読みましたか
箇条書きのようで、国の民としての志など持ちようもない品性に欠けた文章によって書かれており、、「正義と秩序を基調とする国際平和」と、「秩序」などという抽象的なものを判断基準にし、意に沿わぬものを「秩序を乱すもの」として排斥することのできる、「自民新憲法草案」を、読みましたか。
不戦の誓いなど押し付けられたものであり、自らの望むものではないと叫び、「正義の秩序」を守るためなら、地の果てまでも戦いに行ってよいと謳い、被爆国として不戦を誓った潔さをすべて捨て去った「新憲法草案」を読みましたか。
この国の長は、単純明快な言葉がお好きらしい。「新憲法前文草案」は、「わかりやすい」短文で構成されている。私たちは、この国の経済成長の中、合理的で効率的なものを求めてきた。「新憲法案」も、効率よく誰にもわかるものとして書かれているのかもしれない。
「わかりやすく」「単純明快」なことは、どれほどの力を持つものなのか。
「単純明快」な言葉は、多くの解釈を可能にする。政治家にとって、なかなか便利な「手」である。
私は、「現憲法前文」は、「祝詞」のようだと思う。声に出し、読んでみるといい。これは「いのり」のことばである。
「現憲法前文」は、ひたすらに、戦いの不幸を嘆き、、戦いの空虚を訴え、戦いのない世界を「言あげる」ものである。「法」とはこういうものでありたい。国と、人の世の平安なることを祈るこころざし高き「祝詞」でなければならない。
私の国は、「唱えるべきことば」を、こうしてなくしていくのだろうか。
こう考えるわたしは、偏向していますか。まちがっていますか。
どうぞ、どうぞ、面倒に思わずに読んでみてください。
箇条書きのようで、国の民としての志など持ちようもない品性に欠けた文章によって書かれており、、「正義と秩序を基調とする国際平和」と、「秩序」などという抽象的なものを判断基準にし、意に沿わぬものを「秩序を乱すもの」として排斥することのできる、「自民新憲法草案」を、読みましたか。
不戦の誓いなど押し付けられたものであり、自らの望むものではないと叫び、「正義の秩序」を守るためなら、地の果てまでも戦いに行ってよいと謳い、被爆国として不戦を誓った潔さをすべて捨て去った「新憲法草案」を読みましたか。
この国の長は、単純明快な言葉がお好きらしい。「新憲法前文草案」は、「わかりやすい」短文で構成されている。私たちは、この国の経済成長の中、合理的で効率的なものを求めてきた。「新憲法案」も、効率よく誰にもわかるものとして書かれているのかもしれない。
「わかりやすく」「単純明快」なことは、どれほどの力を持つものなのか。
「単純明快」な言葉は、多くの解釈を可能にする。政治家にとって、なかなか便利な「手」である。
私は、「現憲法前文」は、「祝詞」のようだと思う。声に出し、読んでみるといい。これは「いのり」のことばである。
「現憲法前文」は、ひたすらに、戦いの不幸を嘆き、、戦いの空虚を訴え、戦いのない世界を「言あげる」ものである。「法」とはこういうものでありたい。国と、人の世の平安なることを祈るこころざし高き「祝詞」でなければならない。
私の国は、「唱えるべきことば」を、こうしてなくしていくのだろうか。
こう考えるわたしは、偏向していますか。まちがっていますか。
どうぞ、どうぞ、面倒に思わずに読んでみてください。