コロンボの特捜最前線日記

ロケ地探訪やオフ会ならびに意見交換など

両国~秋葉原~上野~王子のち十条 

2012-10-24 22:00:00 | 特捜
(大滝さん追悼企画の続き)
船村&有本れいポイントの最寄駅・両国駅へゆくと
  <JR両国駅>
   #259「二人の街の天使!」より 映像の著作権は東映に所属します。
どうも根岸明美さんを見ると小達雅子(夏目雅子さん)主演ドラマ『愛が見えますか』での外道な母親役が思い浮かんで、イマイチ感情移入しにくい(苦笑)。

次に秋葉原を経由して
<秋葉原・電気街> 以前冬に訪れた際のショット。
 #29「プルトニウム爆弾が消えた街」より
欲を言えば「死体番号6001のミステリー!」の船村&叶ポイントを掲載したいトコロ。
例の「ボウヤ!マフラー落としたよ!」ロケ地は中途半端な場所柄なかなか撮影に及ばず。撮影次第アップします。

JR御徒町駅で下車すると
 <アブアブ前> 歩道橋が撤去されてるので劇中のカットは撮影不能(ノД`)。
 #257「母・・・・・・・・・」より
「私の母も、後ろからひっそりと私を見守っていてくれるのかもしれない。当分はふと振り向いて、人を捜すクセが抜けないだろう。」

一旦「アメ横」に出て写真を撮ってからわかったんですが、当時の撮影陣はどこかのビルから見下ろす角度で捉えていたんですね。
 #49「時効5分前のチャップリン!」より
#116「真夜中のデッドアングル!」でも二階堂千寿さん(『熱中時代』パート2のみねっこ!)が弟を連れて歩くシーンでもアメ横が出ています。
この作品のおかげで当時の上野公園・入口の構造がよくわかりました。
  <上野公園・公園下>
 #49「時効5分前のチャップリン!」より 当時は噴水があったんですね。歩道橋も。
 #86「死んだ男の赤トンボ!」より 神代課長が駆けつけるシーンでしたね。
聚楽台に抜ければ#86「死んだ男の赤とんぼ!」ロケ地。
 <聚楽台>跡地

階段を上れば
  <西郷さんの銅像>前
   #86「死んだ男の赤トンボ!」より
西村晃さんのポイントから上野駅を見ると・・・キレイになってるけど、ちょっとよそよそしい。

もちろん不忍池にも行きました。
<不忍池・弁財天 1>
 足びと知らず。ナイスですね~(n‘∀‘)η・・・おっとイカンイカン!目の保養?(苦笑)
 <不忍池・弁財天 2> 
この右側の欄干に山口美也子さん演じるオンナが佇んでいたんですね。そこへ南条竜也さん演じる悪い人も登場。
   #213「密室殺人・小さな瞳の謎!」より
画像から察するに、鳥居は撤去されたみたいです。

次に「あゝ上野駅」を口ずさみながら広小路口へ。もちろん気分は今福将雄さん。
「真夜中のデッドアングル!」
「パパの名は吉野竜次!」
「老刑事・96時間の追跡!」
「偽装結婚・マトリョーシュカを持つ女!」
「遺留品ナンバー4号の謎!」
「モーニング・コールの証明!」etcもっとあるかな?上野駅がロケ地になったエピソード。
   <上野駅・広小路口>
 #433「モーニング・コールの証明!」より
この喫茶店視点は妙に新鮮に感じます。単に忘れていただけ?
オレとしては吉野が竜太君をコインロッカーから助け出すシーンが強く印象に残る場所なんだけどね。

ここからいよいよメインディッシュの王子エリアへ
   <王子駅・跨線橋1>
 #40「初指令・北北東へ急行せよ!」より 上村香子さんとY氏
バックはは王子駅ホームでしたか。自転車は持ち込んだんですね。階段しかないし。おまわりさん役も大変だ。お疲れ様です( ^ω^)。
  #231「十字路・ビラを配る女!」より
アホ署長・・・じゃなかった北村総一朗さんの立ち位置が確認出来ますね。
私としては東映版『スパイダーマン』第24話「ゴキブリ少年大戦争」のロケ地がすぐ思い浮かびます。
第24話「ゴキブリ少年大戦争」より
ちなみに『電子戦隊デンジマン』だと
 第23話「天井裏を歩く悪魔」より
この画像の方がキレイですね。気に入っています。プロだから当たり前?
大葉健二さん達もロケでお越しでしたか。
背後の飛鳥山ばかりに目を奪われて、M氏&上村香子さんロケポイント(線路沿い)を見逃してました(T_T)。
 <王子駅・跨線橋2>
 同・第24話より 安藤聖一さん&香山浩介さん

