ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

激痛!

2009-06-30 | Weblog
胃痛りばいばる。


本日のネタは、少々読む方の食欲を引き下げる可能性がございます。
お食事前およびお食事中の方はご注意を。



昨晩、あねうえどの作の焼き菓子を食すために空けておいたワタクシメの胃袋には、若干の余裕がある予定だったのだが。
まだまだ修復途上だった胃はクリームやバターの脂肪分に耐えきれなかったらしく。


リバース。


まあでも少量だったので。
朝はさほど心配もしなかったのだが。
午後に入ってからがひどかった。

折悪しく、新しい仕事を任されて、窓口応対倍増。
しかめっつらもしてられぬと、痛みをこらえて仕事をしていたのだが。
長袖シャツなんざ着ているから汗をかくのか。
慣れない仕事のせいで冷や汗をかいているのか。
痛みのせいで脂汗が流れるのか。
よくわからないほどに悪化してきた。

知り合いに教えてもらった胃痛に効くツボ(みぞおち)を、ずっと押したりさすったりしていたが、時間のたつのがのろかったこと……!
手首が痛くなるほど、ぎゅうぎゅうに押しまくったツボが効いたのか。
それでもなんとか終業時刻までのりきって、例の注射の上手い先生のところへすっとんでった。
外科医といいながら、胃腸も診てもらえるのがありがたい。


「何を食べてから具合が悪くなりましたか?」と聞かれ。
素直に、「あねうえどの手作りの焼き菓子」と答えて、先生および看護師さんを凝固させてみたり。
レントゲン撮られたり血を抜かれたりした結果。


「急性胃腸炎でしょう。」


……そんだけ?


「明日も来て下さいね。様子次第では点滴も打つから」


……やったぁ、初体験(ぉーぃ)


とりあえず、もらった薬を飲んだんだが、まだ胃が痛い。
明日はまぢに点滴初体験になるやもしれぬ。





教訓。諭吉さんの一人は必ず連行して歩きましょう。
レントゲン代が払えず、借金しちまったい。
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マドレーヌ。

2009-06-29 | Weblog
プルーストの「失われた時を求めて」ではない。
本日の、あねうえどの調理実習の成果である。

ちなみに、本日の献立は。
アーモンドスライスを生地にまぜこんだクッキー。
バナナ入りロールケーキ。
そしてマドレーヌ。

スライスしたものに限らないが、ローストしたアーモンドは、含有脂肪の酸化に注意が必要である。
厚みも大きさも並みのどら焼きを超えるボリュームもさることながら。
スーパーで売られている唐揚げの油のような、酸化した味わいは…捨てがたくはない。
つーか、捨てろ。むしろ積極的に。

まるごとバナナを巻き込んだロールケーキは、中のバナナが硬すぎた。
ブッセのような、卵の味わいの強い皮との馴染みがよろしくない。
バラバラに解体して、別々に食した方がおいしいケーキってなにさ。

最後のマドレーヌだけはよかった。
表面がほのかにかりかり、中がふんわりと焼き上がっていて。
うまうまとたいらげたのはよかったが。





また太るぅ~……。
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夕涼。

2009-06-28 | Weblog
ネジバナが、一重螺旋に花をつけている。
絞り染めのようなその花を見ると、夏だなーという気分になるのはなぜだろう。


こんな夕方には、ひたすら自分好みの食事を丁寧に作る。
最近のお気に入りは、チンゲンツァイの塩もみと冷や奴を合わせたものである。
なぜか、この食べ合わせは豆腐の甘味が倍増する。
一丁30円ぐらいの木綿豆腐が男○豆腐顔負けにうまい。
ポイントはただ一つ。
醤油もかけず、ただ塩もみと冷や奴だけの組み合わせで食すこと。
豆腐の白さにチンゲンツァイの濃い緑が映えて、目にも涼しい一品である。

その横にあるのはラデッシュである。
今年は丸形種のものを、おかんさまたちが種蒔きしたのだが。
真ん丸になったのは収穫を初めて一週間ぐらいまでだった。
今では、中央にうっすらとへこみが生じ。
にゃんこの「ちーん」に、形といい、大きさといい、じつにそっくしである。

