ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

ワープ。

2011-04-30 | Weblog
本日も消灯時間までおつきあいをしてまいりましたBooじーちゃ。


ロイヤルウェディングなんてどこへやら。
いつもの摂食拒否かと思いきや、リバースするのを慌てて介助したり。
リバースした後も興奮して、車椅子でうろうろと徘徊するのについて回ったり。
エレベーターに執着して隙あらば脱走しようとするのを体張って止めに回ったり。
ワタクシメ一人ではなく、おかんさまとツートップというのがまだ救いですが。


んなことをやっているので、大叔父の葬儀にも参列できず。
おとんさまに総代として行ってもらうことに。


認知症状の出た高齢者の余命は、認知症状の見られない同年代の高齢者よりも遙かに短いという。
亡くなった大叔父も、かなり認知症は出ていたものの、頑健な人だっただけに、おかんさまとしてはいろいろと物思うことが多いようだ。


「いつまで元気でいてくれるかねぇ、Booじーちゃ。…ところで夕飯なに食べる?」


…………。


なにその脈絡欠落っぷり。





文脈がワープするのはいつものことながら、あいかわらずおかんさま語はワタクシメにも相当難解である。
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飲み会。

2011-04-29 | Weblog
前の職場の歓送迎会があったので行ってまいりました。
大叔父が亡くなったので、キャンセルしようかな~とも思っていたのだが。
お日柄の関係で、通夜も告別式も支障はないとのことだったので。
予定通り参加することに。


…………。


もりあがれません(そらそーなんだが)。


子どものときから親戚のじーさまばーさまには恵まれていたワタクシメ。
心をかけてもらったぶん、見送るのが義務であるし。
いつ誰が亡くなってもおかしくはないということが、日常の前提になっている。
頭じゃわかっていたつもりだったんだが。





もうちょっと公の場で私情を出さないようコントロールができてると思ってたんだけどなぁ……。
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木の芽どき。

2011-04-28 | Weblog
本日も現在進行形で揺れております。


内陸部が震源になるのも、もはやなんとも思わないってぇのがなんともはや。
リアルで「日本沈没」はいやにございます。


親族が亡くなるのにも慣れてきているのがちょっとイヤ。


震災とはまったく関連はしていないのだが。
大叔父がまた一人お亡くなりになったので、朝からてんやわんやである。





体調やら精神的安定性を崩すのは、木の芽どきとはいうけれど。
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もどき。

2011-04-27 | Weblog
久々に早く帰ることができたので、珍しくパスタなぞを作ってみる。


オリーブオイルを多めにひいたフライパンに、ニンニクのみじん切りをたっぷり。
焦げないように低温でじっくりと火を通して、ニンニクの味と香りがオリーブオイルに移ったところで赤唐辛子を投入。
ペペロンチーノなら、これにパスタのゆで汁を入れて塩味をつけつつ乳化させればいいのだが。


さらに、玉葱のみじん切りを投入。
透き通るまで炒めたところへ豚肉追加。
さらに、ホールトマトの缶詰とトマトケチャップを入れ、塩胡椒で味を調える。


一方でゆであがったパスタを二回に分けて取り出す。
アルデンテが好みなワタクシメとあねうえどのと違い。
おとんさまとおかんさまはくったくたに煮込んだうどん状態が好みなので。


パスタの上にソースをまわしがけ、穂先から根っこまでみじんに刻んだ浅葱を散らす。
その上に温泉卵をのっけてもうまし。


アマトリチャーナ(もどき)の完成である。
ホントは豚肉の塩漬けを使うらしいのだが、日本では入手困難なので。


んが。おかんさまの気に入ったのはそのつけあわせのサラダの方だった。
なに、サニーレタスのまだちびっこい葉っぱと、キャベツとルッコラをざっくり混ぜ合わせたものにソースをかけるだけのものだ。
ソースといっても、だしなし米麹味噌とマヨネーズと酢をほぼ同量混ぜ合わせて、胡椒で調えたものなのだが。
意外と葉物にはあうようである。





お試しあれ?
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さくらさくら。

2011-04-26 | Weblog
けっこうな大風である。
一吹きするごとに、梢から花の色が剥がれて若緑に変わっていくようだ。


そんな中。
ランドセルをしょった子が。


「あ~、さくらがまんかいだね~」


振り返るとその子は、地面を見ていた。


梢を覆うのも桜。


風に舞うのも桜。


地面に敷き詰められた花絨毯も、たしかに桜。
なんだけど。





子どもの感性って、やっぱりすごい。
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