ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

詰まる。

2009-04-30 | Weblog
ワタクシメが通勤に利用する駅は、あまり通勤時に降りる人が少ない。
住宅街の、あまり大きくはない駅であることもあるのだろうが。
まるでけものみちを進むように乗車マナーをまだ良く知らずにドア付近にたむろする高校生をかきわけかきわけ下りねばならぬのが、ちと大変ではある。


先日、研修のため県庁に行くことになった。
昼間に駅を利用するのは珍しい、のだが。

たまさか、お年寄りのご夫婦が下りてきたところであった。

自動改札をすべて詰まらせて。

大騒ぎしている女性の話を漏れ聞くと。
どうやら、乗車証明書(レシートみたいにぺらぺらなやつ。無人駅などでよく置いてある)を詰めたようだ。
ご丁寧に二枚も。
新幹線の切符とでも勘違いしたのだろうか。


さて、ここで問題である。

機械に詰めたのは1レーンのみ。
なのに、なぜホームへと誰も行くことができないのか。


答。
老夫婦の旦那さんが隣のレーンに詰まっているから。


もとも3レーンしかなく、うち1レーンは列車から降りてくる方向にしか開かない。

機械が詰まってるレーンはともかくとして。
老夫婦の旦那さんがつったってる方のレーンは、対人センサーが反応して閉まっているだけにすぎない。

どいてくれればいいものを。
自分が邪魔になっていることすら気づかずに。
へらへらしながら機械を開けて詰まった紙を駅員の人が取り出しているのを眺めている旦那さん。


一本、乗り遅れましたワタクシメ。


そして次の日。
紙の詰まっていたレーンに。
「故障中」の張り紙発見。





ふだん列車に乗り慣れてないのか。
それとも状況把握能力が低下しているだけなのか。
うちのBooじーちゃ。も、やりかねん事だけに。
怒るに怒りきれん、なんだかイライラとモヤモヤの残る出来事であった。
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パン。

2009-04-29 | Weblog
ケーキの次はパンであった。


あねうえどのの調理菓子専門学校の実習はまだまだ続いているらしい。
本日の成果だというパンをご披露していただくことに。


どりどり……。


山型パンが二種類。
テーブルロールタイプのパンが四種類。

……うん。形はなんだかまともっぽいね!


早速山型のパンからいってみることに。
まずはプレーンタイプから。


(ぱくり)


「……なんかコレ、しょっぱくない?」

おまけに手がべたべたする。
あねうえどのの話によると、最後に溶かしバターをまわしがけてあるんだそうな。

……何の意味があるんだろう?


お次は胡桃入りを食すことに。

(むぐむぐ)

うん、こっちのほうが素直においしいと思える味である。
胡桃のアクのせいか、ほんのり全体に色がついているのも素朴な感じでよろしい。


さて……。


問題は、テーブルロール(……といっていいのか?)である。
すべて、フランスパンタイプのかちかちの皮のあるものばかり。
歯の悪いBooじーちゃ。には、とうていおすすめできないしろものである。

のだが。

本人は食べる気まんまんでターゲットロックオン状態。

……もしや、偏愛対象のまんじゅうに見えているのだろうか?


しかたがないので、一個を割ってあげることに。
ただし、かちかちの皮は取り除いて。


……なぜにしょんぼりした顔になりますかBooじーちゃ。
そんなに皮も食べたかったんだろうか。


ちなみに。
通常のパン生地にはバターや牛乳、卵などが加わっている。
(リッチタイプとか言うらしい)
このような材料が加わることにより、デンプンの老化が遅くなる。
二、三日たっても柔らかく、おいしく食べられるのはそのためである。

んが、フランスパンタイプは塩と小麦粉オンリーらしい。
かちかちの皮が外気を遮断するので、こちらもそこそこ日持ちがするのだが。
デンプンの老化は免れない。


ワタクシメはどっちも好きだけど。
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寒ひ。

2009-04-28 | Weblog
買い置きしていた灯油がすっかりなくなってしまった。
花冷えなんてもんじゃなく天候悪化した余波で。


吹き荒れた大風のせいで、二階のワタクシメの部屋はぎしぎし揺れる。
増築した部屋が、いつ隣の墓地に転げ落ちていくか。
ちょっぴりドキドキしながら眠りにつくのも、もう慣れたものである。

盛りとばかり咲いていた庭のチューリップは皆吹き倒され。
白鳥の土下座のような格好で地面にぺったりとくっついている。


そして、寒さ。

気温だけは、風が吹き止んでも元の暖かさに戻らない。
パソ部屋は戸外と変わらぬ気温である。
歯をかたかた言わせながらブログの更新をして風邪をひくのもばからしいので。
人気の無くなったリビングからファンヒーターを持ってきて、使っていた。


次の日のことである。
ヒーターのないリビングにこちんと座った男二人。
「寒いねーじーちゃ。」と、おとんさまがいえば。
「いんにゃさむない」と言いながら、自分の膝をしょりしょりこすって温めようと
とするBooじーちゃ。


あのー。
寒いなら、隣の部屋からヒーター持ってくればいいではないですか。
リビングから、見えるところに置いてあるにもかかわらず。
探しにいこうともせず。「寒い寒い」と言い合っている、うちの男二人。


あまりのばからしさに、ヒーターを持って行ったワタクシメ。

おとんさまときたら。ありがとうも言わず。
「あ、コンセント入れて。ついでにスイッチも入れて」
ですとな。





ワタクシメはリモコンかい。
動け、おとんさま!
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水仙。

2009-04-27 | Weblog
うちのおかんさまは植物が大好きである。
庭…というか家庭菜園…もとい畑?は景気よく菜の花が咲き乱れ。
ところどころに芝桜やチューリップが咲いている。
家すら水仙で完全に包囲されていたりする。


おかんさまは、ニオイスイセンがお好みなようだ。
小振りな花は、家の中にもあちこちに活けられているのだが。

おかんさま「どうかね、じーちゃ。いいにおいだろう?」

Booじーちゃ。「トイレのにおいだあね」





トイレのにおいって。
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小康。

2009-04-26 | Weblog
肺炎で危篤かと思われていたおばが、もちなおしたという電話があった。
なんともめでたいことである。

枕元に飛んでったおばたち
(大叔母だけでなく、ワタクシメにとっての叔母も含む)
も、喪服を準備していたというから、どれだけ危ない状態だったかよくわかるというものだ。

その喪服をしまいこむという話になったのか。


おかんさま「ねえ、夏用のヤツ出しとく?それともまだ冬用のやつにしとく?」


…………。


備えあれば憂いなし。
確かにそうは言うものの。
次の喪服の準備なんて。
……いくらなんでも、気が早すぎるんじゃござんせんか。ねえ。





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