まぁ、面白かった………。

 好みにもよるだろうが、この映画を見て、男性は原田知世チャマがかわいいと感じる方が多いと思うし、実際 きゃぴきゃぴしておられた。



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「元祖竹本義太夫生誕地」石碑 (天王寺区茶臼山町)   (2景)

2011-08-21 | 舞台・音楽 雑感メモ







 大阪の天王寺から四天王寺に向う途中の堀越神社の近くに、「元祖竹本義太夫生誕地」と刻まれた石碑がたっていました。

 この辺は駐車禁止の三角マークが置いてありましたが、駐車違反の車がありました(^^)




 竹本座跡石碑(道頓堀)記録  2006年06月09日

 


                        大阪 天王寺区茶臼山町にて





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ラッキー(^^)v   (2景)

2011-08-21 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





 8月19日

 夜中から朝にかけて、大雨が降りました☆

 この日は奈良情報図書館古文書講習の日。

 お弁当を作り奈良駅に行こうとしましたが、JRは奈良大阪行き共に運行不通。

 仕方が無いので近鉄電車に乗り、新大宮駅に向いました。



 行きも帰りも、大雨の後の増水した佐保川沿いを歩きます。

 緑が歌っているようで、きれい~なんて、ひとりではしゃいでいました^^

 写真は夕方五時頃の佐保川です。



 奈良から一転してこちらは大阪の天王寺の空です。

 奈良情報図書館の帰り、お食事のために家族と待ち合わせです☆

 この日もよく歩き、万歩計を見ると、15000歩を超えていました。

 ラッキー






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