道なりに山頂を目指すと
  <飛鳥山公園 1 遊具&SL>
 #501「殺人警察犬MAX」より
 東映版『スパイダーマン』第24話「ゴキブリ少年大戦争」より
 第24話「罠をはる怪力男」より 『電子戦隊デンジマン』でロケ使用されています。
映画『十九歳の地図』で主人公とダメ中年(演・蟹江敬三さん)がマリアの話をする展望台は失われているので、都電荒川線や歩道橋のある『特捜』ポイントへ移動。
 <飛鳥山公園 2>
 #136「誘拐Ⅰ・貯水槽の恐怖!」より
 #501「殺人警察犬MAX」より
吉野&紅林&滝の眺めた歩道橋からの俯瞰で、山本学さんの立っていた噴水の位置が判明しました。
何というか没個性な公園に成り果てていて興醒め・・・。
「殺人警察犬MAX」の頃までは「噴水」も存在したのに・・・・・・。
 第24話のラストシーンより この画像の方が往時の公園と噴水をよく捉えていますね。

うなだれつつ反対側の「さくら新道」へ
  <さくら新道>
   #137「誘拐Ⅱ・果てしなき追跡!」より
山本学さん、伊東平山さんや藤岡弘さんがロケで訪れた場所は火災により消失した建物が多く、もはや劇中の雰囲気は望むべくも無し(;´д`)。でもまだ「音無橋」が残ってるじゃないか!
近道がないので大きく迂回して・・・音無橋に到達!もちろん劇中の階段から川床へと向かう。

 <音無橋 1> 下流から上流側を望む。王子から十条方面と言った方がわかりやすいかも。
  #90「ジングルベルと銃声の街!」より
同じ角度にこだわって撮りました。そういえば
  映画『十九歳の地図』予告映像より 映像の著作権はプロダクション群狼に帰属します。
  同#90より 別角度から(右岸)当時の構造が丸分かり。
東映版『スパイダーマン』も参考に、やっぱりリアルにロケ現場に立たないとわからないものです。どちらが上流側だとか、実際の撮影アングルや俳優陣の立ち位置とか。
『柔道一直線』で主人公・一条直也(のちの滝刑事役を掴む桜木健一さん)の母親役だった青木和子さんの立ち位置も(*≧∀≦*)。
橋の上では
 同#90より
逆に十条方面から展望台を望む角度でキレイに撮られています。当時の撮影陣に感謝!
私事ですが小学校低学年時に祖母に連れて来てもらった当時のニオイが漂ってくるみたいで懐かしいです。
橋の上に戻れば
  <音無橋 2> 樹木が成長して視界が遮られました。
 同#90より
荒木しげるさん&竹井みどりさん目線もお楽しみください。

(コロンボのつぶやき)

ゴキブリ少年役の安藤聖一さんがパンの耳(昔は安く売ってたんですよね~)を買う店舗ロケ跡地は帰宅してから気が付く始末(勿体無い!)。ストリートビューで確認したら音無橋のすぐ近く(王子神社の裏側)でした。
安藤さんも虎男役で川崎の山奥からゴキブリ少年役で王子・飛鳥山へと大移動。お疲れ様でした( ^∀^)。

東京駅からズ~ッと歩いて(もちろん電車も利用しましたが)、〆にと思い立って「十条」の神代夏子・死亡現場を撮り直しに行ったのは我ながら呆れました。十条駅に着いた頃には斎藤酒場に行く気力も失せました。
「長い一日が終わりました・・・。」
もちろん帰りの車中も埼京線に乗って『特捜』ロケ地を目で追いました。酔狂やね。

山田吾一さん、逝く・・・。

2012-10-16 20:33:34 | 特捜
彼岸が賑やかなのはコチラにとっては残念な限り。最近の『相棒』で元気なお姿を拝見して、現役振りを微笑ましく眺めていたたものです・・・。大滝さんの追悼記事だけでガックリきてるのに・・溜息。( ´Д`)=3

 『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』第2話「首泥棒」より 山田吾一さん(左)&溝口舜亮さん(右) 
映像の著作権は東映に所属します。

私としては(荒井注じゃなくて 笑)浪越警部役は山田さんの方がしっくりきます。
もちろん我等『特捜』ファンは
 #277「橘警部逃亡!」より
このいやったらしい役どころを記憶されてる向きも多い筈。

