乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

グリム童話のなかの怖いはなし/金成陽一

2006-10-28 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 記録のみ

    グリム童話のなかの怖いはなし

        著者  金成(カナリ) 陽一

        大和書房

        1994年11月25日 第1刷発行

        1999年2がつ15日 第22刷発行

        1700円+税   205ページ

 

 ヨーロッパにおける剣やナイフをプレゼントしてしまう意味や イランの逸話で白バラを抱き 真っ赤の染まる話は特に興味を覚えた。

 また『コスペスさま』について少し調べてみたいという思いと、再度チェーホフを読んでみたいと感じた。

 

 金成陽一の本は結構興味深く、メモをとりながら読むほうが面白いような気がする。

 次回からは気をつけよう・・・・・・

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踊るニューヨーク / フレッド・アステア

2006-10-28 | 映画

 

 踊るニューヨーク 

 

  満足度 ★★★★★+★

   感動度 ★★★ ☆☆

  

   1940年  アメリカ

   監督  ノーマン・タウログ

 

   キャスト  フレッド・アステア  (さすがのタップ)

          エリノア・パウエル (ダンスが素敵)

          ジョージ・マーフィー

          フランク・モーガン

      

 今回も満足のいくフレッド・アステアの作品でしたが、ダンスが少し少なめという点が残念でした。

 アステアとパウエルのダンスシーンは軽快で楽しい。

『ビギン・ザ・ビギン』(曲)にあわせて見事なタップでした。

 

 

 最後はジョージ・マーフィーを迎えての三人の息の合うダンス。

 いや~~、見事でした。

 ダンスそのものが音楽に、みている方もリズムを取って・・・心はいっしょに躍っちゃってました。

 

 

 驚いたのは舞台。

 劇中劇(実際は映画中舞台)の中の前面鏡張りというセットはどこかで観たことがある。

 すーぱーカブキ(おもだか屋さん)の『はっけんでん』の舞台が一見黒の漆ぬるに見え、演じての姿を下からも壁側にも映し出していた。

 

 

 

 今回の『踊るニューヨーク』は1940年の作品。

 70年余り前にもうすでに黒のライトでガラス張り。

 下側からもダンスや豪華なシャンデリアが映る演出がなされていたんだ。

 

 おまけに黒ばかりではなく、

              『ぱっ!』

 

とハイライトがあたり、あたり一面がから『白』に変わったかと思うと、舞台全体のカメラアングルから踊り手に焦点が移るなどの心憎い演出。

 すばらしい!!

 

 

 

 ところで『はっけんでん』の話にそれちゃいますが・・・・・・

 

 1940年に今にも勝るこんな細やかな試みがもうすでになされていたのかと思うと・・・・・・

 『はっけんでん』の舞台って確かドイツの某演出家にわざわざ頼んだように聞いているが、参考するにしては類似点が多すぎ。

 もちろん舞台や脚本に合わせて舞台づくりを工夫されているのは把握しているが、から『白』だった映画を、『はっけんでん』の世界だけにしのは、発展なのだか後退なのだかと首を傾げてしまう。

 

 

 

 何はともあれ『踊るニューヨーク』は面白かったです

 

フレッド・アステアの『雨に唄えば』の感想です ↓

  http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/1f236fd2f87984b27e1dfd397452476a

フレッド・アステアの『ダンシング・レディ』の感想です ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/0366167dd8281b1f505bf4844188c506

コメント (8)
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