ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

いぼつり。

2009-02-18 | Weblog
臍を曲げることを、おかんさまの田舎では「いぼつった」と言うらしい。
臍曲がりは、「いぼつり」。
ならば、Booじーちゃ。は、最近相当ないぼをつっているのだろう。

日中隙あらば白目を剥いて意識不明の爆睡に陥るBooじーちゃ。
なぜか夜中は目を爛々と輝かせて家の中を徘徊する。
当然、家族は睡眠不足になる。
それを回避すべく、敢然とBooじーちゃに立ち向かうおかんさま。
日中は「起きとんない!」攻撃でBooじーちゃ。をたたき起こし。
夜中は墓場から這い出てきたゾンビの如く、とんちんかんないでたちのBooじーちゃから半纏をひっぺがしてパジャマを着せ。エクソシストのようにベッドへと帰還させる。

思い通りに好き勝手したいBooじーちゃ。と、そうはさせじとするおかんさま。

Booじーちゃ。吠える。
おかんさま、怒鳴る。

あ、ここでBooじーちゃ。必殺技でました。

「ヤーーーーーダーーーーーーーーーーーーーー!」

屋根を突き抜けよとばかりに叫び、だだこねをするBooじーちゃ。
外で聞けばよほどな高齢者虐待でも起きてるんじゃないかと誤解されかねん。

だが、おかんさまはそれにひるまない。
一度譲れば味を占め、何度でもやることが目に見えているからだ。

そこで行われる実力行使。

リビングから強制排除された瞬間、Booじーちゃ。がおとなしくなるのも、これまた最近の我が家の情景だったりする。

朝バナナその後。

2009-02-17 | Weblog
朝バナナダイエットを始めてから一月半。
とっくにバナナも品切れとなったため、通常の食事をしながら量を制限中。


結果。
体重1.4㎏減。
体脂肪2%減。
なぜか身長1㎝増。


お腹は一杯でも、目の前に食べ物があると食べたくなってしまうということがある。
俗に「目が食べたい」という現象のようだが、これがなくなった。
大量の食べ物は小さくなった胃袋の方で拒否してくれる。
量を頭で計算せずとも、身体に相談しながら食事をすればいいので楽である。

間食にも気をつけることにする。
仕事に行くようになってから、そうそうおやつのたぐいを食べなくなったので、これも平日はあまり気にせずすごせるのでよい。
問題は休日である。
おやつが日課なおかんさまたちのペースにまきこまれないようにしなければならぬ。
果物に変えるとか。防衛策を試行錯誤中だったりする。


天気がよくなったら、もっと運動量を増やそうと思う。
Booじーちゃ。の、よれよれな足取りを見ていると、運動をしないことの恐ろしさを痛感する。
…とりあえず、今度の買い出しは。
帰りは車を降りて、一人歩いて帰るとしよう。

開陳。

2009-02-16 | Weblog
このブログをあねうえどのに見せてみた。
家族内では初の公開である。


40分パソの前から動かざること山のごとし(怒)


ウケてくれるのは嬉しいが、過去ログ全部一気読みはやめちくれ。
更新作業が続けられないし。

あねうえどの「いーやんけ。」

いや、困るし。
……あのー、いいかげんどいてくんない?

あねうえどの「どくのは遠慮しとくわ」


ぷちっ。(←なにかがキレた音)


ワタクシメ「ええい、そこになおれ!ブログのネタにしてくれるわぁっ!」


あねうえどのは、くるねこ大和さんとこの愚連隊ちゃんたちにもはまった模様。
ふふふ、計略通り(にや)
「○ーラの泉」を見ながら噴き出すがよい。

マンマ・ミーア!

2009-02-15 | Weblog
本日はおかんさまの誕生日である。
また一歩赤いちゃんちゃんこに近づきましたな。
本人はまったく関係なさげに、自作の赤いボレロを以前から愛用しとりますが。

そんなおかんさまは地獄耳である。
昨日、バースデーケーキの相談を、おとんさまとあねうえどのとしていたら。

「いらないわよそんなの!クリームもロールケーキも買ってきてあるし」

そういうものですかおかんさま。
いくらなんでも味気なさすぎるんじゃ……?

「それに、そのへんのお店のやつ食べるくらいなら、シャトレーゼのケーキの方がいいに決まってるじゃない!」

……さいですか。

我が家の近所にシャトレーゼの店舗はない。
Booじーちゃ。の家(おかんさまの実家)の周辺に最近発見したのだが。
意外と低価格なわりに美味なので、おかんさま御用達とあいなった。
……閉店間際すべりこみで三割引が狙えると知ってからはなおさらである。
主婦の血が騒ぐのだろうか。


いらないというものを無理から買ってくるようなことはしない。
そのかわり、あねうえどのと映画を楽しむことにした。
本日のタイトルでもある、「マンマ・ミーア!」である。
なお、「マンマ・ミーア!」とは「私のおかあさん」という意味なんだそうな。
ニュアンスとしては「Oh my GOD!」に近いらしいが。

内容はあえて書かない。めちゃめちゃおもしろかったけど。
あねうえどのと二人、肘でつっつきあいながら腹筋が痛くなるほど笑いたおしたことだけを記しておく。

主演のメリル・ストリープを見ているうちに不思議な気分になった。
うちのおかんさまに近いお年の女優さんなので、相当にシワもたるみもできているお方である。
なのに、だんだん美人に見えてくるのだ。
これって、演技力というか。芸の持つ力の深みなのかな、と思ってみたり。


そして困ったことが一つ。

この「マンマ・ミーア!」に出てくる曲が脳味噌に染みついたらしく。
えんえんエンドレスで脳内に流れているのだ。
寝るまでこのジュークボックス状態は止みそうにない……。




ひとつぶ。

2009-02-14 | Weblog
今年はバレンタインデーが土曜日ということもあり、チョコの売れ行きが比較的低調なんだそうである。
休みの日に、わざわざ義理チョコなんて配んないしね。

今の職場は、ほとんどの女性がパートである。
臨時とか派遣とか非常勤とか。名前は違っても正規の職員でないことは同じ。
当然、給与の額も低い。

女性同士ということで、「義理チョコどうする?」という話になった。
なんせ、ワンフロア50人ぐらいはいる。
多大な出費となることが予想されるためもあってか。
「ナシ、ということにしよう」という申し合わせになった。

その裏からは、「チョコ欲しければ給料上げろよな」という恨み節が聞こえてきそうである。


ワタクシメも、今の職場に来てから一月ちょっとしかたっていない。
そんな馴染みの薄いとこに義理チョコやってもなぁ、という気がしていたので。
申し合わせはちょっぴりありがたかったりする。
一方、仕事に慣れない分、周囲に多大な迷惑をふりまいているのは確かなので。
やっぱり何か贈る方がいいかな、などと懐柔策に走ろうとして。
さて、どこまでの人間に何を贈るべきかなどと考えこんだりもする。

贈る側だって、けっこうチョコには悩むんである。


煮詰まった挙げ句、特定の人間にはワタクシメも配らないことにした。
そのかわり、昼食をとる部屋のテーブルに、皿を置いた。
アルファベットチョコを一袋放り込んで。

バレンタインとは思われなかったようだが、それでもいい。
どうせワタクシメの自己満足なのだから。