新聞の死亡欄を見ていて山田氏の訃報に気が付きましたが、私の好きな某「名脇役」が載りませんように!
本当に今年は何なんだ・・・(;´д`)。

大滝秀治さん追悼企画 <完全犯罪・ナイフの少女!&兜町・コンピューターよ、演歌を歌え!>

2012-10-10 22:00:00 | 特捜
大滝さん逝去のショックを引き摺りながらですが、ロケ地を訪ねたいと思います(クスン)。

リニューアルされた東京駅の喧騒を後にしてグングン進むも、前方にフェンスに囲まれた一角が・・・イヤな予感。
船村の奥さん(風見章子さん)が編んだセーターを少女レイ(山本みどりさん)が引き裂くシーンを反芻したかったのに。
 <常盤橋 1>
常盤橋公園が震災後もまだ工事中。よって劇中の角度からは撮影不能(トホホ)。
立入禁止にもめげずにアングルを変えて悪戦苦闘。
   <常盤橋 2>
船村(大滝秀治さん)&少女・有本れい(山本みどりさん)はこんな風景の中で芝居してたんですね。
ちなみに気になってた少女の背後に見えた建物は日本銀行でした。
放送から既に33年が経過してるんですね。
  #106「完全犯罪・ナイフの少女!」より 映像の著作権は東映に所属します。
  
大昔の初見時は船村が、少女とふたりっきりでデートしようとして「*ロジジイ」なんて思いましたが、少女レイの初任給の薄給を慮ってワザと奥さんを家に残そうとウソをついたんだな~と得心したもんです((  ̄▽ ̄)。さすがオヤジさん!
でもボディタッチは欠かさない・・・やっぱりスケ*ジジイ?なんてね。

ちなみに
   #369「兜町・コンピューターよ、演歌を歌え!」でも登場。
名脇役・久地明さん&藤岡弘さんも来ていたんですね。帰宅してからDVDを見て気が付きました(汗)。
常盤橋公園がロケ地に選ばれたのは、かつて大滝さんが大手町の電話局(現在のNTT大手町ビル)に奉職していたのと関係があるのかも知れませんね。英語が不得手で鬱屈していた大滝さんが劇中のレイちゃんのように常盤橋公園でうなだれていた?

(追記)
 #458「終着駅の女Ⅲ 東京駅・青山圭子の逃亡!」でも使用されていたとは(フハッ)。
おかげでオヤジさん&有本れいのオープニングで手をつないで走った位置関係がよくわかりました。

次に川沿いに進むと日本橋に出ます。
<日本橋>
 #88「私だけの三億円犯人!」で登場(凸凹さん情報サンクス)!
すぐ横の青い橋はすっかり忘れてスルーしてたのか。ダメだな~。

そうこうしてると、もう犯行現場は目前です。
船村ポイントに直進。
 <証券取引所>前
 同#369より
劇中のストーリー展開と逆行しますが、ご勘弁を。
橋に立つと『特捜』ファンなら思わずニンマリ?
  <鎧橋 1>からの眺め
 同#369より
船村が缶コーヒーを握ってるのは小道具が間に合わなかったのかなぁ。牛乳ビンだと船村らしいけど近くに販売店舗がないので不自然に見えてしまう恐れがあるから、やっぱりミルク入り缶コーヒー?(゜∀゜ )

右を向けば犯行現場。
   <鎧橋 2>
電話ボックスがあった場所は花壇になったり、すぐ横には彫刻がありました。
オレが作者なら、もうちょっと肉感的に・・・失礼!(*≧∀≦*)
  同#369より
脱線し過ぎしましたね。では#106「完全犯罪・ナイフの少女!」に戻ります。
柿崎澄子ファンの私は、このあと水天宮に立ち寄ったんですが、その模様は別途『四年三組のはた』の特集記事を書く際にでもまとめたいと思います。もちろん需要無視で(苦笑)。
若山富三郎&勝新太郎の兄弟が幼い時に「トンボ切り(宙返り)」の練習をした浜町公園を過ぎると、潮風が頬を撫でます。
 <隅田川>
これだけで分かるかな?某所(後述)を撮影したいがために、はるばる東京駅から延々と歩いて来たんですよ。
っていうか水上バスを見てると吉野と叶が乗ってるんじゃないかと錯覚・・・ナイナイ(笑)。


