おかんさまに言わせると、Booじーちゃ。は、猫の性なのだそうな。
具体例しょの1。
・寒いところが大嫌い。
最近、Booじーちゃ。が夜中に玄関に行き。
鍵をかちゃかちゃさせていてもほっとくようになったおかんさま。
……出てっちゃったらどーすんのさ。
おかんさま「大丈夫!雪が積もってるのに出てなんか行きゃしないわよ!」
大正解。
「おむかえが来た!」と騒いでも。
「寒いからついてかない」の一言で。
「キャンセルだキャンセル!」
と自主的に引き下がるようになったBooじーちゃ。
確かに、雪のある間はほっといても安心ではあるようだが。
問題は木の芽どき。
温かくなった頃に突発的脱走をやらかしてくださりやがりそうな予感がひしひしとするのはワタクシメだけでしょうか。
具体例しょの2
・水が嫌い。
昔から水滴を見るのも嫌いだったBooじーちゃ。
今はテーブルに置いた湯飲みに水が少しでもついているだけでも、すぐさま拭き取りにかかる。
鼻を拭いたティッシュで。
……絶対にきれい好きだからという理由からだとは思えない。
そんなBooじーちゃ。は、絶対に台ふきんを使わない。
なぜかというと、湿った台ふきんに触るのがイヤというのがなんともはや。
当然のことながら、水に触るのも大嫌いである。
冬になると歯を磨くのも、手を洗うのもスルー。
まあ、歯はほぼ総入れ歯だから、困るのは本人なのだが。
口腔内細菌がもとになって肺炎を発症することもあるので心配になる。
それと、手を洗わないのだけはやめてほしいとつくづく願う。
トイレから出てきても洗わないそうなのだから。
おかんさまは、お湯を出すという作戦で対抗しているのだが。
……ガス代がむっちゃかかっているらしい。
反エコの極みである。
具体例しょの3。
・人嫌いなさみしんぼ。
同じ部屋にいると、「昼間に寝るな」など、あれこれ言われるせいか。
ぷいと部屋を出ていったりもする。
トイレ、ダイニング、自分の部屋を一周して戻ってくるのだが。
真夜中になるとリビングへの出現率高し。
ついでに顔を無言でのぞき込まれるおとんさまが、いつショックで心臓発作を起こすかと思うと。
なんだかこちらの心臓まで悪くなりそうになる。
そのくせ、自分の部屋は常に小さな灯りをつけっぱなしにしていたりする。
最近、そんなBooじーちゃ。に、さらに猫っぽいところがあることが判明。
部屋の一点を凝視するBooじーちゃ。
TVの方を向いてはいるが、点いてはおらず、画面を見ているわけではない。
ぬこや赤ん坊は、よく部屋の一点をじ~っと見ていることがある。
それは霊など、目には見えないものが見えているからだ、などと言ったりもする。
それが正しいかはともかく。
ただひたすら虚空を凝視している(ようにしか見えない)姿というのは、端から見るとコワいものがある。
意を決して声をかけてみたおとんさま。
「Booじーちゃ。いったい何をそんな熱心に見とるんだね」
Booじーちゃ。「カーテン!」
…………。
カーテンですかい。
Booじーちゃ。「青だとか紫だとか見える」
おとんさま「こっちの(と、別の窓にかかっている別色別柄のカーテンを指して)カーテンはどうだね」
Booじーちゃ。「柄が気にいらん!」(きっぱり)
幽霊の正体見たり枯れ尾花。
(……って、こういう時に使うんだっけか?)
猫や赤ん坊も、それぞれの目線から見上げたときにしか見えない、何か美しいものを楽しんでいるのかもしれない。
具体例しょの1。
・寒いところが大嫌い。
最近、Booじーちゃ。が夜中に玄関に行き。
鍵をかちゃかちゃさせていてもほっとくようになったおかんさま。
……出てっちゃったらどーすんのさ。
おかんさま「大丈夫!雪が積もってるのに出てなんか行きゃしないわよ!」
大正解。
「おむかえが来た!」と騒いでも。
「寒いからついてかない」の一言で。
「キャンセルだキャンセル!」
と自主的に引き下がるようになったBooじーちゃ。
確かに、雪のある間はほっといても安心ではあるようだが。
問題は木の芽どき。
温かくなった頃に突発的脱走をやらかしてくださりやがりそうな予感がひしひしとするのはワタクシメだけでしょうか。
具体例しょの2
・水が嫌い。
昔から水滴を見るのも嫌いだったBooじーちゃ。
今はテーブルに置いた湯飲みに水が少しでもついているだけでも、すぐさま拭き取りにかかる。
鼻を拭いたティッシュで。
……絶対にきれい好きだからという理由からだとは思えない。
そんなBooじーちゃ。は、絶対に台ふきんを使わない。
なぜかというと、湿った台ふきんに触るのがイヤというのがなんともはや。
当然のことながら、水に触るのも大嫌いである。
冬になると歯を磨くのも、手を洗うのもスルー。
まあ、歯はほぼ総入れ歯だから、困るのは本人なのだが。
口腔内細菌がもとになって肺炎を発症することもあるので心配になる。
それと、手を洗わないのだけはやめてほしいとつくづく願う。
トイレから出てきても洗わないそうなのだから。
おかんさまは、お湯を出すという作戦で対抗しているのだが。
……ガス代がむっちゃかかっているらしい。
反エコの極みである。
具体例しょの3。
・人嫌いなさみしんぼ。
同じ部屋にいると、「昼間に寝るな」など、あれこれ言われるせいか。
ぷいと部屋を出ていったりもする。
トイレ、ダイニング、自分の部屋を一周して戻ってくるのだが。
真夜中になるとリビングへの出現率高し。
ついでに顔を無言でのぞき込まれるおとんさまが、いつショックで心臓発作を起こすかと思うと。
なんだかこちらの心臓まで悪くなりそうになる。
そのくせ、自分の部屋は常に小さな灯りをつけっぱなしにしていたりする。
最近、そんなBooじーちゃ。に、さらに猫っぽいところがあることが判明。
部屋の一点を凝視するBooじーちゃ。
TVの方を向いてはいるが、点いてはおらず、画面を見ているわけではない。
ぬこや赤ん坊は、よく部屋の一点をじ~っと見ていることがある。
それは霊など、目には見えないものが見えているからだ、などと言ったりもする。
それが正しいかはともかく。
ただひたすら虚空を凝視している(ようにしか見えない)姿というのは、端から見るとコワいものがある。
意を決して声をかけてみたおとんさま。
「Booじーちゃ。いったい何をそんな熱心に見とるんだね」
Booじーちゃ。「カーテン!」
…………。
カーテンですかい。
Booじーちゃ。「青だとか紫だとか見える」
おとんさま「こっちの(と、別の窓にかかっている別色別柄のカーテンを指して)カーテンはどうだね」
Booじーちゃ。「柄が気にいらん!」(きっぱり)
幽霊の正体見たり枯れ尾花。
(……って、こういう時に使うんだっけか?)
猫や赤ん坊も、それぞれの目線から見上げたときにしか見えない、何か美しいものを楽しんでいるのかもしれない。