乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

近江八幡の郷土料理・・・近江の旅�

2006-10-18 | お出かけ

 たまたま私が行ったそのときの問題とは思いますが・・・美味しかったのですが、今日はちょっと辛口でごめんなさい。

 

 近江八幡の 八幡堀沿いに位置する『喜○衛』というお店でお昼をいただきました。

 

 

 雰囲気のあるこの店は、江戸時代末期の商家をそのまま利用。

 情緒もたっぷりの古めかしい暖簾をくぐると、中もこじんまりとした歴史を感じさせる。

 あいにく客や予約で満席。

 客がいっぱいで数人の中井たちはばたばたしており、三度四度声をかけても出迎えに来ない始末。

 私たちは入り口で三分あまり呆然と立ち尽くしておりました。

 

 

 しばらくして私たちは入り口に面した床の間にあるお膳二つの客間(?)に案内されました。

 八から十畳そこそこの小さなその部屋には昔の商家の面影を残す『キャッシュ・ベッド』(今のレジ或いは金庫)や箪笥や他の古めかしい道具が見せるような隠すような形で置かれていました。

 壁や壁紙はしみが多く、『これが歴史の重み』といわんばかりに堂々と背筋を伸ばしていたのはいいのですが・・・・・・

 床の間の花は少し枯れかけている。

 また、その部屋には原色のレゴが置かれていたことには違和感を感じてしまいました。

 多分女将の孫が普段その部屋で遊んでいるのでしょうが、何となくお食事には適さない環境と商売気を感じました。

 

 

 

 さて気を取り直してお料理。

 郷土料理ということで

  『鯉の旨煮』・・・子の部分が特に美味しい

                子と白子が両方つめられている。 

                錦市場の『鯉の子持ち』とはまた味付けが違う

                                    錦市場の『鯉の子持ち』の日記 ↓

                    http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/0677cd9fbcf0da7ec2017f4b55aa815a

  『湖魚のあめだき』・・・滋賀は京都からは近いのでなじみの味

                     錦市場などで度々購入

   『海老豆』     ・・・なじみの味

                    昔は車を引いたおじさんが京都に

                          『鯛豆』『ごり飴だき』『子鮎飴だき』を売りに来た

  『近江牛の湯どうしのサラダ(ポン酢)』

  『鮎の酢じめ』・・・酢の物とはいえ、鮎の鮮度が少し悪かった

                                              

  近江八幡の名物 『赤こんにゃくの煮付けや串刺し』

          ・・・真っ赤な色彩で食感で食べるといった感じ

                結構楽しい味で好きでした

  同じく名物『丁字麩の酢のきいたにつけ』

          ・・・四角ではなくへらへらと形は崩れていました

                お麩の酢味は初めてで、一度家でも作ってみましょう。

  『こいもなどの煮付け』

          ・・・京料理に比べて少しこぶだしの味が薄め

                味付けの濃さはちょうどよい加減

  『菊やこんにゃくの白和え』

  『丁稚羊羹』・・・本場の丁稚羊羹は味が濃い目

               食感もしっかりしていて、美味しい

  『蜆の吸い物』

         ・・・それはないでしょう!!

              蜆が生臭く飲めない

              胸が悪くなった

              多分吸い物を80度くらいの低温で保存しているせいかもしれない

              実は本当に気分が悪くなり・・・・・・いざ***へ

              こんな思いを料理店で感じたのは初めてでした

  『みかん』・・・小ぶりだが、甘くて美味しい

  『香の物』・・・赤蕪など3種類

          美味しかった

  『近江米のご飯』

       ・・・ご飯とおかゆの中間くらいの固さ

            甘みが少なく、べちょべべちょごはん

  他・・・・・・

などの地元の食材を使った季節のお料理がいただけます。

 

 以上が女将の勧める『喜兵○』というお料理でしたが、せっかくですから

  『鯉のあらい』(二人)・・・たいへん美味しかった

  『近江牛のたたき』(一人)        

               ・・・たいへん美味しかった

  『秋あかり』(近江のお酒/一本)

              ・・・うまくなかった

                     冷酒に耐えない味

を追加したコースにいたしました。

 

 

 全体を通してうまい料理とあまり感心しない料理が複雑に絡み合っていた。

 この料理は結構びわこの湖魚のあめだきなどを専門店で購入し、松花堂に並べれば簡単で昼には出しやすいメニュー。

 それゆえに店で作った『鮎の酢じめ』などは鮮度が悪かったり、吸い物やご飯の塩梅が悪いのだろう・・・・・・

 

 一人前3650円ということを考えると、珍しい 近江八幡の名物『赤こんにゃくの煮付けや串刺し』も味わえたし、『鯉の旨煮』や『鯉のあらい』や『近江牛のたたき』は美味しかったので、良かったのではないかと思う。

 ただ冷酒(レイシュ)はその店の顔。

 もう少しうまい酒を出さないことには、店としては言い逃れできない。

 

 

 急がしそうであったが、神のランチマットは裏表反対。

 料理の盛り付けは、皿の絵付けが逆。

 料理の置き方は不思議な程に無秩序。

 

 大学生の子どもたちと入ったせいかと思いきや、すぐに思い過ごしに気づく。

 どうもどのグループにもそういった接し方らしい。

 神戸からこられた隣の席の 三人の身なりのよいご婦人方などには、仲居が松花堂弁当の三段(三人分)を畳の上にじかに置いていかれたのには閉口した。

 

 

 美味しいという満足感と多少の後悔が残ったお昼。

 店を後にしてしばらく歩くと天然うなぎに香ばしいたれの匂い・・・・・・

 後悔あとにたたず。

 私は複雑な思いを胸に、その場を足早に去った・・・・・・

 

 

 

 

   今日は乱鳥乱調乱文乱舌にて失礼いたしました・・・

 

 

 

 

コメント (2)
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