朝方、玄関がとんでもないことになっていた。
揃えた靴はみんなてんでばらばらに散らばっており。
踏み台はひっくり返っているときている。
玄関近くの部屋で寝ていたおとんさまの話によると。
またもや徘徊を始めたBooじーちゃ。
外に出て行こうと自分の靴を探していたらしい。
もっとも、そんなことはとっくに承知の上である。
見えないところに隠してあれば、諦めるかと思えば。
どうやら、かたっぱしから靴を履いてみたらしい。
家族の中で一番背の高いBooじーちゃ。
当然、足も一番でかい。
……入るわきゃないってばよ。
無理やり履きやがりなさいました。
思いっきり踵を踏みつぶして。
……おかげで、ワタクシメの革靴もハゲシクめげている始末。
ここまでどうしようもないと。ホントにピンヒールしか出さないでおこうかという気分にもなったりする。
本日も景気よく夜行するBooじーちゃ。
揃えた靴はみんなてんでばらばらに散らばっており。
踏み台はひっくり返っているときている。
玄関近くの部屋で寝ていたおとんさまの話によると。
またもや徘徊を始めたBooじーちゃ。
外に出て行こうと自分の靴を探していたらしい。
もっとも、そんなことはとっくに承知の上である。
見えないところに隠してあれば、諦めるかと思えば。
どうやら、かたっぱしから靴を履いてみたらしい。
家族の中で一番背の高いBooじーちゃ。
当然、足も一番でかい。
……入るわきゃないってばよ。
無理やり履きやがりなさいました。
思いっきり踵を踏みつぶして。
……おかげで、ワタクシメの革靴もハゲシクめげている始末。
ここまでどうしようもないと。ホントにピンヒールしか出さないでおこうかという気分にもなったりする。
本日も景気よく夜行するBooじーちゃ。
本日は朝刊を受け取ってから、ちょーご機嫌なおかんさま。
斜め横から拝見しますと……。
カラスの足跡@目元が横に薄く広がって、カモの水かき跡みたいになってんですが。
上機嫌の理由は、詰め放題をチラシで見つけたからだったりする。
狩猟民族の本能が騒ぐのか、嬉々としてつめ放題のケースに突進するおかんさま。
おかんさま「きっちり隙間なく詰めるのが勝利への道よ!」
気に入るまで袋に入れては崩し、崩しては入れ。
それも一段では終わらない。
二段目突入。ぴっちりと袋の口が閉じるには、まあこのへんが限界か。
…………。
そこで、なんで三段目に突入しますかおかんさま。
数段切り離し式ロケットみたいになったブツを「獲ったど~」とばかりに意気揚々とレジへ運ぶおかんさま。
心底主婦だなぁと思うのはこんな時。
……目ぇ合わさんとこ。店出るまで。
斜め横から拝見しますと……。
カラスの足跡@目元が横に薄く広がって、カモの水かき跡みたいになってんですが。
上機嫌の理由は、詰め放題をチラシで見つけたからだったりする。
狩猟民族の本能が騒ぐのか、嬉々としてつめ放題のケースに突進するおかんさま。
おかんさま「きっちり隙間なく詰めるのが勝利への道よ!」
気に入るまで袋に入れては崩し、崩しては入れ。
それも一段では終わらない。
二段目突入。ぴっちりと袋の口が閉じるには、まあこのへんが限界か。
…………。
そこで、なんで三段目に突入しますかおかんさま。
数段切り離し式ロケットみたいになったブツを「獲ったど~」とばかりに意気揚々とレジへ運ぶおかんさま。
心底主婦だなぁと思うのはこんな時。
……目ぇ合わさんとこ。店出るまで。
お彼岸もそろそろ終わりである。
彼岸花など影も形も見えないが、空の高さだけはすっかりと秋。
ほどよく薄曇りで陽射しと風の温度のギャップもあまり感じられず、すごしやすい休日を満喫していたら。
突然スイッチオン。
スゴイ勢いで脱走しやがりなさいましたよBooじーちゃ。
それを見つけたあねうえどの。
「Booじーちゃ!どうしたん」
昼寝から飛び起きたと思ったら。
サンダルを履いて玄関を出ようとしていたBooじーちゃ。
「家に帰るんです。方丈さんが来るんです」
方丈さんとは、檀那寺の住職さんのことである。
止めるあねうえどのを振り切って家を出たBooじーちゃ。
第二次Booじーちゃ。捕獲体こと、おかんさまにとっつかまり。
交通量の多い道に出る前に連れ戻せたのは不幸中の幸いである。
どうやら、夢を現実と勘違いしてのことらしい。
お彼岸という時節が脱走スイッチを入れてしまったのか。
死んだ先代の方丈さんが来る、なぞと断言せんでほしいもんである。
彼岸花など影も形も見えないが、空の高さだけはすっかりと秋。
ほどよく薄曇りで陽射しと風の温度のギャップもあまり感じられず、すごしやすい休日を満喫していたら。
突然スイッチオン。
スゴイ勢いで脱走しやがりなさいましたよBooじーちゃ。
それを見つけたあねうえどの。
「Booじーちゃ!どうしたん」
昼寝から飛び起きたと思ったら。
サンダルを履いて玄関を出ようとしていたBooじーちゃ。
「家に帰るんです。方丈さんが来るんです」
方丈さんとは、檀那寺の住職さんのことである。
止めるあねうえどのを振り切って家を出たBooじーちゃ。
第二次Booじーちゃ。捕獲体こと、おかんさまにとっつかまり。
交通量の多い道に出る前に連れ戻せたのは不幸中の幸いである。
どうやら、夢を現実と勘違いしてのことらしい。
お彼岸という時節が脱走スイッチを入れてしまったのか。
死んだ先代の方丈さんが来る、なぞと断言せんでほしいもんである。