この遊歩道を二人が駆けたり、歩いたり・・・。
  同#106より 少女レイと船村刑事が触れ合うシーンでしたね。
 出社拒否のレイをなだめるシーンでも。

靖国通りを越えると柳橋。もちろん例の船上シーンも面影を追って写真に収めました。
ドラマ「イキのいい奴」の舞台と知りつつ、訪れるのは初めて。「相棒」でも登場しますね。
<柳橋>からの眺望 レイちゃんの眺めた船溜まり。趣があってイイですね。
 同#106より
  <浅草橋の船溜まり>
 同#106より
船宿・井筒屋は当時からあったのでニヤリとしてしまいました。
「イキのいい奴」(原作は師岡幸夫の『神田鶴八鮨ばなし』)でも親方(演・小林薫さん)の息子・正彦が少女レイと同じ様に船上でいじけるシーンがあってデジャブ。
ちなみにJR浅草橋駅ガード下の柳橋美家古鮨・立喰部が近いです。師岡親方ゆかりの老舗なので以前ふらっと立ち寄った事がありました。(激狭ですが)おすすめです。また脱線。

余韻を味わいつつ、今回皆さんに最もお見せしたかったロケ地へ(とか言いつつ本当は自分が一番行きたかった場所へ)移動。
 <両国橋>
期待に胸を膨らませ、両国橋を渡り
 <表忠碑>
表忠碑を横目に下流方向にグングン進みます。
夢にまで見たロケ地にやっと・・・来たーっ!!
 <隅田川・左岸・両国の岸辺 1>
 同#106より
この支柱にバスケットゴールがあったのに~!船村がバスケットゴールを眺めたアパートも消えていました。
「夢のような~過去は消えてゆく~一人だけでただ歩く~もう誰もいない~♪」(by デイブ平尾)
「投げたかった。ボール、投げたかった・・・。」(西田健さん風アレンジ ゜(゜´Д`゜)゜)

 <隅田川・左岸・両国の岸辺 2>
隅田川テラスの階段は放送後に出来たのが丸分かりですね。船村の背後に見えるビル(マンション?)も確認。 
 同#106より

 <日本橋中学校>対岸の建物の屋上に人影が見えたので、ロケ地特定は比較的容易でした。
 同#106より

私は何より、このシーンが大好きでした。
 同#106より
振り向きざまにスイングしながら見事にシュート!(゜д゜)
ワザと僅差を保ちつつ勝ちを船村刑事に譲り、ハスラー根性を魅せた結構オトナな少女でした((=´∀`)。やるね!
 同#106より
あっ!また触っだ。おやじさんのエッヂ!!(# ゜Д゜)

(次回予告)

こんな記事程度で大滝さんの偉業を語り尽くせるものではありませんが、往時の雰囲気だけは味わっていただけたんじゃないでしょうか。『特捜』ファンに懐かしんで貰えば、最高の供養になるのでは・・・。
あくまで予定ですが、上野~王子方面も記事にしてみようかと考えています。
ロケ地探訪を自粛しようとしてたのに火がついちゃったので(苦笑)。

さようなら、船村刑事!

2012-10-05 21:00:00 | 特捜
突然の訃報に唯々驚くばかり。既に10月2日にはお亡くなりになってたそうですね。予感はしてたんだな~。
だって先日ようやく不明だった場所(バスケットボールでシュート勝負するロケ地etc)を突き止める事が出来たんだから。
オヤジさんのおかげ?
ってこんな風に書くと何のエピソードか見破られるかな(苦笑)。
ひょっとするとオヤジさんがオレの夢枕で
「ホレ、(撮影場所は)そこだよ。違う違う、そっちじゃないよ!ダメだな~( ^ω^)。」なんてつぶやいてたのかも・・・。

大滝さん主演回・ロケ地探訪記事は近日公開とさせて頂きます。予めご了承ください。
大滝氏の足跡を記事を読みながら、なぞって頂ければ望外の喜びです。なるべく早くロケ地訪問の予定です。

 #105「さようなら、高杉刑事!」より 映像の著作権は東映に所属します。
『特捜最前線』ファンならば誰もが花束贈呈をしたいと思っている筈。いい笑顔ですね。(´∀`*)
長い旅路お疲れ様でした。(甚だ不本意ではありますが)彼岸も多彩なメンバー構成に成って来ましたので、寂しくはないと思います。二谷氏監督作品を撮るも良し。『特捜』談義に花を添えるも良し。エトセトラエトセトラ・・・。

私(コロンボ)がそちらに旅立った後で結構ですから撮影秘話など披露して頂ければ幸いであります。
長い間『特捜』ファンを楽しませていただき誠にありがとうございました!また再びお会いするその日まで。
大滝氏の安らかなる冥福をお祈りして、合掌!!