牡丹に飾り切りをして、同じく牡丹の葉の形に飾り切りした胡瓜といっしょに塩で軽く揉んでもいいのだが、最近は丸かじりすることが多い。
そのたびに、「ちーん」を連想してしまうのをいかがすべきか。


水まきをした庭を渡る風の涼しさ。

網戸にした玄関で焚いている蚊取り線香のにおい。
これも、夏だなあと思わせてくれるものの一つである。





下戸なので、ビールも冷酒も並ばぬ食卓ですが何か?
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四十九日。

2009-06-27 | Weblog
今週末は、おかんさまともども帰省予定のBooじーちゃ。

おばの四十九日に合わせたというわけではないらしいが、旧暦のお盆も近いことだし、お参りしてくるのがよろしかろう。


親戚の人が沢山集まった通夜の最中のことである。


涙にくれる人。
想い出を語り合う人。
故人のきょうだいということで、輪の中心に入れられながらも、Booじーちゃ。は、口もろくすっぽきけなくなっていたという。


嗚咽に喉をつまらせていたわけではない。


目の前のオードブルを黙々とたいらげていたのだそうな。


円形のオードブルの皿が、Booじーちゃ。の前の部分ばかり、ぽこっと空になったので。
気を利かせた親戚の人が皿を回転してくれたところ。
さらに黙々と手を出し続けたBooじーちゃ。

「よく食べたわねえ」
と、呆れられたというが。
目の前にある食べ物飲み物、すっかりなくなるまでは吐いても喰うのが、いわゆる「食いぼけ」といわれる認知症の症状の一つであったりもする。


そんなBooじーちゃ。ばかりが、認知症患者というわけではない。


近隣の親戚たちに通夜の日取りを手分けして電話連絡していたおかんさまたち。
その相手の一人が、「わかったわね」ときちんと返事をしていたのだが。

通夜に、その人は来なかった。

義理を欠くような人でもないのだが。
思い返せばどうも、会話のはしばしから異常が感じられたように思われる。
Booじーちゃ。よりも認知症が進行しているのではなかろうか、とは、おかんさまの談である。


小さい頃からお年寄りだけには恵まれた環境にあったワタクシメではあるが。
これからは、どんどんと、そんなことが多くなるんだろうな、と思われたことであった。





しょーがないっちゃ、しょーがないんだが。
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にほひ。

2009-06-26 | Weblog
早くも日中の最高気温が30度に達したとかで、職場もクーラーが入ることになった。


それまでは、窓を開けて風を入れてたりする。


エコでいいやね、などと思っていたら。


街灯に群がる蛾の大群のような勢いで。


宙にふっとぶ重要書類たち。


慌てて障害物競走のように、拾いにフロアを走る人々。


……まあ、それはそれで、見ていておもしろかったからいいんだが。


ぴっちり締め切ってしまうと困るのが、「臭い」だったりする。
女性も結構香水をつけてる人が多いのだが、あまりこれは気にならない。
つけかたにも気を配っているのかと思われる。じつにいいことだ。
困るのは男性である。

加齢臭をごまかすつもりか。
それとも、その臭いの濃度がイイと思っているのか。


整髪剤だか男性用香水だかは知らぬ。
この湿度と温度の上がりまくった時期に出現する悪臭の塊。
もはや、人間とも感知できない。
すでに右斜め280度ほど曲がりまくっているワタクシメの鼻先50センチ以内に立たれるのは苦痛ですらある。


元来、香水は、風呂に入らぬための悪臭をごまかす手段として発達したらしいが。
ヨーロッパは気候も乾燥し、高緯度であるからさほど気温も上がらないという条件ゆえに現在の形となったものだ。
日本の高温多湿な気象状況との違いもまるでわきまえずに。
こってりとつけて職場に来るなと言いたい。
迷惑やっちゅうねん。


大型トイレの芳香剤の集団移動のような悪臭よりも。
よほど、なにもつけていない肌から感じる汗の臭いの方が耐えられると思うのだが如何。





香水を浴びた人間に風上に立たれると。
窓から自然の風が入ってきても臭いんだけどね。
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